カントリーミュージックはどメジャーです!
I ♡ Country Music !
いきなり胡散臭い見出しになりましたが、今回はカントリーミュージック(以下、カントリー)についてです。
自分の周囲の音楽好きと話してみると、カントリーのイメージは「カウボーイハット、アコギ、バンジョー、ロデオ」といったところで、知ってるアーティストを聞いても、「テイラー・スウィフトって元々カントリー出身なんだよね」と返してくる人はまだ全然知ってる方で、「ジョン・デンバーでしょ。ジョン・デンバーでしょ。そんでもって、ジョン・デンバーでしょ」といった感じです。
ジョン・デンバー、いいですよね。
カントリー歌手のカウボーイハット率が高いのも否定はしません。
でも、それだけがカントリーと思われるのも、カントリーファンとしては寂しいものがあります。
それで今回の投稿に至りました。
アメリカではどメジャー
日本では、カントリーというと「伝統音楽」と思われる方が多いみたいです。
確かにそれは間違っていません。
しかし、カントリーは「コアなファンがいる」というレベルではなく、アメリカではどメジャーなジャンルですし、レコード会社にとっても稼ぎ頭の一つです。
とてもわかりやすいデータがこれ↓
アメリカ国内における、歴代アルバムセールスTOP50(アーティスト編)です。
チャート好きにはたまらない企画です。
TOP50内には、
42位 Tim McGraw(ティム・マグロウ)
34位 Alan Jackson(アラン・ジャクソン)
29位 Alabama(アラバマ)
※ベテランのバンド。Alabama Shakesとは別です。
27位 Shania Twain(シャナイア・トゥエイン)
11位 George Strait(ジョージ・ストレイト)
2位 Garth Brooks(ガース・ブルックス)
…と、カントリーからは6アーティスト(バンド含む)がランクイン。
テイラー・スウィフトのようにカントリー・アーティストと呼ぶべきか、迷う方々を外してもこの高打率。
そして刮目すべきは2位のガース・ブルックスです。
アメリカ国内の総売上、1億5,600万枚。
ビートルズには及びませんでしたが、なんとプレスリーやマイケル・ジャクソンよりも上です。
まあ、ガース・ブルックスは90年代、鬼のようにアルバム売りまくりましたからね。当然といえば当然ですが、日本人で果たしてどれだけの人が彼の名前を知っているか、というと心もとないのが正直なところです。
(ちなみにガース様、ダイヤモンド認定のアルバムが4枚もあります。ダイヤモンド=1,000万枚です。恐ろしいでしょ?)
さて、ガース・ブルックスを1曲貼ってみましたが、おそらくこれを聴いた多くの方が、「ああ、カントリーだね。うん、カントリーだね…」とその後に続く言葉を見つけられないんじゃないでしょうか?
そのくらい、教科書どおりのコテコテなカントリーを聴かせてくれます。
だがしかし。
これからが、本記事の主題。
カントリーと一言で言っても、すそ野が広いぞ、という話です。
色々あるカントリー
ではその1。
最近のヒット曲なので知ってる方も多いんじゃないでしょうか?
曲は1:45あたりから始まります。
Lil Nas X(リル・ナズ・エックス) というラッパーの大ヒット曲です。
堂々のナンバーワンソング。
wikiをみたらジャンル欄に Country rap と書いてあり、ビビりました。
いつの間にそんなジャンルできたんだ?
その2。
Florida Georgia Line(フロリダ・ジョージア・ライン)のデビューシングルかつ最大のヒット曲。
カントリー界の若武者的ポジションでしたが、そんな彼らもすでに中堅。
ポップソングとして普通に聴けます。
とても心地よいです。
その3
ガチでおすすめなのがコレ。
14年ぶりにニューアルバムがリリースされたばかりのThe Chicks(ザ・チックス、以前はDixie Chicks<ディクシー・チックス>というグループ名でした)。
素晴らしいコーラスワークを見せてくれる女性3人組ユニット。
カントリーのルーツを押さえつつ、ポップで比較的聴きやすいのが特徴ですが、この曲は実に重厚です。
Black Lives Matterについて歌った曲です。
以前から「物言うアーティスト」としても有名です。
最新アルバム Gaslighter は本当に素晴らしかったです。
アメリカ特有のおおらかさ
アコギ、バンジョー、スティール・ギターのうち、どれか一つでも入ってればカントリーソング認定!
…というくらいに、カントリーソング、カントリーアーティストのカテゴライズは緩やかです。
なので、アコースティックな音が好きな人であれば、心に刺さるであろう楽曲もたくさんあるはずです。
「カントリー、よく知らない」という方も、サブスクご加入であれば、ぜひ一度聴いてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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