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これだけ読めば大丈夫!コロナで激動だった 2020年の採用/人事トレンドをポテンシャライトが振り返る

皆さん、少し早いですが2020年もあと1ヶ月強となりました! HR業界に限らず、今年はコロナが起因して、影響受けた業界がほとんどかと思います。
ベンチャー/スタートアップ企業もマイナスの影響を受けた企業様も多いのではないでしょうか。まだ市場が完全復調とは言えないかもしれませんが、上向きになってきているのは確かかと思います。

そんな中で(おそらく日本で1番早く)2020年の採用/人事市場を振り返ってみたいと思います。本ブログをご覧になっていただいてる皆様には、直近1年間を振り返っていただきつつ「こんなこと起きたな」「こんなトレンドが生まれたな」と感じていただければと思います。

1. オンライン選考の普及

なんといっても2020年の最も大きな変化としては、「オンライン選考」がものすごい勢いで普及したことでしょう。これまでオンライン選考を導入しているのはIT/Web業界くらいだったかと思います。ただ、コロナの影響でリモート勤務を余儀なくされ、オンライン選考を「せざるを得ない」環境となりました。
コロナ前からオンライン選考を導入していた企業様は何の変化もなかったかと思うのですが、初めて取り組んだ企業様にとっては、大きな変化だったのではないでしょうか。
そして、オンライン選考で完結して良いのか。つまり1度も「対面」でお会いをしてないのに選考結果を正式に出すのはいかがなものか、という議論も多くありました。緊急事態宣言が解除されてからは対面の面接が実施しやすくなったかと思いますが、対面面接が可能になった今のタイミングであっても、オンライン選考で完結する企業は増えています。
緊急事態宣言が出た頃に、当社もアウトプットしておりますので下記ご参考までにご覧下さいませ。

2. LinkedInの再加熱

2020年のホットトピックスにおいてLinkedInは外すことはできません。そもそもLinkedInは5年以上前から緩やかにトレンドになっており、様々な業界/企業で使われておりました。ただ爆発的に伸びる事はなく、2020年に入りました。
Twitter、Instagram、そしてビジネスSNSの中で最もメジャーなFacebookを凌駕するのではないかという勢いで、利用人口が増えているように思います。1番の魅力は、面識がない方に対して気軽に「つながりリクエスト」を送れることです。在籍企業の公開がマストになっているため、怪しい方はいない前提で事が進んでいるかと思うのですが、いろいろな方とつながるプラットホームとして勢いを増しています。
間違いなく2021年はさらにトレンドは加速するのではないかと思っております。

3. Candidate Experience(CX)

2019年後半から徐々にバズワードとなっていたCX。ポテンシャライトも注目し、サービス化もしていたのですが、CXを意識する企業様が増えてきたのが2020年です。
ただ、CXの課題点としては効果測定が難しいことです。採用広報も同様ですが、CXの向上をしたとして、それが起因となって入社が決定したのかというと必ずしもそうではなかったりします。間違いなく取り組むべきではある採用施策のひとつですが、やり切る企業様はまだ少ないのが実態です。
CXの施策の中でも簡単に取り組むことができるものと、難易度が高いものを分けつつ、スモールスタートできるような形で取り組むことが今後のポイントになるかと思います。

4. Twitter採用にやや陰りが見えてきた

2018年頃にトレンドとなったTwitter採用。まだ市場でTwitter採用は続いておりますが、最もトレンドとなった頃と比較すると、勢いは鈍化傾向にあります。
理由としては、ビジネス目的でTwitterを活用していた方々が、2020年に入ってきてからTwitter上に登場しなくなってきており、放って置かれるアカウントが増えてきたからかなと。それが故に、Twitterを用いた採用活動を精力的に行う企業が減ってきたのではないかなと思っています。

現在は純粋にTwitterが好きな方がTwitter界に残ったイメージです。現Twitter民を採用ターゲットを定めるのであれば有効的な施策である事は間違いありません。SNS上の友達/フォロワーは資産になりますので、今後も継続的にTwitter採用は続くかと思いますが、1つのSNS採用手法して成熟をしきったイメージを持っています。

5. エンジニア採用ブランディング

兎にも角にもエンジニア採用が大成功している企業は非常に少ないです。ビジネスサイドや管理部門の採用と比較しても、難しいと感じる方も多いはずです。そのため、エンジニア採用のみ採用施策を別に立て実行する企業も増えています。
そんな中で「エンジニア採用」に特化した採用ブランディングを実施する企業様が増えたのは2020年のトレンドでした。当社ポテンシャライトへの依頼もエンジニア採用の類が増えています。
そんな中でエンジニア採用ブランディングをどのように取り組めば良いのか。下記のブログに詳しく記載しておりますので、ご覧いただければと思います。

