29歳|子宮脱になりました
子宮脱になったわたしのnoteを見つけてくださりありがとうございます。
29歳で3人目 出産後 子宮脱になりました。
40歳で4人目 高齢出産して 尿もれになりました。
尿トラブルで 心を病みました。
6年かけて自力で完全克服しました!
誰よりも尿トラブルを経験した、トイレのときこです。
「子宮脱?」3人目を出産後のわたしが聞いた言葉です。
「???」当時は、自分のからだのことが何もわからなくて心配と不安でいっぱいでした。
調べれば調べるほど怖くなって・・・
当時のわたしの「?」(何)と「⁉」(なるほど)を書きました。
今回は、産後の子宮脱について自分の経験から同じ想いをする方がいなくなりますようにという想いを込めて
3人目を出産直後の分娩台の上で 助産師さんに
「子宮を支えている靭帯が伸びているので もう4人目は生まない方がいいわよ」(29歳のとき)
?????
何のことかまったく理解できず困惑したことを覚えています。
(子宮がどうなっているか見えないし元々どうなっているか知らない)
まずはじめに耳にした言葉は、「子宮脱」でした。
「ん?」「なに?それって!」
子宮脱とは?
(「子宮脱」初めて聞く名前に???なわたし、退院後即検索)
骨盤内にある骨盤臓器(尿道、膣、直腸)がだんだんと下がってきて、膣から体外に出てしまう状態を「子宮脱」といいます。
骨盤の底を支える筋肉や靱帯が緩むことが原因といわれていて、薬では治すことが出来ません。
原因は、お産を繰り返したり年齢を重ねていくと骨盤底筋群などの支えが緩み、骨盤臓器(尿道、膣、直腸)が骨盤の中から膣に下がってきます。 (わたしのことですね)
慢性的な咳や便秘、仕事などでいつも重い荷物を持っている方、肥満体型の方なども、腹圧がかかりやすいために子宮脱になりやすいといわれています。(わたし、花粉症)
子宮脱の症状は、下腹部や膣の中に何かものが降りてきたような違和感や、入浴時に膣から丸いものがふれる(わたしこれでした)というのが初期症状です。
これらの症状は一般的に午前中よりも活動した午後に多くみられるそうです。
進行してくると、常に股の間にものがはさまったような感じとなり、尿や便がすっきりと出ない症状も。
もっと進行すると膣の壁が下着にすれて出血するなど歩行困難となり、日常生活が大きく制限されることもあるそうです。
治療は、保存的治療と外科的治療に分かれ。
保存的治療は、腟内ペッサリーと呼ばれるリング状の腟内挿入物を挿入し子宮が下がって出てこないように支えたり、骨盤底筋のトレーニングなど。
保存的治療によっても症状が改善しない場合は、外科的治療になるそうです。
なるほど、産後ケアの重要性
(出産後 もっときちんとした産後ケア知っていればなぁ。後悔…)
出産後わたしは、整体に通い骨盤矯正をしてもらいました。
「よし!これでケアは、大丈夫!」そう考えていたのですが…
なるほど、女性の妊娠時の影響について
妊娠中から産後にかけて、赤ちゃんを大切に育てるために、骨盤周囲の靭帯や関節を緩めるホルモンが放出されています。
膀胱は分娩時、産道が拡張するようにさらに伸展性を増します。
臓器を支える靭帯の強度は低下しこれが妊娠中にみられる子宮膣脱につながります。
また、骨盤底筋群の緩みは、引っ張り合いバランスをとる力が低下し腹圧がかかった時に尿を止めきれず尿漏れを起こしやすくなります。
膣の壁のサポート低下は重力による膀胱の底にある神経を刺激し尿が溜まっていないのに排尿反射の早まった活性化を引き起こし急な尿意や尿意コントロールがむずかしい症状が出たりします。
妊婦さんに頻尿、尿意切迫、夜間頻尿が多いのはそのためです。
緩みは骨盤痛の原因になることも。
わたし妊娠時、尿トラブルで困ってました。
妊娠時からゆるんでいた骨盤底筋、もっとはやく知っていれば…
3人目は、早くからお腹の赤ちゃんが下がってました。
3人目は、早くからお腹の赤ちゃんが下がっていました。
お腹がよくはり、早産防止のため安静にしましょうと注意されていました。
当時は、小さな上の子2人の育児もあり毎日忙しく安静とは、無縁の生活。
もっと自分の身体を大切にすればよかったなと反省してます。
妊娠中でも、上の子供優先になりがちですよね。
ここでわが家の大黒柱から(主人のこと)お腹の大きな奥さんのことを気遣い・思いやってくれて…「いいよ、横になってて僕が家のことするからね!」なんていう素敵な言葉が聞きたかった…
妊婦さん、まず、自分を大切に扱いましょうね。
お母さんもお腹の赤ちゃんも元気に出産が迎えられ、産後もゆっくり過ごせますように
時々横になるなどして骨盤底筋と自分の身体をケアすることを心がけてくださいね。(自分の反省をふまえて)
なるほど、骨盤底筋について
出産前のバランスのとれた張力のある骨盤底筋って?
