福島県の魅力的な路線

福島には魅力的な鉄道が多いように感じる。全国的には只見線が有名だけど、まだまだ魅力的な路線はあります。

1つ目は磐越西線。郡山から会津若松の区間は磐梯山を眺望できる区間。表磐梯の景色は壮大で魅力的。冬なんかは雪の景色がいいですね。

会津若松から新津の区間が磐越西線の真骨頂。非電化区間であり、少し前まではキハ40系での運行だったため、非常に旅情溢れる区間でした。川沿いを行く区間が多く、日本の原風景的な車窓が流れるため、どこか懐かしい気持ちになる区間でもあります。東北新幹線郡山駅から乗り換えてすぐなのでアクセスもいい。

2つ目は奥羽本線の福島駅から米沢駅の区間。この区間は山越えの路線として知られ、板谷峠越えのため4駅連続スイッチバックだった区間です。現在では列車の性能も向上しスイッチバックで運用している駅はありませんが、いまでのその構造は車窓からも見ることができます。特に有名なのは峠駅ではないでしょうか。直球ストレートな駅名も面白いですが、駅のホームでは峠の力持ちの売り子の方が力持ちを手売りしており、面白いですね。短い停車時間に買えるように、お釣りがでないようにひとつ1000円とのこと。峠駅からは滑川温泉 福島屋という温泉宿もあるみたいなので、気になる方は是非。(過去にYouTuberのスーツ氏が訪れている様子を動画としてアップされています。)

奥羽本線は山越えの景色と、スイッチバックの鉄道構造物と、色々と興味深い区間です。山形新幹線も通る区間なので新幹線とのアクセスも良好です。

3つ目は只見線です。言わずもがな。文句無しのローカル秘境路線ですが、ファンの多い路線でもあります。今年3月にキハ40系は引退してしまいましたが、車窓を眺めるにも楽しい路線です。元々はダム建設用の路線でしたが今でも存続しているのは凄いですね。奥只見の重要なライフラインだからJRも廃止できないと言います。新潟と福島の区間は新潟・福島豪雨による被害で代行バスによる運行ですが2021年には全線復旧とのこと。待ち遠しいですね。また、三条市の下田地域と只見を結ぶ国道289号八十里越道路も絶賛工事中で、2023年開通予定とのこと。かつては289号と言えば登山道国道で知られていましたが、ここが開通すれば只見地域の利便性も向上するでしょうし、三条市との結び付きも強くなると思いますので期待ですね。

以上3つ、福島の魅力的な路線でした。

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