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「思った通りに自己成長できない」 ことが人生ではすごく多い

「思った通りに自己成長できない」

と思っている方は多いのではないでしょうか。そして僕も若手の頃にずっと思っていました。今でも思うことがあります。

人生はすごく難しいなと思うことが多々あります。自分が頑張ってきた量と比例して成長するわけではありません。最もわかりやすい事例で言うと「部活動」「スポーツ」でしょうか。

いくら頑張って練習量を増やしたとしても、他のメンバーよりも頑張って取り組んだとしても、自分が他のメンバー以上に成長するとは限りません。僕は高校の頃にサッカーをやっていたのですが、100名程度の部員がいました。そのため、試合に出れる11人とそれ以外の89人が存在していました。その89人のうちの何名かは、試合に出ている11人よりも一生懸命練習をしているメンバーもいました。なぜ、こんなに頑張っているこのメンバーが試合に出れないのか、と考えることもありました。そして僕自身もメンバーから外された経験がありましたので、なぜかと考えることもありました。

ただ、3年間の部活動であれば、3年間継続的に一生懸命努力していれば、どこかのタイミングで、何かがきっかけとなって一気に成長することがあります。そして、その花は突然咲きます。その手ごたえを得たメンバーも、自分自身で何がきっかけだったのかは明瞭に理解していないことも多いです。しかし、花が咲かないこともあります。高校の3年間は花が咲かなかったけど、大学で花が咲くこともあります。

ビジネスの話に戻しましょう。

僕はスタートアップ/ベンチャー界隈で生きてきました。大手/中小/ベンチャーと分けるわけではありませんが、一般的には「成長意欲」が高い方々と仕事をご一緒してきた認識ではおります。そのため、「成長したい」と言う意欲が溢れる若手の方とこれまで何百人以上とお仕事を共にしてきました。

そんな中、声を大にして伝えたいのは、

「自分が思った通りに成長ができることは少ない」

ということです。

まず、「自分が一生懸命努力をしている」 それはそうかもしれませんが、それ以上努力してる人は必ず存在します。自分自身の中で「頑張っている」という自負があったとしても、その基準が低い場合もあります。そのため、一概にすぐに成長できることはありません。

また、数ヶ月 / 1年 / 2年という単位で努力を続けたとしても、一気に成長する体験をできる方はごく稀です。もしありえたとしたら、お客様に恵まれていたのか、良い仕事を任せてもらえたのか、成長機会とたまたま出会ったのか、もしくは吸収力が非常に高いのか、このあたりの理由かと思います。1つ補足をしておくと、世の中には稀に天才が存在します。天才は、練習をしなくてもできる類の人間です。一般的な人と比較しても10分の1程度の練習量(経験)で成功させてしまう方もいらっしゃいます。特にスポーツの世界では見かけることがあります。ビジネスの世界でも、何人か見かけた事はあります。そういった方は、新しい仕事を始めた際に、早期に実績を残すことがあります。ただ、これは持論ですが、天才肌の方は割と「飽きる」のが早い傾向にあると思います。つまり、「継続できる天才」は滅多に存在しないのかなと個人的には考えています。そのため、天才は初速は速いですが、長期的な勝負において凡人が天才を上回ることが多いなと感じます。

また話が脱線してしまいました。

何が言いたいかと言うと、
数年の期間を仮に一生懸命努力したとしても、花が咲くかはわかりません。ただ、やり方が間違っていなければ、そして良い上長に恵まれれば、良い環境であれば、3〜5年程度で大きな花が咲くことは多いです。それを諦めてドロップアウトするのはもったいないですし、努力をし続けることが非常に重要なのかなと思います。

当たり前のことを言っていますが、長期的に努力をすることができるのは「能力」です。仮に5年間、ハイペースで努力し続けることができる人がいたら、個人的な所感としては100人中1人くらいのイメージです。それだけでも100人中1位になれる可能性があります。

僕はHR業界においてさまざまな経験を積ませていただきましたが、社会に出てから15年間、一般的な方と比較するとハイペースで仕事をしてきたつもりです。ペースを落とした記憶もありません。それもあって今の立ち位置までこれたのかなと思います。

ということで、もう2022年も終わりですね。あと46日みたいです。みなさん、駆け抜けていきましょうね。


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