おすすめの落語家について語る

この記事はギークハウス新宿界隈 Advent Calendar 2018 18日目の記事です。

いやあ、叩きたいですね~、和太鼓。え、何を言っているのかって?実は僕、学生時代は落語研究会に所属してまして、出囃子の演奏もしていたので和太鼓の心得があります。いやあ、叩きたいな~、一番太鼓や二番太鼓。叩きたいな~、石段や昼まま。

もちろん太鼓を叩くだけじゃなくて、落語の舞台(高座といいます)にも立っていたし、CDで過去の落語を聞いたり、寄席や落語会で生の落語に触れたりもしていました。最近はあまり聞いてないんですが、たまに聞くとやっぱり落語っておもしろいな~って思います。なんというか、出来がいいんですよね。たとえば古典落語というものは、ネタにもよりますが何百年という歴史があるわけで、それだけの年月淘汰されずに生き残ったネタは構成やらなんやらしっかりしてんな~と思うことしきりです。

そんなわけで、落語ビギナー(たぶん)のあなたにおすすめの落語家を紹介します!

故人編(江戸)

まずもう死んじゃってる人からだ!言い忘れてたけど落語はざっくり江戸落語と上方落語に分けられるぜ!舞台が江戸か上方(ざっくり関西のこと)の違いだな!もちろん使われている言葉も江戸弁と上方弁の違いがあるぜ!

5代目古今亭 志ん生(ここんてい しんしょう)
5代目柳家 小さん(やなぎや こさん)

いきなりまとめて申し訳ないが、僕はこの二人がいちばん好きだ!志ん生は息子の志ん朝馬生も有名!小さんは落語家初の人間国宝だ!落語家は襲名制度があるから語るときは何代目かも書いておくと間違いがないな!このあたりの有名どころは図書館に行けばだいたいCDが置いてあるから借りて聞くといいと思うぞ!

故人編(上方)

3代目桂 米朝(かつら べいちょう)
2代目桂 枝雀(かつら しじゃく)

この二人も図書館に行けばだいたいCDがあると思う!枝雀は言わずと知れた昭和の爆笑王、米朝は枝雀の師匠で上方落語四天王のひとり、落語界2人目の人間国宝でもあるな!報道で「米朝問題」という表記があると落語関係者は米朝師匠を思い出すぞ!特に枝雀の落語はあなたが落語に持っている固定観念を壊してくれる!かもしれない!

存命編(上方)

僕は関西の大学に通っていたので生で見ていたのは上方の落語家さんのほうが多い!よって存命編(江戸)はナシだ!

笑福亭 仁智(しょうふくてい じんち)
笑福亭 福笑(しょうふくてい ふくしょう)

福笑師匠は古典落語も手掛けられているが、お二人とも新作落語でも有名な方だ!落語というと時そばや寿限無などの古典落語を連想する人が多いと思うが、現代を舞台とし、新しく作られた新作落語というものもあるな!(新しく作られた昔を舞台にした落語もあり、そういった落語は擬古典と言う!)お二人とも爆笑派で、笑いたい人は見に行くといいと思うが、やはり活動の中心は大阪だ!関西以外の人は残念!ちなみに仁智師匠は今年上方落語協会の会長になられたそうだ!おめでとうございます!

2代目 笑福亭 松之助(しょうふくてい まつのすけ)

一般的には明石家さんまの師匠として知名度があるが、一度だけ拝見した高座もたいそう面白かったぞ!ただ御年93歳のご高齢で、ブログ「松っちゃんの戯言」も2015年で更新が止まっている…。僕はぜひまた元気なお姿を拝見したいぞ!

番外編(講談師)

番外編として、講談師の先生をおひとり紹介する!ちなみに落語家の尊称は師匠だが、講談師の尊称は先生だ!知っておくと通ぶれるかもしれない!

3代目 神田 山陽(かんだ さんよう)

「にほんごであそぼ」に出演されていた神田山陽先生だ!僕がいままで見た舞台の中でいちばんおもしろかったのはぶっちゃけ山陽先生だ!落語じゃないけど!ただ山陽先生、最近は講談師としての活動をされていない…大阪で見た二人会で悩まれているようなことを話してらっしゃったが、まさか活動を休止されてしまうとは。昨年に一度だけ高座に立たれたそうだが、もしも今後復帰されるようなことがあれば僕は非常に嬉しく思う!

以上!

紹介は以上だ!○○を知らないなんて人生を損してるというような言い方は好きじゃないし言うつもりはないが、新しい娯楽に触れてみるのもいいんじゃないかな!具体的にどこに魅力を感じているかは言語化が難しい部分もあるしぶっちゃけめんどかったからはしょってしまった!すまん!もし個人的に僕を知っている人であれば個別におすすめを語ることもできるから気兼ねなく連絡を取ってくれ!以上だ!

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