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#329 母の雄姿、娘はちゃんと見てるよ。

母は、私のことをたくさん応援してくれる。

習い事に部活、勉強、留学、受験。今まで私が経験してきた全部のこと、家族が応援してくれなきゃどれも出来ていなかったと思う。

そんな母は昔から思い切りがいい。実にいろんなことをしている。実際、私がnoteを始めたのも、母がnoteを始めたことがきっかけだったし、母と一緒に演劇教室に親子で通ったこともある。

どうやら周りのママ友や先生から見ると、私の母はとにかく優しくておっとり、おだやかに感じるらしい。「とにかく優しい」まではあっているのだが、そこから先に私は異論がある。

母は、ときにとっても野生的、だと思う。(これを見た母はどう思うだろうか…もちろんいい意味で言っているので、許してね?ママ。笑)どんな風に野生的かと言われても、「野性的」が本当に母を表す言葉としてふさわしいかに迷いがある段階の私に上手いことは言えないが、母は「一直線に走る」のである。

母はいろんなことを日々学んでいるらしい。娘の私がすべて把握しているわけではないが、英語や保育、お金関係の資格の勉強をしていた時期もあったし、今ではアートやピースフルなんとかについての勉強会に参加しているらしい。

あるとき、母は言った。

「自己投資にめちゃくちゃお金かけてるんだよね。でも、それを学んで何になる、とか、自分が何をしたいんだとかは全然わからないんだけどね。笑」

今日、母は自宅で開催するワークショップの準備のため、朝からソワソワしていた。つい前日までは参加者が0人だ、どうしよう、なんて言っていたから、私は娘なりに大丈夫かな…などと余計な心配をしていた。母と言うと相変わらず「なんでこんなことしてるんだろ」と豪快に笑いながら、私を追い越して行った。笑

毎日の仕事や家事に加えて、夜遅くまでパソコンに向かっている母。ときに目を輝かせ、ときに眉毛や口をへの字に曲げながら、自分の学びに一直線の母。

そんな母親のもとに生まれてきてよかったと心の底から思う。

私もそんな母親に将来なれるかな、なりたいな、と思う。

ねぇ、ママ?私ちゃんと見てるからね、知ってるからね。ママが奮闘してるところ。「かっこいい」よ。




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