元旦につないだ目に見えない2021kmの襷リレー
ニューイヤーオンラインマラソンという幕開け
2021年0時になった。新年のスタートだ。僕はランニングウェアの下に山で着る用の超薄いダウンを着込んで3℃の外に飛び出した。
「さ、寒い。でも、走ろう。一人だけど、僕はひとりじゃない。」
こんな夜中に不審者のごとく走る理由は「ニューイヤーオンラインマラソンという挑戦」をするため。ニューイヤーオンラインマラソンというのは元旦の24時間を使ってみんなで2021kmを走ろうという挑戦。
ニューイヤーオンラインマラソンを思いついたのは、12月28日の朝。2020年の仕事納めをして、2021年に向け準備をしよう!という気持ちになった頃にふと神のお告げのように降ってきた。
「2021年のスタートダッシュを切りなさい。」
そんな声が天から聞こえてきた(という設定)。「2021年の勢いをつけるのに、元旦から挑戦したいな」という思いと、「みんなも何かやりたいんじゃないかな」という妄想。そう思ったのと同時にどうしたら面白いかのアイデアが湧いてきた。
「オンラインマラソンをやろう。全員で2021km走れたら凄いぞ。」
そう思ってからは早い。Twitterで反応をみてみる。反応は上々。とりあえず、これ以上考えても仕方ないのでやろう!そう決めて、noteを書いた。
仲間は続々と集まってきた。31日の朝に50人まできて、そこから元旦0時には130名に達っした。このままだと1人平均15.5km。
確かにガチランナーもいるが、普段全く走らない人もいる。正直できるかできないかはわからない。やってみなけりゃわからない。
「誰かやったのかよ!誰もやってないだろ?
だったらわからないじゃないか!」
うん。完全にえんとつ町のプペルの名台詞のパクリだけど、こんな気持ちだった。だから、やってみる。できると信じてやってみる。こういうものは根拠とかコミットメントよりもやってみるという出発の勢いが大事なんだ。
心でつないでいく見えない襷リレー
0時にニューイヤーオンラインマラソンがスタート。言い出しっぺの自分がまず率先して走る姿を見せようとランニングスタート。
深夜とは言え、100名以上いるんだから、Zoomでつなげば誰か話し相手になってくれるだろう。そうすれば、眠さと暇を紛らわせるだろう。と思ったが、結局、なぜかみんなミュートなので僕のハァハァという息づかいを配信することになった。
そして、1時間40分ちょっとで、極寒の中、20kmを完走。
その後も、初詣ランなどをした人がいて、夜中にもポツポツと報告があがった。朝になり、続々と「走ります」「走りました」「楽しかった」「気持ちよかった」の報告がつづいた。
せっかく走るならと、ランニングを楽しむ姿の報告も元旦を楽しくさせてくれた。
⬇絶景な初日の出ラン
⬇長靴を履いて雪中ラン
⬇友だちを誘ってごみ拾いラン
家族を誘って走れば(歩けば)、その分、人数分(数倍)になる。ということで家族みんなで走る(歩く)挑戦者たちも現れだす。
遠方に住む家族にも声をかけて、コロナで会えない親族一同でニューイヤーオンラインマラソンに挑戦する人も。普段走らない夫婦が娘の誘いで「じゃあ、やろうか」と長い時間ウォーキングする。
ニューイヤーオンラインマラソンが離れた家族との元旦の思い出になっていく。想像しただけで胸アツで「やって良かった。゚(゚´Д`゚)゚。」という気持ちになる。
「全員で2021km」という見えないゴールに向かって、見えない襷がつながっていく。走るのは一人だけど、LINEを開けば、たくさんの仲間が頑張っているのがわかる。仲間も頑張っているというのがチカラになる。一人じゃないというのが生きていく上で本当に大事だということを再確認。
2021km達成していないけど、すでに達成感がある。でも、ココまできたら達成したい。みんなで達成感という思い出にしたい。みんなのパワーに背中を押されフルマラソンを走ると宣言する女子(ゆきな&NIWASE)もあらわれだす。
誰かが走ってくれるではなく、自分ができることをしよう。そう思って、みんなが走り出す。義務でもなければ、当然ノルマもない。自分が楽しみたい。挑戦した方が楽しめる。勢いが連鎖していく。
お昼をすぎても勢いは止まらない。そして、合計距離はぐんぐんと伸びていき、箱根駅伝を夢見る息子と一緒に箱根駅伝10区のコースを走りきった親子にて、午後7時半すぎに2021kmを達成。
⬇Facebookに投稿されたやっちゃんのコメントを以下に抜粋します。
実は、丁度数日前に息子と喧嘩していて、やってもいないのに、やっとこともないのに諦めている言葉を聞いて、「やってもいないのに決めるの?」と
「だってできないじゃん」と。
その言葉にモヤモヤして、私が出来ることは何だろう?と考えました。
そんなタイミングでのニューイヤーオンラインマラソンの開催☘
走りきるのは不安だったけど、私は息子に行動で示すことしかできないなと。一緒に走りきった息子はとても嬉しそうでした😊
やってみたらお母さんできたよ!!