そこを少しご説明しましょう。
妊娠するとお腹の赤ちゃんを大切に支えている骨盤底筋は、大きな腹圧を長期間うけ伸びきっています。
赤ちゃんが生まれてくるときには、会陰切開や骨盤底筋の断裂などに加え 出産時のいきむ力で相当な力がかかり大きなダメージを受けます。
産後1年くらいすると回復して症状は緩和してきますが、出産による骨盤底筋群へのダメージにより骨盤内の形態は出産前に比べ多少変化。
重要になってくるのが骨盤底筋を出産前のバランスのとれた張力のある状態に戻しておくこと。
産後気づいてケアしていればよかったと骨盤底筋については、よく反省してます。
骨盤底筋群とは、恥骨・尾骨・座骨を結ぶハンモック状の筋肉で重たい臓器を下から支えている胴体部分の底になりひし形をした筋肉の集まりで人間の排泄に関わるとても大切な筋肉です。
場所は、自転車に座ったときサドルに当たる部分をイメージしてください。
直立2足歩行の人間は、 4足歩行の動物と違い臓器を受け止める骨盤底筋や靭帯への負担が大きく影響が現れます。
女性ホルモンを分泌する卵巣や現代女性にトラブルの多い子宮を守るためにも骨盤底筋群を鍛えて臓器をしっかり支え血液循環をよくすることは、とても大切なことです。
骨盤底筋は筋肉、靭帯、神経の相互作用が大切
(骨盤底筋の少し難しい説明をします。読みとばしていただいてOK。)
図:【水色 ⇒ 膀胱 ・ ピンク ⇒ 子宮 ・ 薄紫 ⇒ 靭帯】
骨盤底筋群は、バランスの取れた張力が最も重要で恥骨尿道靭帯、骨盤筋膜腱弓、仙骨子宮靭帯の懸垂靭帯と恥骨尾骨筋(前矢印)、肛門周囲縦走筋(下矢印)、拳筋板(後矢印)の筋力(矢印)によって引っ張られる3次元的に構築されています。
骨盤臓器(尿道、膣、直腸)は靭帯、筋膜、筋肉の協調的な役割により形、つよさ、機能を作り出しています。
骨盤底筋群は骨盤の中の臓器を保ち、排泄すべてに関わっている筋肉群です。常に漏れないように尿道・肛門を閉じて維持するのに必要な赤い筋肉(遅筋繊維)が多い筋肉群です。(持続性の筋肉)
骨盤底筋群には、筋の伸屈を感知するセンサーのある筋肉(筋紡錘)が存在し、複雑で3方向にバランスの取れた調整されたコントロールシステムといえます。
3次元的に構築された骨盤底筋のたるみを改善していくことが産後のケアでは、とても大切なことです。
ま と め
3人目を出産後になった「子宮脱」について「?」(何)と「⁉」(なるほど)を書きました。
女性の妊娠・出産は、骨盤底筋に大きなダメージをあたえます。
妊娠時のホルモンの影響から子宮脱などになりやすい状態になっています。
骨盤底筋が緩いということは、安産になりやすいということでいいことなんですけどね。
出産後、からだが回復してきたら「骨盤底筋」をしっかり理解しケアに取り組みトラブルのないからだを維持していくことを心がけてください。
自分をまもれるのは、自分しかいないから
わたしの子宮脱について最後まで読んでくださりありがとうございます。