bosyuから生まれた氷河期世代コミュニティ
「前向きな氷河期世代」とは、いわゆる就職氷河期世代が集まって、明るく・楽しく・前向きに生きようとする人を応援するコミュニティです。
「前向きな氷河期世代」のきっかけ
コミュニティ発起人は、自身も氷河期世代である「やますけ」さんです。
元々「自分でできる事は自分でやってしまおう」という性格だったやますけさんは、ある日「氷河期世代どうしで助け合えないだろうか?」と考えました。
正社員としての経験不足や転職を繰り返して、年齢に見合ったキャリア形成もままならない。一方で、イベントやサポートは若手に向けられていて、自分の年齢ではもう参加できない。
ぬぐい切れない「取り残された」という感覚があります。
最近は氷河期世代を対象とした採用も話題になります。「正社員になる」ことを夢見て、数人の採用枠を巡り、数千人の応募者が殺到しました。
その狭き門を見事潜り抜けた人は、きっと多くの氷河期世代の希望となったでしょう。
だけど……採用されなかった人たちは?
そもそも「正社員であること」が本当の幸せの形なの?
「氷河期世代」という言葉は当事者には「被害者意識」を植え付け、他の世代からは「哀れみ」しかもらえない。
被害者のままではいけない。「かわいそう」と思われたくない。
だったらままず、同じように「取り残された」人が手を取って立ち上がってみようじゃないか。
氷河期世代で氷河期世代をサポートしよう!
そこで同じような想いを抱える人をbosyuしました。
2020年1月25日から始まって、1か月経った2月25日現在、17名が集まっています。
氷河期世代は1,700万人いると言われていますが、そのうちの17人……0.0001%「も」集まりました!
Slackを活用したコミュニティ
「前向きな氷河期世代」ではSlackを活用して、雑談から生まれたアイデアを実現するにはどうするか、意見交換しています。
同世代の同じような「生きづらさ」を分かち合うことで、対等な横の繋がりがあれば、安心感も生まれます。
そして同じような「悩み」を抱えながらも、まったく違う立場やスキルの人が集まることによって、1人では思いつかなかったようなこと、できなかったような事が実現するかもしれません。
新しい事業も立ち上げる事もできるかも!
今コミュニティで話し合われている事
・離島で雇用創出したい!
「医療」「公共交通機関」「商店」「インフラ整備」「仕事」「結婚」さまざまな足りていないものはあるけれど、実は住人たちは以外と満足している?
離島出身者が故郷を離れた時、「余計なお節介」にならずにどんな支援ができるだろうか?
・ひとり親を支援をしたい!
氷河期世代もそうだけど、「ひとり親世帯」も「かわいそう」なんて思われたくないぞ!
前向きに応援するにはどういった事が必要だろうか。
・教育機会の格差解消したい!
氷河期世代はインターネットがまだ発達しておらず、経済的な困難だけでなく、地域や環境によって、得られる情報に格差があった……。
子供たちの学習を通して、親世代のライフスタイルや価値観を見直す事はできないだろうか?
・前向きにがんばる氷河期世代の活動や情報を発信したい!
ライター経験者や編集経験者が中心となり、コミュニティで話し合われている事を発信して、「氷河期世代も希望を持って前を向ける」ということを伝えたい。
「前向きな氷河期世代」が増える事で、社会に対する新しい「うねり」を作れるかも!
などなど……
あなたが今「本当にやりたい事」はなんですか?
それをコミュニティで話してみませんか?
ライター:樽瀬川