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ガーラさんのこと、ちかごろの猫さま

今年も残すところ1か月ほどとなりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか(うまい掴みが全く浮かばなかったためこんな出だしとなりました)

さてさて。ツイッターでは夫の猫、ガーラさんの漫画をアップしておりますが、実際のところほとんど実家にいます。
週末婚ですらなくどっぷり実家。もうお盆過ぎてからほとんどかしら。

猫の病気がわかって、夫に相談しましたところ


秒で送り出してもらい、今に至ります。

理解のある夫で助かります。
まあ、夫に理解があるというか、私が家庭の中で何の戦力にもなっていないというのが大きな要因である気もしますが。

料理→夫
買い物→夫
洗濯→ほぼ夫
掃除→夫 (私は自分の部屋だけたまに)

私がいなくなってもなにも困らない…!
期待されてないって本当に良いものですね。

仕事もゲームもいまやリモートでできるので問題ないのですが、プレステのディスクの入れ替えだけは人力でないとできないので、夫にやってもらっています。こんな妻で重ね重ねすまない。


そんなわけでこの夫婦、お互いが別々に最愛の猫としっぽり暮らしているという日々ですがコレ、文面にするとちょっとゾッしねぇな…

たまに帰るとガーラさんは全力でよろこんでくれます。
夫より先に「にゃー」っておでむかえしてくれます。
寝てる間に帰ってきたときは時間差で「なんで起こしてくれないのぉ」と、グズグズの寝起き顔で急いで出てきます。

まだ知り合ってからそんなに経ってないし、特別なにかしたわけでもないのですが、なぜかほかの人とは別枠でしっかり家族認定してくれている。不思議な猫である。

ガーラさんと知り合って数か月。
いざ新居にガーラさんが来ることになった時は、うれしいけれど正直、微妙な気持ちもありました。



いい奴~!

ガーラさんは4歳になる保護猫で、夫が獣医さん経由で引きとったそうです。

子供のころはどうしようもない凶暴な仔猫で、同じケージの保護っこ達をのきなみボコボコにして餌をひとりじめして食っていたそうです。
獣医さんからも
「この子はやめといたほうがいいと思うよ」
と言われるほどの手のつけられないチンピラぶりだったらしいですが、夫は縁を感じて引き取って帰ったそうな。

もちろん連れて帰ってもツンツンで甘えやしない。
人の情けなど受けぬ、愛などいらぬ、と孤高のお手本のような幼少期であったそうです。(何があったんだ本当に)
そんな彼女も、夫の煩わしいほどの愛情をそそがれ次第に明るいいい子になったようです。いまは本当にパッパラパーの陽キャです。
またその辺のこと、思い出話を夫に聞いてみますね。


さてさて、猫さまのその後、ご報告です。
きのうは病院にいって診てもらってきました。
経過としては芳しくなく、腫瘍はお肌や内臓にひろがっているとのこと。
このところ食欲もなんだかちょっと、なんです。

かなりめずらしい症例のようで、お医者さんもなんとも展開を予想しづらいようではありますが、いよいよ食べられなくなってきたなら、この先のこともしっかり考えなくてはなりません。

山の中にある病院ですので、車を走らせてとろとろ帰りました。
夏頃から通いだした通院風景が、もうすっかり秋色です。
綿帽子のような背の高い草が揺れ、川の水面がきらきらと光っていました。
なんだかとてもきれいで、きれいで。
かなしいときに美しいものを見るとなぜ泣きたくなるのでしょうね。
あんまりきれいなのも困ったものだなと世界に文句を言いたくなる、そんな午後でした。

おうちに帰り、検査で疲れた体を休めました。
私もその日はとても疲れてしまいぐったりと部屋で転がっていると、なんだかポリポリ音が……

猫…?

いやまさか。だってここ2日くらい
「あんま食欲ない」つってちゅーるしか食べてなかったよね。
おねえちゃん1時間おきにちゅーるをお鼻先に出してあげたけど、なかなか一本も食べられなかったよね?

こっそり音のするほうを見てみると

お、おめぇ…食えんじゃねえか…!


ポリポリとカリカリを食べておるではないか。

してもらった点滴のおかげか、病院に連れてかれた怒りのパワーのなせる業か…とにかくまあ良かったです。
ちゃんと食べてくれることが本当にうれしい。


そういえば犬くんも食べなくなったかと思ったらもりもりたべたり、立てないかと思っていたら急に歩き出したり…病気になるといろんなことがありした。
歳を重ねても、経験を重ねても、わからないことが不思議なことが増えていくだけのような気がします。

命のことは、わからん。


そんな未熟な自分ですが
そんな曖昧なこの世界ですが
ただひとつ言える、確かなことがあるとしたら



ペット保険には入っといたほうがいい…!(泣)



さて猫様、カリカリした後は日差しの良いベランダにでて、プランターのお花をふむふむ眺めていました。
のんびりぼんやり一日をすごしています。
病気ではあるものの、痛いところがないので彼自身は飄々したものです。

おねえちゃんにはね、もうそれが何より、何よりなんですよ。

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