見出し画像

8割の人に重視される傾聴力の高め方5つのテクニック

【悩み】
● コミュ力高い人って生まれつきの能力じゃん
● 自分には一生無理だ
● あんなに上手に話せない

昔の僕は、上記のようにコミュ力にまったく自信がありませんでした。

しかし、社会人生活を過ごす中でじょじょにコミュ力について学んでいき、結果的に100名以上の従業員をマネジメントできる管理職までなることができました。

コミュ力に悩んでいる人は「上手に話せないこと」に悩みがちですが、じつは聞く力の方が大事だったりします。

本記事では、聞く力=傾聴力をすぐに使えるテクニックと共に解説していきます。

8割の人が求める傾聴力

コミュ力が高い、と言えばなんとなく以下のようなイメージがありますよね。

● 話が上手い
● 人前でしゃべるのが上手い
● おもしろい人

もちろん間違ってはいないのですが、コミュ力=話し上手ではありません。

なぜなら、コミュニケーションとは、相手が「何を求めているか」「欲しい情報は何か」を理解することからはじまるからです。

自分語りを気持ちよくしているやつとか、自分の話ばかりで人の話をさえぎるやつとか、話上手かもしれませんが、コミュ力が高いということとイコールではありません。

事実、東証一部上場企業の人事担当者への調査によると、8割以上の人が聞く力を重視するという調査結果があります。

問.新入社員にどのようなコミュニケーション能力の向上を求めていますか
上位3項目
①的確に説明・報告する能力:90%
②人の話をしっかり聞き取る能力:83%
③適切な敬語を使う能力:31%

上記が示す通り、聞く力は求められています。
話すのが苦手な人は、聞く力を高めてみる、という切り口で意識をしてみるといいですね。

聞く力=傾聴力とは

聞く力とは、その名の通り「話を聞く」スキルのことです。
心理学的に言うと「傾聴力」ともいいます。

傾聴力とは、カウンセリング等でも使われているテクニックです。
これはビジネスでも応用できるものです。

傾聴力を学ぶ前の僕は、従業員から悩み相談を受けたときによく以下のようなことがありました。

● 何か的確なアドバイスしなきゃと思って口数が多くなる
● 結果、なぜか僕ばかり喋ってる状態
● 長い話し合いが終わっても何も解決しない

端的に言うとかっこつけようと…「良い上司」であろうとするがあまり、上から目線の話をしていました。

でも、ある時気づきました。
悩んでいる人は「相談がしたい」「話を聞いて欲しい」という思いが強くあるだけで、答えを求めているかどうかはまた別問題であると。

昔の僕のように「何かを言うこと」に意識を向けすぎてうまくいかない人って結構いるんじゃないかと思います。

心理学的にコミュニケーションは呼吸に例えられます。

話す=吐く、聞く=吸う
● 「吐く」だけでも苦しい
● 「吸う」だけでも苦しい

呼吸って吸うだけも苦しいし、吐くだけでも苦しいですよね。

悩んでいる人は、普段から「吸う」ばかりで苦しいと認識すると、吐き出させることが大事なんだと理解できます。つまり、話を聞くことです。

傾聴力を上げる5つのテクニック

「とはいっても沈黙や間をつなぐために何か話さないと決まづい…」
「聞く力って言われてもピンとこない」

上記のように思う方へ、実際に傾聴力を高めるには何をすればいいのか?
5つのテクニックを紹介します。

傾聴力を高める5つのテクニック
テクニック①:相手の立場に立って考える(疑似体験)
テクニック②:相づちを打つ
テクニック③:オウム返しをする(バックトラッキング)
テクニック④:沈黙を恐れない
テクニック⑤:表情を相手に合わせる(ミラーリング)

それでは、5つのテクニックをそれぞれ解説していきます。

テクニック①:相手の立場に立って考える(疑似体験)

相手の話を聞くときは「常に自分が相手の立場に置かれたらどう思うのか・どう感じるのか」を考えて聞くことが重要です。

落ち込んでいる人にアドバイスしてしまったり、相手の話をさえぎって話をしてしまったり、自分の立場の視点だけでアドバイスをしても相手には響きません。

● 相手が話終わるまで絶対に口をはさまない
● 体は正対する(正面を向いてまっすぐ聞く)
● 腕組みしたりせず向き合っている態度を示す
● 話を聞いているときは時計をみたりせずじっと聞く

上記のようなことを徹底しつつ、相手の立場を疑似体験することを意識しましょう。

テクニック②:相づちを打つ

「間がこわい、何か話さないと…」

上記のように思ってしまう人は、相づちを意識しましょう。

「うん、うん」「そうなんだね」と相づちを打つと相手が話やすくなります。

ずっと黙って話を聞いていると、話している相手も「ちゃんと聞いてるかな?」と不安になってくるので、相づちを打つことで話のペースを掴みましょう

※ただし、やりすぎは逆効果になりますので話を遮らない程度に相手のペースに合わせることが大事です。

テクニック③:オウム返しをする(バックトラッキング)

相手が言ったことをそのまま返す=オウム返し
これを心理学には、バックトラッキングといいます。
これは最も簡単にできる心理学テクニックのひとつです。

相手が話したことを繰り返し言うことで、しっかり理解していくれている印象を与えることができます。

例:最近、あまり寝れてないんです
「そうなんだ、最近寝れてないんだね」 ←バックトラッキング

上記のように繰り返すことで相手の話へ興味を示して次の話を促していく効果があります。

以下は参考記事です。

テクニック④:沈黙を恐れない

1対1で真剣な話をしていると、沈黙に耐えられずに口数が多くなってしまいがちです。しかし、間を埋めるための言葉は逆効果になることもあります。

傾聴するためには、会話が途切れて生まれた沈黙もある程度は必要となりますので、沈黙を恐れないでください。

ただし、相手が自分の考えを整理しているのではなく、あなたのアドバイスや発言を待っている場合もありますので、相手がどちらなのかは見極めましょう。

テクニック⑤:表情を相手に合わせる(ミラーリング)

テクニック①で相手の立場に立って考える(疑似体験)というポイントがありましたが、相手の立場に立つことの1番簡単なことが表情を相手に合わせることです。

これを心理学的には、ミラーリングと言います。

● 相手が辛いことを話しているときは、こちらも辛い表情で聞く
● 相手が楽しい話をしているときは、こちらも明るい表情で聞く

ミラーリングを意識して表情を相手に合わせることで安心感を与えることができます。相手は自分の気持ちを受け入れてくれていると感じます。

まとめ

本記事では、傾聴力の重要性と傾聴力を上げる5つのテクニックについて解説してきました。

ぜひ参考にしてみてください。
それでは、本記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

僕のブログ「ロジシンLab.(ラボ) https://logicalthinking.net/」では、稼げる人の仕事術・ビジネス思考・ロジカルシンキング、ブログノウハウなどを発信しています。ぜひブログも参考にしてみてください!

いいなと思ったら応援しよう!