気弱なあなたを肯定したい。
年相応に自我が芽生え、わがままになり出した1歳半の娘。
「あ゛!!」
と大きな声を出し玄関を指差しながら『外で遊びたい』と主張する。
(母は昼食後の皿洗いをしているよ?)
そんなのお構いなしに、自分の気持ちを主張する。
*
外に出ると、あの自我の強さはどこへやら?
公園にて。
滑り台の階段に登ろうとして、後ろから他の子がぺたりとくっついて来ると、すぐに退いてしまう。いつの間にか抜かされている。
おもちゃの貸し出しが自由な広場などで遊んでいても、使っているおもちゃを取られても、何も主張しない。ただ、目が点になっているだけ。
家では自分の思い通りにならないと、泣き叫ぶのに。
まだ1歳半なのに。もう自分を押し殺してるの?
なんだか、気弱で、自分の思いを表に出すのが苦手だった自分の幼少期と重なり『がんばって』って言いたくなる。
それじゃ人生損するよ。
声の大きい人が注目を集めるし、主張しないと気づいてもらえない。
あの子はあれでいいんだ。
それで簡単に片付けられちゃうよ。
もっともっと自分の気持ちに素直になってほしい。
*
もちろん親としてはヒヤヒヤする場面も少なく助かっているのは事実だ。
自我が抑えられず、おもちゃを平気でとったり、遊具の順番を守れない子のご両親たちは本当に大変そう。
「すみませんっ!!」
「ごめんねぇ。嫌だったね、、」
私たち親子は言われる側。言う側にまわることは滅多にない。
こういう場面では手がかからず有難いが、この子はこんなに早くから一生自分の気持ちを押し殺すのかな?これから先、ずっと苦労するんじゃないのか、胸がぎゅーっと痛くなる。
*
娘は気弱であるが、本当に優しい性格なんだと思う。
自分の思いより、相手の思いを優先できる。
娘の優しさを肯定したい。
母親がこんなにネガティブな感情を持っていちゃダメだ。
思考を変えて、娘に対しての声かけを工夫したい。
自分の幼少期とは重ねない。
娘の優しい性格を伸ばしたい。
*
おもちゃ貸してあげれたね!
お友達、とっても喜んで使ってるよ!
貸してあげられたおかげだね。優しいね!
喜んでる姿見れると嬉しいね!
そうやって声をかけていきたい。
娘は良いことをしているのだから。
現に娘はおもちゃを取られても、すぐに切り替えて別のおもちゃで楽しく遊べている。
取られた後一瞬、驚いた顔をするものの、切り替えはびっくりするほど早い。ちなみに転んだりした後の切り替えも早い。
私と娘は親子だけど、違う人間。
娘は娘なりの思考で。1年と6ヶ月間歩んできた人生で培った自分の能力で。自分の人生を、自分の足で歩んでいる。
親の思考で決めつけない。
ポジティブな発想を大切にして。
かける言葉には気をつけたい。
あなたの全部を肯定したい。
あなたの素質がぐんぐん伸びますように。
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