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「ぽっぺのひとりごと」(6) 奇跡の小梅ちゃん

昨年の12月29日に大家さんから、「お正月用に飾らんかね。」と、松と梅と南天を一束いただいた。
まあ、嬉しい!! ていねいにお礼を言って、パスタソースの空き瓶に活けた。

毎日水を替え、週に1回水切りをして大切にしていたら・・・・・
1か月たった1月28日に、梅の花が開花した!
鉛筆よりも細い枝から、直径1センチの白い花が! 
ちゃんと五弁の花びらがあり、梅の花に間違いない!

こんなことってあるんだろうか。
ウチで生まれた小梅ちゃん。
喜びというよりもっと深い思いで胸がいっぱい。

さらに世話を続けていると・・・・・・・
2月25日に小さな蕾が!
直径4ミリ!

この子も育って開花するんだろうかと期待したけど、蕾のまま萎れて枯れた。

でも、主役の南天は赤い実も緑の葉っぱもきれいなままなので、水替えは欠かさなかった。

すると、今度は・・・・・・・
松の間から、松ぼっくりの赤ちゃんが!
わずか4.5センチ!

おお、頂いてから2か月半もたったのに!

植物の生命力に驚いている。
もしも植物に意志があったなら、人間なんか一溜まりもないだろう。

狭いアパートの部屋に彩りを与えてくれている南天と松。
そして、奇跡を起こしてくれた細い、細い梅の枝。
いつまでいてくれたっていいんだよ。

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