5月に何故XEXは49satoshiまで落ちたのか

ご存知の通りCROSS Exchangeの取引所トークンXEXは7月末の投げ売りで0.12ドル→0.04ドルまで下落したのをきっかけに下げトレンドに突入し12/10現在で0.007ドルを切る価格になっています。
この時に売られた枚数は300〜400万枚だったと記憶しています。

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遡ること2ヶ月半
5月9日にXEXは史上最低価格の49satoshiを記録したことがあるのをご存知でしょうか。
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今回はこの時に何が起きていたのかという話と7月の暴落前までのXEXの板の特徴について書いてみます。

5月の暴落の状況

上に載せた5月暴落時のXEX/BTCを1時間足で見てみます。スクリーンショット 2019-12-10 23.07.34

7月の暴落同様に大きな下ヒゲをつけますが、その後何事も無かったかのように元に戻ります。更によく見るとこの暴落時の1時間の出来高が43万枚だったこともわかります。
実はこの下ヒゲのタイミングで売られた枚数はたったの11万枚ちょっとです。
何故わかるかと言うとdiscord botで1分足の出来高を出力していたからです。
数人で情報交換していたコミュニティでその時の様子が残ってました。


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そのうち71000枚程度を49satで買うことができました。

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つまりその上50sat〜2471satの間に4万枚しか無かったのです。
そんなに板が薄いならいつ暴落してもおかしくないじゃないかと思うのが普通ですが、そこにXEXの小さな秘密があります。

XEXの板にはある特徴があり、
この前日から暴落までが特別で暴落後は元に戻ったという言い方が正しいと思います。
その変化が分かったので、暴落が起きると確信して前日からポジションを調整し続けていました。
偶然ではなく落ちるべくして落ちたし、取るべくして取ったと思います。

XEXの板の特徴

現在は全く違いますが7月の暴落前までXEXの板にはある特徴がありました。
BTC建にはだいたい50万枚程度、USDT建には80万枚程度の買い支えとも言える板が現在価格からちょっと離れた下に常にありました。
直接価格を押し上げたりはしないですが、まとまった枚数の成行売りが起きても数%〜10%下落するだけで済みました。
USDT建でまとまって売られた時のチャートです。40〜50万枚売られましたが3%程度の下落で済んでいます。


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5月の暴落の状況(自分目線タイムライン)

その特徴を踏まえての自分の視点と動き方をおまけで残しておきます。

前日夜
いつもあった買い支えが無くなっていて板が薄いのに気付く
一回でも抜けたらみんなが意識するようになるのでチャンスは1回限りと予想。
(USDT側はいつも通り厚みがありました)

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とにかく指値調整

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時は来た

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その後、板が元に戻る
※当時は運営のbotだろうと思ってこう言ってますが真実は不明です

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その後

この5月以降はしばらく安定します。
次にまた変化が来るのは7月3日。

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その後板の様子が戻ることは無く7月末のあの日を迎えます…

CROSS Exchangeの戦い方(暴落編)に続く

まとめ

運営なのか誰かのbotなのか分からないですが買い支えのような板に支えられてXEXはずっと歩んで来た可能性が高いと思ってます。
もちろん需要もありました。

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