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30分から1時間程度で終わる、Amazonにも楽天にも売っていない おっさんの人生をかけたゲーム


その日僕は
セブンイレブンにいた。


いつものように
朝食やコーヒーなどを
買うために
レジへと向かうと


レジ横に
何故か
人生ゲームが
置いてあった。



(???
 なんで、人生ゲーム??笑)
一瞬戸惑ったものの…


よ~く
その人生ゲームを
見てみると


セブンイレブンと
人生ゲームの
コラボ商品みたいだった。


どうやら…
セブンイレブンの
オーナーになれるらしい笑



(おもろそうやん笑)


僕は、迷うことなく
レジ打ちしてくれている
店員さんに
これも、お願いしますと
人生ゲームを
差し出した。


そしたら店員さんが
苦笑いしながら
人生ゲームを
レジ打ちしてくれた…


店員
(普通の買えばいいのに…
 わざわざコンビニで
 人生ゲーム買わなくても…苦笑)


的なことを
思ってそうな顔だった…笑


ただ僕は
そんなことお構いなく
こう思っていた…



(絶対これ…
 おっさんとやったら
 おもろいやん…笑
 
 おっさんが
 セブンイレブンの
 オーナーに
 なれるなんて…笑)



~~~~~~~~~~~~~~


職場は
仕事をするところであって
遊ぶところではありません。


そんなことわかりきっている。
なので
掛け声によって
集まったメンバーば…


結局
おっさん一人だった…笑



「おっさん!おっさん!
 人生ゲーム
 買ってきてんけど
 久しぶりやろ?
 やってみいひん??」


強引さ皆無。
やんわり誘う
感じだった。


おっさん
「えーーーー!?!?
 ええやん♪
 やろやろっ♪
 久しぶりやなー!!」


ここで
おっさん vs らむと の
人生ゲーム対決が開幕する。


そもそも
おっさんは
ゲームという類のものが
苦手だし
そんなに好きじゃない。


だから僕は
余裕で勝てる
ゲームだと思っていた…
勝ちゲーだと…


そんなこんなで
おっさんとの
人生ゲームが始まった。


おっさん
「ほな始めるで~♪」



「はいよ~」


掛け声とともに
勢いよく
ルーレットを回すおっさん。


ミニ人生ゲームなので
ルーレットもまた
小さい造りだ。


おっさん
「おーっとっとー笑」


やる気満々の
おっさんが
回したルーレットは
回転力が強すぎて
上の回る部分が
見事にあらぬ方向へと
飛んで行った…


おっさん
「ゴメン…ゴメン…笑
 勢いあまって…笑」



「これミニやからな
 どこでも簡単にできる
 造りやからさ
 
 ゆっくりでも
 ちゃんと回るで~笑」


おっさん
「オッケオッケ♪
 次からは大丈夫♪」


力の加減を学習した
おっさんが再び
ルーレットを回す。


止まったマス目は
お金がもらえる
場所だった。


おっさん
「ラッキー♪
 これは金持ちなるぞ~笑」


続いて僕の順番が来た。


ルーレットを回し
出た目のマスに移動する。


特に面白いこともなく最初なので
お金がもらえるマスだった。


おっさんの番が来た。


やっぱりルーレットを
勢いよく回すおっさん…



「あっ!」


おっさん
「あっ!!!笑」


上の部分が
見事に飛んで行く…


おっさん
「またやってもた…笑」



「(;・∀・)」


ササッと上の部分を
拾いに行くおっさん。


何事もなかったかのように
リスタートする。


でもまた
上の部分が吹っ飛ぶ…。



「おっさん…笑」


おっさん
「(;・∀・)」


気を取り直して
おっさんが
そ~っと回した
三回目の
ルーレットは
職業に就けるマスだった。


四十半ばのおっさん
無事…就職決定。


おっさんの職業:野球選手


おっさん
「お!!!僕、野球選手や♪」


続いて僕の番。
ルーレットを回して出た目は
やっぱり
職業に就けるマスだった。


僕の職業:セブンイレブン従業員



「……………笑」


おっさん
「ええやん笑
 ええやん笑
 
 セブンイレブンやん笑笑」


自分は野球選手なので
うれしそうな
おっさんが目の前にいる。



(ぶっ飛ばしてやろうか笑)


その後
給料日マスのたびに
圧倒的な
金額差を
突き付けられる僕…


おっさん
「またお金増えたわ~笑」



(ぶっ飛ばしてやろうか笑)


おっさん
「お金増えてばっかやわ~笑」



(奥歯がたがた言わせたろか笑)


そして、僕は…
おっさんのマスを
抜かした。


抜かした先に
止まったマス目は
職業ランクが
アップするみたいだ。


結果…


僕は
セブンイレブンの
オーナーになった♪



「よし笑
 これで、おっさんと
 張り合えるかも?
 よっしゃ、こっからや!!」

気合を入れなおす僕。


バトンタッチ。
おっさんの番が来た。


圧倒的な
金銭的余裕により
意気揚々と
ルーレットを回すおっさん。


しつこいくらいに
上の部分が吹っ飛ぶ…。



「ちょ…笑
 ほんま学習しよ笑」


おっさん
「ごめん、許して笑
 またやってもた…笑
 お金払おか?
 迷惑料…笑」



(ぜったいしばく…笑
 挑発しとるな…笑)


そうこう僕が
イライラしていると
再びおっさんが
ルーレットを回していた。


そして、なんと
おっさんの止まったマスは
職業ランクが
アップするマスだった。


おっさんの職業:メジャーリーガー


現在のバトルは
セブンイレブンオーナー
VS
メジャーリーガーである…


そこで
おっさんが一言。


おっさん
「もう…
 お金とかいらんから
 いろんな経験したいよな?
 こーなったら!笑」



「は????????笑」


そんなこんなで
僕は
おっさんに
圧倒的大差で
人生ゲームに
敗北した…


悔しいので
すぐさま
リベンジを申し出た。


おっさん
「やったってもええで~笑」



「お…おねがいしま…す…」



( `ー´)ノ


二回戦目…


おっさんの職業:宇宙飛行士


僕の職業:セブンイレブンオーナー


おっさんが
宇宙へと旅立っている中
僕は
シフトを埋めるのに
必死だった…


~~~~~~~~~~~~~~~


おっさん
「は~
 人生ゲームおもろいわ~」



「つよすぎな!!!笑」


また次回。



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(๑╹ω╹๑ )