6. 採用広報4.0

2016年ごろから徐々にトレンドになり始めた採用広報。前述したCXと同様に、目に見える成果は見えにくいため、途中でやめてしまう企業様も多くいらっしゃいます。どの企業様も重要である事は理解はしており、ただ腰が重い印象を持っています。
そんな中で採用広報のトレンドやノウハウは日々進化をしています。当社ポテンシャライトでは、採用広報のノウハウを作り続けており、2020年3月時点では採用広報3.0、2020年の10月時点では採用方法4.0までノウハウをアップデートいたしました。
採用広報=ブログアップという認識をお持ちの方が非常に多いかと思いますが、そもそも採用広報とは採用マーケティングの中の1つであることを認識する必要があります。SNSを用いたり、カンファレンス/ミートアップなどあらゆる手法があります。また、テキスト記事だけが採用広報ではありません。動画、インフォグラフィック、ポッドキャストなど様々な手法があります。
採用広報は日々進化しています。2020年も進化しましたが、2021年も進化していくと思います。

7. ウェビナーの台頭

これまでは、セミナーは対面であるべきと思われていました。2020年からは対面のセミナーは少なくなっており、ウェビナー(ウェブセミナー)がトレンドとなっています。
採用系のウェビナーも増えました。ミートアップと呼んだほうが伝わりやすいかもしれません。「いやいや、当社はウェビナー運営はしたことがなく…」と言っている場合ではなく、チャレンジをするスピードが早い企業が採用で勝っていたことが多かったです。
当社ポテンシャライトも採用系のウェビナーは何回か取り組んでおり、PDCAを回して仕組みになっています。対面のセミナーよりウェビナーがトレンドになった今、いつでも実施したいときにウェビナーを実施できるノウハウ/経験は積んでおくべきかなと思います。

8. Employee Value Proposition(EVP)

トレンドになりきれなかった概念ではありますが、EVPは2020年に生まれました(当社では)。
EVPについての詳しい概要は下記ブログをご覧いただきたいのですが、採用ブランディングと比較をした際に、「各職種」にスポットを当てて、魅力を開発するものがEVP、と捉えるとわかりやすいかと思います。
会社の魅力設計はしたほうが良いかと思うのですが、それと同時に各職種のEVPも設定すべきです。もし会社/職種の両者の魅力を打ち出すことができれば、採用活動はうまく進む可能性がグンと上がるかと思います。

9. エントリーマネージメント

エントリーマネージメントとは、入社前と入社後のギャップを限りなくゼロにすることです。
「こんなはずではなかった」と入社後に感じられてしまうと、入社する側/される側の双方にとって不幸せですよね。そのギャップを限りなくゼロにしようという施策です。詳しくは下記ブログを。

ポテンシャライトでもすでに複数社のエントリーマネージメント支援に入っており、すでに必要実感があります。また、ポテンシャライト自社のエントリーマネージメントも強化しており、さらにトレンドになっていく予感がしています。予感というよりも、特にスタートアップはエントリーマネージメントの意識が非常に薄いため、トレンドにしたほうが日本のスタートアップが成長するのであろうと思っています。

10. 入社オンボーディング

入社オンボーディングとは、早期活躍を目的とした入社前後に行うフォローアップ全般を指します。詳しくは下記ブログをご覧ください。

特に今年は、オンライン入社オンボーディングが注目されました。緊急事態宣言中に対面でのオンボーディングが実施しにくい環境下で、どのようにオンラインオンボーディングを実施していくのか。どのようにコミュニケーショ推進をしていくのかがキーポイントになっていたかと思います。
ただ蓋を開けると、オンラインだから、対面だからというのではなく、そもそも対面時からオンボーディング項目を洗い出し、各項目で入社者にインプットすべき情報をわかりやすく格納して、仕組み化ができていた企業様は問題なかったかと思います。


最後に

いかがでしたでしょうか?
やはり2020年の採用/人事市場を語る上で外すことができないのは、コロナでしょう。コロナはマイナスの影響も多かったですが、これを機にデジタルシフトできた企業様も多かったかと思います。採用/人事面でデジタルシフトができた企業とできなかった企業では、今後差が広がっていくのではないかと思った1年間でした。本当に1年間早かったですね!

当社ポテンシャライトは採用支援や人事組織の課題解決に取り組んでおります。ご興味がある方はお気軽にお声掛けください。

今後も採用/人事系のアウトプットを続けていきます。
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