個人として大事に思うこと
断酒会についての本だったかサイトだったか忘れたが、「ひとりでいるとどうせ酒を飲んでしまうのだから、会に参加して無為に椅子をあたためるのが大事だ」と書かれているのを読んだ覚えがある。
この考えを個人的に気に入っていて、人付き合いを頑張るときの励みにしている。ひとりでいてもどうせろくなことはない。本当に酒を飲むくらいのもので、それなら誰かと無意味なことを話しているほうが良い、というか善い。オンでもオフでも誘われたらなるべく断らない。誘ってもらえるうちが華でもあるし、それで何か恥をかいたとしても、恥をかけるのならまだ良い生なのだろうと思う。
ひとりで椅子をあたため続けることができず、ぼくたちはすぐに何かをしようとしてしまう。それは自分と向き合うのがつらいということだ。徒手空拳で自分の影と戦っていられる時間は長くない。
だから誰かにそばにいてもらう。それはそれは素晴らしいことだ。
……というふうに皮肉げに書いてしまうのは、弱い個人としての自分とは違う自分が納得しきっていないからでしょうね。
これ以上書いてもみじめになるので、誰かの声を聞きにいく。
続けられるかわかりませんが過去作の曲の単品販売に使おうかなと思ってます