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【大胆提言】G党が考える、2020オフG倒タイガース補強戦略

私は巨人ファンだ。今年、セ・リーグで巨人が独走している状況を見て、「つまらない」と思う人もいるかもしれないが、私からすると、正直この上なく楽しい(笑)

が、しかしだ。最近は、主力選手や勝ちパターンを休ませつつも勝ち続けており、2位阪神とのゲーム差は11.5となっている。(2020/9/17現在)

また、2019年から原監督が全権を握る形になっている巨人は、ドラフトでの高卒選手大量指名や首脳陣の教育など、長期的に勝ち続けることを目指した編成を行っている。


この状況を目の当たりにし、いくら巨人の勝利を喜ぶ私でもこんな不安を抱えてしまった。

「このままでは、セ・リーグのレベルはどんどん下がってしまい、巨人の1強体勢が続いてしまうのではないか・・・」

こうなると、巨人が何連覇しようと「他のチームが弱いから当たり前」と片付けられてしまう。それでは巨人ファンとしてもあまり喜ばしくない。


私は、"レベルの高いセントラル・リーグの中で優勝し続ける読売ジャイアンツ"が見たい。


では、セ・リーグのレベルを上げるために必要なことは何か?

それは、永遠のライバル、阪神タイガースのレベルアップだ。

ここで阪神が候補にあがるのは、決して"永遠のライバル" "伝統の一戦"といった理由からだけではない。先発投手陣はセ・リーグでもトップクラスの安定感を誇る。また、今年はサンズ、ボーアとい2人の外国人野手を当て、さらには近本、大山、糸原といった生え抜き野手陣の成長も著しい。他球団の様子も踏まえると、巨人に迫るのに最も近いチームだと考えられるからだ。

ちなみに横浜DeNAも巨人に迫るポテンシャルを秘めているが、阪神との決定的な違いとして"補強力"がある。DeNAは大量の資金を使った選手の補強をあまりしない。それに対して阪神は積極的に補強を行えるチームだ。


そう。生え抜き選手が育ち、外国人選手が活躍した阪神にとって、最後のピースは他球団からの補強である。

一部のプロ野球ファンの間には、生え抜き・育成信仰がある。しかし「勝つ」という目標を掲げるプロ野球チームにとって補強というのは強力な手段の1つであるため、私は肯定したい。

さて、前置きが長くなったがこの記事では2020年オフ、阪神タイガースがどんな補強を行えば、巨人と優勝を争えるのかについて、巨人ファンの目線で考察していく。「こんなんありえへん(笑)」とか「上から目線だ(怒)」とか思う方もいるかもしれないが、最後まで読んでいただきたい。


1.大野雄大

1人目は言うまでもないかもしれない。先日国内FA権を取得した中日ドラゴンズの大野雄大投手だ。

先発投手陣が安定しているとはいえ、ある程度勝ちを計算できる先発投手はできるなら補強しておくべきだ。大野雄大を獲得することで、エースクラスが西・大野・髙橋と3人そろい、藤浪・青柳・秋山・岩貞らで裏ローテを競わせることができる。また、今シーズン途中から岩貞がリリーフに回っているが、このように適性を見極めて、従来の先発陣の一部をリリーフに回す余裕も生まれる。

余談だが、大野雄大は阪神ファンで、中でも憧れの選手は藤川球児だそうだ。阪神が大型契約に加えて、藤川の引退で空いた「22」を提示すれば、、、?


2.ネフタリ・ソト

2人目は、2年連続ホームラン王・横浜DeNAベイスターズのネフタリ・ソトだ。今シーズン、2年契約の2年目を迎えるソト。DeNA残留か、移籍か、はたまたメジャーへ行ってしまうのか。ひそかに(?)去就が注目されている選手だが、私はソトが阪神に移籍すると面白いと思う。

調子の波こそはあるが、2年連続ホームラン王の実力は本物である。2018、2019年とホームラン数は40本を超え、今年は不調や数試合の離脱がありながら、ホームラン15本でセ・リーグ5位タイにつけている。(2020/9/17現在)

また、ソトは昨年巨人戦で10本以上のホームランを打ったほどの"巨人キラー"だ。こんな記事を書いておきながら、阪神・ソトが実現したら嫌だなあとも思ってしまう、、、、、


3.島内宏明

3人目は、セ・リーグしか見ていない方には馴染みが薄いかもしれないが、東北楽天ゴールデンイーグルスの島内宏明を提案する。こちらも先日、国内FA権を取得した。強烈なインパクトこそないものの、毎年安定して.280~.290程度の打率、10本程度のホームラン、OPS.800前後を期待できる存在だ。

巨人と阪神の差として、"コアではないがOPS.700~.800を期待できる層"の人数があると思う。

巨人は亀井、中島、ウィーラー、大城(最近はこのレベルを脱しつつあるが)などがおり、この層が休みを入れつつ下位打線に座ることで、打線のレベルを上げている。一方阪神は、大山、近本らをコアと考えると、この層は梅野、糸原ぐらいである。これぐらいのレベルの選手が下位打線を固められると、主力選手が打てない日でもバックアップが期待できるため、得点力や安定感が増すだろう。

また、福留、糸井が衰えてしまい戦力として計算できなくなってきた今、安定して結果を残せる外野手を1人補強しておきたいという思いもある。



番外編. 岡田彰布

就任2年目の矢野監督は、阪神という球団の特性もあり、度々ネットでヤジられている。しかし、就任1年目で3位に滑り込み、CSファイナルステージまでのぼりつめたところをみると、今すぐ解任すべき監督ではないだろう。

しかしながら、指揮を執る経験が浅いのも事実で、1年後すぐ優勝できる手腕があるかと言われると難しい。

そこで、Aクラス常連だった阪神を率いていた、岡田彰布氏を監督に招聘してみることも1つの手ではないか。矢野監督はヘッドコーチとして岡田監督の下で経験を積むことで、より良い監督になれるに違いない。



(仮)2021阪神打線

さて、いかがだっただろうか。最後に、補強の結果どんな打線が生まれるのかみていこう。

1 近本(中)

2 ソト(一or右)

3 サンズ(左or一)

4 大山(三)

5 島内(右or左)

6 糸原(二)

7 梅野(捕)

8 木浪(遊)

9 大野(投)

2~4番にコアを並べつつ、下位打線も厚みを増した形になった。また、ボーアが控えていることで、戦力に厚みが増している。(年俸や外国人枠次第では切られてしまうかもしれないが、、、)

ソト、サンズあたりが怪我なり不調なりでパフォーマンスを発揮できない場合は代わりにボーアを入れられる。2~4番に右の大砲タイプがそろっており単調さがあるならば、2番か3番に島内か糸原を入れてみるといいだろう。

島内が左投手を苦手にしているため避けたい場合は、陽川、中谷ら控え選手の出番だ。また、攻撃に力を振りたい場合は糸原のところにボーアを入れ、ファーストボーア、セカンドソトの布陣で挑むのもありか。


いずれにせよ、補強により強力かつバリエーション豊かな野手陣を構築することができる。また、コアが固まることで、若手選手の育成をやりやすくするという効果も生まれる。実現可能性はちょっと分からないが、実現すれば巨人にとっては間違いなくかなりの脅威となる。

阪神フロントは、セ・リーグのためにこれくらい本気を出してみてほしい。




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