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シン・エヴァ感想を共有したいの会(ネタバレ有)

シン・エヴァ見てまいりました。公開日当日に観に行くなんてそう無いので熱が冷めないうちに感想など書き連ねます。

やっぱり大団円は良いもんですね…大好物です。みんなが幸せなら細けえこたいいんだよ。

始めから追っていきます。

まずは本日0時からネットでも公開されていた「これまでのエヴァ」。序破Qがテンポ良くまとめられていて心地よかったです。
序の公開から14年弱(14年⁉︎)経っているのでこれがあると導入がスムーズ。とは言えほとんどのファンは予習してきてる気がします。

その後はこれも冒頭12分は公開されてましたね。EURネルフ奪還のシーン。Qでもそうでしたが、勢いのある冒頭でつかみは最高でした。

シーン切り替わり前作ラストの続きで彷徨ってる3人。生き延びていたケンスケに救われます。トウジもヒカリも生きていてびっくり。

第3村では3人がそれぞれ過ごす姿が描かれました。のんびりしたシーンですが結構重要。エヴァパイロットがもはや人間ではないこと、レイの寿命が近い描写などなんか重要そうな要素がそこかしこに散らばっていました。

特筆すべきはレイとのお別れのシーンでしょうか。さよなら強調されてましたね、さよなら。シンジが周囲の大人と向き合い始めるターニングポイントでもあります。

村での生活を終えヴンダーにピックアップされます。シンジは隔離されますがミサトさんは嬉しいらしい。この辺りから人間味が戻ってきましたね。ここでも加持さんがニアサード阻止の犠牲になったこと、ヴンダーが種保管用の方舟であること、ミサトさんもニアサード発動に責任を感じてることが語られます。(ならQでももっと対応の仕方あったんじゃ)

ここからの展開は早かったですね。すぐ最終決戦でした。決戦前のシンジとアスカの会話は印象深いです。「好きだったんだと思う」なんて。乗った時からそうでしたが、この辺りのシンジの成長っぷりは見ていて気持ち良かったです。

最終決戦は艦隊戦からスタート。知らん艦がポンポン出てきておいおいと思いましたがアツければOK。ぎりぎりまで耐えて駆逐艦型ミサイルをネルフ本部に打ち込む。

改修されたエヴァ2機がここから登場します。アスカのアスカっぷりが出てる良い戦闘でした。ATフィールド破砕機良かったですね。二人はプリキュア。

なんとか13号機に取り付いて停止させようとしますが失敗。13号機起動、使徒化したアスカは奮戦むなしくトリガーのため13号機に取り込まれます。
眼帯の設定がここで出てくるとは。秘められし力解放かと思ったら制御棒抜いて使徒化するなんて誰が想像できたか。かっこいい。それにしても式波タイプって…(お前もかーい)

来るとこまで来たヴィレ陣営ですがなすすべなくゲンドウ主導のフォースを見守る形となります。そこで出てくるのが我らがシンジ。もう一度エヴァに乗り父と戦う決意をします。ミサトさんともここで思いを共有しました。よかったね…。迎えに来た8号機に乗りゲンドウのもとへ向かいます。

ここからはかなりセカイ系なノリでした。綾波を呼んだらゲートが出てきたり人類みな首なしの綾波になったり父親が人外になってたり。でも成長したシンジ君はそんなこと気にも留めず父と語らいます。さすがです。

ゲンドウとシンジの会話はこれまでの確執を紐解く答え合わせの体をなしていました。周囲を拒絶していたゲンドウはユイと出会うことで希望を見出し、またユイを失ったことで絶望し人類補完計画を利用することを考えた。シンジとは距離を置くことで贖罪としたつもりだったと。
ものすごいエゴなわけですが、そんな父をシンジは自分と同じものと理解し、諭すような口調で対話が進みます。やがて、シンジの中に自身の求めたもの(ユイ)があることに気づき、ゲンドウはやっと希望を見つけることができました(よかったね)。

一方、ミサトさんの命を懸けた尽力によりシンジの手元に第3の槍が届いたことで物語は終局へと進みます。やっぱり艦長は艦と命運を共にするんですね。最後の「りょうちん(りょうちゃん?)」は加持さんに向けたものなのか息子に向けたものなのか。
槍を受け取り事象の中心となったシンジは「なかったことにするわけでもやり直すわけでもない」世界の再構成を始め、アスカ、加持さん、カヲルくん、レイそれぞれを開放していきます。その過程で綾波化していた人類はもとの姿に戻りました。
ちなみにこの時言う「ネオンジェネシス」は訳すと「新世紀」です。(タイトル回収…!)
大人バージョンのアスカ良かったですね。ものすごく艶っぽく描かれてた気がします。カヲル君は「渚指令」と呼ばれていて何が何だか。この辺は有識者に丸投げします。
セカイの再構成のためシンジ君は犠牲となるはずでしたが母であるユイの助けでそれを回避、最後のエヴァである8号機に乗ったマリに回収されます。

そしてエンディング、再構成された世界で大人になったシンジとマリ。詳しくは描かれませんでしたがカヲル君とアスカ、レイの姿もありました。相変わらず挑発的なノリのマリに対し、前作までと比較にならないほど成長し、大人の余裕を見せるシンジ。二人で駅の階段を駆け上がって走っていく姿でエンドロールが入りました。

内容の充実もそうですが、これまで続いてきたエヴァンゲリオンという歴史が遂に終わったのだなという感慨が最も大きいです。
エンタメの歴史に残る今日という日の記念としてこの記事を書きました。
ありがとうございました。

大人アスカ、サイコー。

#シン・エヴァンゲリオン劇場版

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