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今年を振り返って

今年はアウトプットを少し増やした年であり、近年本を読み耽っていた成果が少し出た年でもあった。
まずはアウトプットについてまとめ、後半で読み耽っていた本について書きたい。

アウトプットについて

今年はアウトプットを増やそうと意識して、noteを始めたり個人的なメモを取ったりしていた。
その中で気づいたのは、アウトプットをしているうちに考えがまとまったり、自分なりのやりかたが見えてくるということだった。
そのうちの成果の一つとしてこんな記事を書いたりした。

何かを新しく始めるときは、あれこれと事前に調査をしてから始めるよりも、とりあえず始めることが大事だとわかった。
事前に調査をすると、自分の行動に対して”あれはやったほうがいい、これはやらないほうがいい”といった具合に、要求レベルが上がってしまうし、その過程でやる気を消費してしまい、行動を始めるタイミングで義務の度合いが高まってしまう。
モノゴトを始めるときに大事なのは精度でなくモチベーションだと思った。上記リンクの記事でも触れたけども、精度はやっているうちに自分で改善して高められる。
最初から全部詰めでやると、やらなくていいことまでやってしまうこともある。
その点、今年書きはじめたnoteは自分がどう考えているのか、どこまで理解しているのか確認したり、反省したりするにはちょうどよかった。
そのことからも、とりあえずやってみることは大事だとわかった。
もう少しnoteで色々と書いてもよかったなと思うけれど、元々アウトプットをすることがものすごく苦手だったので、少ないながらも外に出せた今年は及第点だと思う。

今年読んだ本について

近年の自分は哲学や宗教に興味が寄っていた。
きっかけは数年前に原始仏教の本を読んだときに、なぜかすぐに内容というか、根本的な思想を理解でき、実感できたということにある。
こういうとちょっと気持ち悪いが、自分の中の世間とは相容れないモヤモヤとした考えと、原始仏教のそれが近かったからだと思う。
ちなみに仏教の本を読んだのは、当時流行っていたマインドフルネスが、それによる効用を積極的に得ようという姿勢に違和感があったためで、この違和感を持っていたからこそ原始仏教の本がフィットしたように思う。

(蛇足だけども、わたしが仏教で一番好きな概念は、原始仏教の「縁起」の考えを精錬させた中観派の「空」です)

この仏教に興味を持った流れで、今年は西洋哲学だったり、そこから最終的には金枝篇やベイトソンについての本を読むに至った。

「金枝篇」を読んだ後に、「デカルトからベイトソンへ」を発見して読むに至ったことは奇跡的だった。
「金枝篇」は呪術と宗教の繋がりを示唆する内容で、「デカルトからベイトソンへ」は錬金術などのある種の呪術の役割や、呪術から科学への移行を示してくれたからだ。
コツコツと読んでいた西洋哲学の解説本やこれら2冊のおかげで、呪術の時代から、宗教・哲学・科学を混ぜ込んだ現代に生きる自分や現代社会までの流れを掴むことができた。
一見するとオカルトと切り捨てられそうな呪術(自分も読むまでそうだった)を真正面から考察したこの2冊は本当に素晴らしいと思う。

まとめ

こうやって総括するまで、正直今年はあんまり成果が出なかったなぁと思っていたのだけども、書き始めてみると案外やっていたことはあった。
さらに、近年気になっていた宗教や哲学、科学にくわえ、呪術も絡めて流れを整理できたことが大きな成果だった。

総括するにあたって自分の書いたnoteやメモが役に立ったし、やったことを書き残しておくのは案外大事だったんだなと。

来年について
宗教〜科学関連については自分である程度納得できたので、一旦これで終わりにしたいと思う。
アウトプットはこの調子で増やしていきたいけれど、このnoteはもっと肩の力を抜いたような内容を書いていきたい。
内容をどう表現するのが適切かわからなくなることが多いので、そういったこともうまく対処できるようになりたい。

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