
SNSで「消えていく」ものたち
少し前まで、タイムラインであんなに見かけた
「あの人達」はどこへ行ったのだろう。
「継続することが、成功の秘訣です。」
そう、いつものようにつぶやき
沢山「いいね」を貰っていたあの人達は
今どこで、何を継続しているのだろう。
SNSで消えていく者たちには「法則」がある。
それは、発信内容の共通点だ。
・人生を変えたい
・なりたい自分になる
・周りの目を気にしない
・とにかく行動すべし
・失敗したっていい
・お金よりやりがいや友達
・人と違うことをしたい
・好きなことで稼ぐ
・継続は力なり
もしかして、あなたも呟いてない?
一見、ポジティブな内容に見えるかもしれないが
発信する側の「状況」によっては、話は違ってくる。
声にならない「叫び」が聞こえてくる。
SNSで発信をする人は
その発信内容に「自分」を重ねるもの。
啓蒙的な発信は、自分が「こうあるべき」と
思っている内容になるのは当然。
そこに書いてあるのは
理想の「自分」の姿に他ならない。
今すぐ行動して、人生を変えましょう!
(こんな人生は嫌だ、私も変わりたい__)
裏側には必ず…
周りの目を気にせず、自分を貫きましょう!
(批判する方が悪い、私は間違ってない__)
本当の自分の「姿」と「想い」が隠れている。
偽りの自分を「周り」が認めてしまう。
周囲が「いいね」する発信は
本当の自分ではなく「理想の自分」の姿。
その姿が肯定されれば、肯定されるほど
現実とのギャップに、発信者は苦しむ。
私は、嘘つきだ__。
このギャップが、発信者を蝕んでいく。
精神の盃の大きさは、人それぞれに違うもの。
長期にわたり耐えられる者は、そう多くはない。
そして、人は誰かの「幻影」になる。
この誰かの「理想の姿」に憧れた者達が
美化を重ねた存在こそが、SNSの「幻影」となる。
幻影が、また新たな幻影を生み出し
SNSは「偽りの成功者」で溢れていく。
もし、あなたが「SNS幻影症候群」に
悩まされているのだとしたら
解決する方法は、ひとつしかない。