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近未来の画像診断装置【CIMT】の検証モデルが日刊工業新聞にて紹介されました


日刊工業新聞 2024年4月17日 ※転載禁止。
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CIMTについて

 CIMT(電流励起磁気断層画像化装置)は電極を体に貼ることなく体内の電流分布を非接触で計測する技術です。生体に電場をかけ、それによって誘導される磁気を高感度磁気センサで検出することで、生体の断層画像を取得します。普段着のまま、より簡便に生体断層画像が得られ、肺炎・内出血だけでなく「がんの早期発見」が実現できるようになると期待されている技術です。また体脂肪計レベルの電流を流すだけなので、安全に操作が可能です。

CIMT装置イメージ図 
開発中のため実際の商品と仕様が異なる場合があります。

理論検証モデル

 2024 年4 月17 日(水)~19 日(金)に開催された「Medtec Japan(メドテック ジャパン)」にて、このCIMT装置の理論検証モデルを展示いたしました。
 食塩水で満たされたアクリル水槽内の断層画像をリアルタイムで取得しており、電気抵抗が低い食塩水内に電気抵抗の高いアクリル棒を挿入すると、アクリル棒の挿入位置がマッピングされます。


肺の断層撮像

 さらに8チャンネルのCIMT試作機によるヒトの肺野断層撮影および、非接触磁気センシングによる肺の換気分布の可視化に成功しました。 動画ではCTで撮像した肺野画像にCIMTによる撮像を重ね合わせて表示しています。
 ヒトの体の約60%は水分でできており、空気に対して電気抵抗が低いです。そこで息を吸うと肺内が空気で満たされ胸の部分の電気抵抗が高くなります。

CIMT試作機によるヒトの肺野撮像の様子