新しいノートの1ページ目。新しいモノ好きの私の人生の目的。

ぽぽみうむです。
小学生の頃に感じた、新品のノートや消しゴムを使う時の緊張感、わくわく感、覚えていますでしょうか。
少なくとも、私は覚えてはいます。しかし、大人になって、そんな気持ちになることも、だいぶ減ったように感じます。

4か月ほど前、私は長い長い学生生活を終えて、晴れて社会人になりました。
小中学校での得意科目は国語や英語。そんな文系人間が、高校に入って理系を選択しました。
難易度の高い大学に合格するには、得意科目が多い文系に行った方が有利だったに違いありません。しかし、私は、新しいことが好き、という理由だけで、理系に進んだのでした。

そして、高校で物理を選択したにもかかわらず、大学は生命科学の道を選びます。まったく知らない領域です。しかし、これまた、新しいもの好きが高じて進路選択をしてしまいました。

そして、いざ就職活動。
生命系の人が憧れる、医薬品業界や、化学メーカー、食品メーカーはことごとくお祈り。本当に偶然が重なって電気機器を扱うメーカーに入社しました。

そして今、会社の研修の一環で、まったく学んでこなかった、機械や情報科学、電気電子なんかの勉強を行っています。まったくもって分かりません。e-Learningで行っているのですが、確認テストが全然解けないので、問題をメモしています。情けない…。

しかし、なぜだかものすごくわくわくしています。全然わからないクセに楽しんでいます。自分の知らない世界がたくさんあることに感動しています。少しだけ、後悔すら覚えます。絶対高校生に戻れるなら、機械系の専攻をする!とか思っちゃうレベルです。

私は、一つのものを極められず、何度も後悔してきました。
頑張りたいと思っても、結局頑張れなくなってしまうのです。ぷつんと切れてしまうのです。

なぜこんなにも自分は頑張れないんだろう。
そう涙を流したことも数えきれないほどあります。

他にも、私のちょっとした悩みとしては、「趣味がない」ということです。
ゲームもやり込むことができません。(たまごっちとかは熱狂していた)
吹奏楽も、中途半端でした。歴だけです。
裁縫に目覚めたこともありましたが、結局、時間がなくて一回きりです。

そんな調子で自分を冷めた目で見ているうちに、私は一つの考察が浮かびました。

私は、この世の真理にたどり着きたいのかもしれない。
私は、この世に何があるのかを知りたいのかもしれない。

そんな感じのことです。

私は、仏教の教えだったり、心理学、哲学なんかも好きです。物理も全然わからないクセにまあまあ好きです。
色んなものに目が向いてしまうのは、この世にあふれかえっている様々な現象に触れたり理解したりしたいからなのかも、なんて思えたのです。

そんな訳で、私の進路選択は毎回失敗に終わっていますが、これでいいのだ、と思うのです。
新たな世界に触れられただけで幸せなのです。
本当はどっぷり浸かれるくらいになりたいのですが、一旦は世の中の探検をしていきたいと思います。

趣味だって、一つのものに固執しないで、「新しいものが好き」「新しいことを学ぶのが好き」「自分の内面や世の中を見つめるのが好き」でいいじゃないか。手段はなんでもいいじゃないか。そんな風に思います。

人生は長いんだか短いんだか、よくわかりません。
でも、死んだ後も、死後の世界への好奇心で持って探求していきたいです。それに、私が見ることのできなかった世界は、前世の自分や来世の自分が見てくれているはずです。

進路にしろ、趣味にしろ、どんな回り道も結局、「この世の真理にたどり着く」という一生をかけたテーマの達成には必要なプロセスなのです。

そんな訳で、新しいノートの1ページ目みたいに、程よい緊張感を持って毎日を過ごしたいです。

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