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好きなことでは生きていけない?

今期のドラマは非常に面白い。
(というより、大学生ぶりに見てる。)

今までテレビ、ましてやドラマなんて、
ほとんど見たことなかったが
自分自身、ディレクターとして
4年近くキャリアを詰んだ状態で見ると
ドラマの面白さに気付かされる。

・ドロ刑
・黄昏流星群
・僕らは奇跡でできてている

↑この3つは夕飯後の
アイスを食べながらの団らん中には
書かせないドラマ一覧。

その中でも
"僕らは奇跡でできている"

これは、まじで万能ドラマだと思う。

働き方改革/ワークアズライフ
好きなことで生きていく。

2018年初頭からこんなような類の言葉が
少しずつ世の中にで初め
変化しつつある時代を上手く描写してる
部分がとても多いのが印象的。

特に昨日の回は激アツだった。

主人公でもあり、
大学で生物学を教えている、一輝。
一輝の授業は、学生がつまらなさそうに
眠そうにしていても、おかまいなしに
自分な好きな生物についてキラキラと
楽しそうに話をしている姿が特徴的。

そんな楽しそうに話す一輝を見て、
生物学に興味がない学生たちが
一輝の生き方に徐々に惹かれていき、
大学で1番の人気の授業になっていく…。

そんな一輝を姿をあまりよく思っていない
樫野木先生が、前話でついに爆発。
これがかなり僕の中で印象的。

★一部抜粋
・一輝先生みたいに好きなことだけで
生きていくなんてひと握りしかいない。
・「好きなことで生きて行けるんだ」って
学生が勘違いしたらどうするですか?
責任とれるんですか?
・世の中、そんなに甘くないんです。

…怒鳴り散らすように発したこの言葉が
まさに移り変わる時代の流れの中で
ほとんどの大人が思っている気持ちを
代弁した瞬間だったんじゃないかと思う。

今や小学生がなりたい職業ランキングに
YouTuberは堂々とランクインしている。
親から見れば…

「それで食っていけるのはひと握りだけよ」
「仕事は大変だからお金が貰えるの」
「遊んで稼ぐほどそんなに甘くないのよ」

ときっと言うだろう。
僕でもきっとそう言う。

楽することを許さないこの世の中の風潮。
樫野木先生の怒りの言葉もよくわかる。

樫野木先生の中にはおそらく、
・好きなことでは生きていけない
→生きていくには、お金が必要。
→お金は努力や、苦労をして作るもの
→よって好きなことではお金は作れない
→だから、楽しそうに稼ぐのは許せない

一輝先生に対して苛立ちを持つ。

という心理じゃないかなと思っている。
戦後、高度経済成長期を通じて
世の中を大きく変えた日本ならなおさら
この心理は善であるべきだと考える。

ただ、
別にそれが善とするなら僕は
悪でもいいじゃないかなって思う。

好きなことだけをする
悪だと思われている生き方でも。

だってそっちのが圧倒的に楽しいだろうし、
断然に生きていて面白いと思う。

そして一輝先生のように
周りの学生、子どももそんな人に憧れ、
夢を与えられる存在にもなれる。

誰がどう考えたって、
楽しく生きるのか、辛く生きるのかって
聞かれたらほとんど前者だろう。

でも、僕らは後者を選択している。
いや、無意識に
そうさせられているのかもしれない。

例えの話として少しずれるかもけど、
「Q.仕事をする理由はなんですか?」
というアンケートを
あるテレビ番組内でやってたときに
第1位が…「お金のため」だった。

そりゃそうだろうなと僕も思った。

で、次の質問が
「Q.お金を稼ぐ理由ってなんですか?」
それの、第1位が…
「楽して生きたいから」だった。

楽して生きたい、ために
楽じゃない仕事で、お金を稼ぎ
そのお金を使って楽して生きたいという
…まあ、こうして書いてみると
何とも言えない構図になる。。

完全にこの世は、
上の偉い人達に踊らされているなと。
そしてそこから逸脱しようとする人
もしくはそれに気がついた人が
少しでも生き方を変えようとすると
上の偉い人達は全力で叩き潰してくる。

一輝先生に対しての、
樫野木先生の罵倒がこれにあたる。

ホリエモン、西野さん、前澤さん、
これらの方々たちが
全力で炎上する理由もそれかもしれない。

きっとみんな嫌なんだ。
楽しそうに生きていて食べている人達が。
許せない、苦労して生きてるのに。って。

でも、みんな心では思ってる。
羨ましい。って。そうなりたい。って。

僕もその1人だ。
5年間、誰よりも死ぬ気で働いてきた。
休みなんて年間で40日もなかったかな、
まあそれでも、多い方かもしれない。

血便にもなった、 内視鏡検査をした。
頭痛で倒れた、MRI検査もした。
俺、死ぬんじゃないかと思った。

そしたら次は適応障害にもなった。
仕事ができない、体になった。

で、ここまでボロボロになって、
やっと気がついた。

俺の人生、全然楽しくない。

って。

そんな当たり前のことを忘れていた。

なんのために生きているのか?

親のため?友達のため?好きな人のため?
お金をのため?世間のため?

違う。

自分のためだ。

水谷駿斗くんを最大限に
楽しませれるのは、幸せにできるのは
自分しかいない。って。

周りは生きていく上で、
お金は必要だと、言う。
僕もそう思う。

けど自分自身が苦しんでまで、
お金を集める必要はないんじゃないかって。

苦労してでしか集めれないと思っているから
永遠に苦労し続けなければならない。

じゃあどうするか。

ここまで、クソみたいに長い文を書いて
一周まわった段階で再度結論書くと…

"好きなことをすればいい。"

というのが僕がたどり着いた今の答え。
一輝先生のように。

それがOKと自分が初めて認めた瞬間、
人も、モノも、お金も
自然と寄ってくるもんだ。

彼女が欲しいと思えば思うほど
全然できなくって
まあーいなくてもいいっかーって
思ったときに、急にできるアレだ。

だってお金さんもキラキラして
楽しそうに生きている人のところに、
きっと行きたいだろうし。
俺がお金をさんならそうする。

"好きなことをして生きたい。"

今回のドラマの脚本を書いた人も
きっとそう思って作っているんじゃないかな?
って僕は解釈してる。

自分のためにこれは書いている。
何度も意識に刷り込ませるように。

どうだろう?駿斗くん。
こういう解釈で生きてもいいんじゃない?

何か、これなら楽しそうじゃん!

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