生活をやさしく彩る″しきぐ″達
中川政七商店さんが主催する合同展示会、大日本市。そこには日本中の素晴らしい工芸品が多く集まります。
″いいもの″と″いい伝え手″をつなぐ場所として、毎年開催されています。
そんな大日本市ですが、今回はじめて始動したのがカタリベ企画。きっかけはシェフも出演したこちらのイベントでした。
昨年の11月(もう半年前!!)、シェフが目利きのプロとして登壇したイベントです。そこでいつもの通りシェフは熱く商品の良さをプレゼンしました。そしてクロージングトークの時に「僕以外にも(自分が好きなモノの素晴らしさを)語りたい人たくさんいるはず!語り部企画やろうよ!」と。そうやって今回のカタリベ企画が実現しました。
そういう縁があって、僕もカタリベに選んでいただいたので、全力で″いいもの″を紹介したいと思います。
片付けるのが苦手な僕が紹介するのは、大成紙器製作所の「紙器具しきぐ」のホームオフィス文具です。
引用:大日本市内特集ページ
『紙器具しきぐ』とは何か?こんな説明が書かれてありました。
紙が私たちの暮らしに寄り添う道具として考え、その価値を再発見し、『伝える・収める・設える』を理念とすることでつくられていく新しい日用品です。
今回、大成紙器製作所からホームオフィス文具としてどんな提案をされたかというと『整う収納道具』という点。
どんなところが整うのか、3つのポイントが書かれていました。
①質感で整う
②中身が見えないことで整う
③デスク周りが整う
実際どんなものがあるのかと言うと・・・
白、黒、茶、グレー、オレンジ!好きな色ばかり。大成紙器製作所さんが作られている商品の中でほんの一部ではありますが紹介します。
PAD NOTE A5
PAD NOTE A4
TUBE STAND
PULL BOX
ととのうPULL BOX
PULL BOXの組み立てから始めます。
折り目通りに組み立てるだけなので、慣れれば1〜2分に終わります。
並べるとこんな感じです。
さっそく、作業机に並べてみます。
元々は机の上に収納が何もなかったので剥き出しで乱雑な雰囲気。
ところが並べると
完全に整いました。
まず色が素敵。やさしい色合いでどんなおうちにも馴染みやすいのではないでしょうか。
奥から、書類、本入れ、小物類。
手前のTUBE STANDはコード入れや鍵置きにしました。
しきぐは紙で作られているため、ものすごい丈夫というわけではなく、強い衝撃や水には弱いです。しかし、ひとつひとつがていねいに作られていて、紙の質感によって温かさを感じます。
HPには工場での生産の様子が動画で見ることが出来ます。
このPULL BOXは、重たいものなどを重ねて使用することができません。しかし、中に入れるものもていねいに選ぶし、きちんと扱うようになります。
モノとして壊れないもの、丈夫なものは普遍的な価値があると思いますが、ついつい乱暴に扱うようになります。それでは、ていねいな仕事とはいえません。
ていねいに接しなければ長く付き合えないものが、自分の今の生活にマッチしているように思います。
やさしい気持ちで生活したいなら、紙でつくられた″いいもの″に囲まれるのもいいかもしれません。
整理整頓はもちろんですし、気持ちも″ととのう″のです。
シンプルなのに仕掛けがあるPAD NOTE
見た目も中身もシンプルで、使いやすいノートです。
「note」を書く前に「ノート」に書いてまとめたりすることも多いですが、PAD NOTE書きやすいです。
しかし、″いいもの″ですから、ただの書きやすいノートではありません。
2つ折りの紙を重ねて糊の配合にこだわった特別な製本ノート。
メモパッドのように1枚の紙を綺麗にはがすことができます。
2つ折りなので剥がした紙は、ノートの見開きサイズになります。
さっそく切り離してみます。
めちゃくちゃきれいに切り離せるのでそれだけで気持ちがいい。笑
もちろんこのままA4サイズなのですが
きれいにつながっています。
気分によって、A4にもA3にもできる万能さ。メモ書きとして使用するには少しもったいないくらいです。A3の大きさの紙は持ち歩いていませんが、これならバックにも綺麗に入ります。
手書きの方が温もりが伝わりますし、プレゼン用の資料としても使えるかもしれません。
使う人のアイディアで活用法は無限大。素敵な仕掛けのあるノートでした。
TAISEI株式会社は彩り創造カンパニー
さまざまな商品と触れる中で、しきぐを制作しているTAISEI株式会社のことが気になり、調べてみるとこんなビジョンを掲げていました。
もっと明るく
もっと楽しく
もっと美しく
彩りある未来を創る
このビジョンを実現するために
私たち自身が彩り豊かな存在でありたい
彩りある人々
彩りある生活
彩りある世界
私たちは彩りある未来のために
個性あふれる会社を創り
紙から生まれる文化を耕しながら
独自の感性で世の中をカラフルに描く
彩り創造カンパニー
TAISEI
彩るとは、おもしろみや風情、華やかさなどを付け加えること、と書かれています。このビジョンを読んだときに真っ先に思い出されたのがぼくが一番好きな歌の一節でした。
僕のした単純作業が
この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の
笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が
日常に彩りを加える
Mr.Children 「彩り」
シンプルなつくりで、生活を彩る大成紙器製作所の″しきぐ″達。
”いいもの”に触れて、気付かされることがあったり、驚きや面白さをいただいたりする中でそのモノを好きになって。そうすると、ついつい誰かにおすすめしたくなります。モノづくり側の視点で見ると、きちんと仕事に向き合っていると”いいもの”がひとり歩きして、自分が想像していなかった人との出会いがあったり…きっとします。
ていねいな仕事が生み出すものは、人との出会いや豊かな気持ち。そうやって日常を彩ります。彩り創造カンパニーってそういうことなのかなと思いました。
このnoteを書き終えたら「このノートちぎれるんだよ!しかもだよ、なんとつながってるから大きくも使えるし。ね!いいよね!」と、PR会社のあの子や、飲食店を営むアイツにおすすめしたいと思います。
=‐=‐=‐=
この記事は、中川政七商店が運営する「大日本市」の企画で、
暮らしの道具を実際に使用し、感想を記事にしています。
大日本市のサイトはこちら
他のカタリベの記事一覧についてはこちら
今回、私も語り部に選んでいただき、noteを書きました。
大成紙器製作所の皆さま、大事な商品をお送りいただき、ありがとうございました。
そして、ご準備いただいた大日本市のスタッフの皆さま、ありがとうございました!
しきぐの良さを伝えようと、いつもより丁寧に″いいもの″と向き合うことができました。これからも大事に使用していきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?