その後も、勢いは止まることを知らず、途中動画で挑戦している様子を伝え続けてくれたフルマラソン女子も2人ともに無事にフルマラソン以上の距離を走ってゴール。
◉ニューイヤーオンラインマラソン
総勢:155名エントリー
累計:178回(報告回数を1とカウント)
流れた汗:たくさん
流れた感涙:たくさん
生まれた絆:Priceless
合計距離:2313.1km/2021km
そして、たくさんの仲間との間に一体感と達成感が溢れました...涙。
応援と挑戦の循環
僕はよく「応援と挑戦の循環」という言葉を使います。
挑戦している人を見ると応援したくなる。
応援されると頑張れる。
頑張っている姿は応援する人を感動させる。
感動した人が「自分も挑戦したい」と思う。
そして、一方踏み出して挑戦する。
挑戦している人を見ると応援したくなる・・・。
そうやって、応援と挑戦はぐるぐると循環していく。
仕事でも、仕事以外でも、何かをやろうと思った時に「行動する」ことが大事なのはわかっているけど、その行動の一歩を踏み出すのが一番大変。
だったら、応援するところから始めても良い。人を応援している中でいつの間にか、一緒に挑戦したいと思える仲間や、挑戦したいことが見つかってくることだってあるのだから。
『挑戦と応援の循環』
僕はそうやって挑戦しつづける人生を生きていきたい。挑戦で仲間と感動する人生を生きていきたい。
楽しいことを思いついたら、仲間を巻き込んで、火をつけて、わっしょい!って祭のような人生を生きていきたい。
仕事で必要なスキルをもった人とビジネスライクに出会うのではなく、「お互いの人生の登場人物になりたい」と愛せる人たちと、仕事と呼べる世直しに挑戦していきたい。
だから、僕にとってのニューイヤーオンラインマラソンは成功そのものだった。
思えば、僕はこれまでもこうやって「祭」を仕掛けてきた。広告を使わずに8,000名の学生を集めて人気企業ランキング25位に載った時も、Fitsダンスコンテストで賞金100万円をGETした時も、野外フェスを主催して山奥のキャンプ場に600名を集めた時も、クリスマスに世界一長いクリスマスケーキ(123m)をつくってギネスに申請した時も。
スタートはノリ。勢いで発信。仲間を巻き込み、火をつけ、祭を起こしてきた。
ビジネススキルが身につくほどに、色んな戦い方を覚えたけど、自分が一番好きで得意な自分の勝ちパターンを思い出した。だから、僕も言いたい。
「ニューイヤーオンラインマラソンを
一緒にやってくれてどうもありがとう。」
また、僕の仕掛ける祭に参加してください。祭は参加者が主役。誰かがやっているではなく、自ら楽しむ心でできることを一緒にやる。
わっしょい!わっしょい!2021年は「祭」な年にしますので、乞うご期待。
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