気合入れて化粧したら無敵になった話。

ぽぽみうむです。
私は普段、全然化粧をしません。ですが、今日は、久々の外出だったので、気合を入れて化粧をしました。その結果、とてもいい気分になれたので、共有します。

まず、私がなぜ化粧をあまりしないのかを掘り下げて説明します。私は、ありのままの美しさに憧れています。なので、すっぴんで勝負できる肌とか、顔の小ささとか、本物の美人に憧れています。なので、自分の歯並びの悪さやら、ニキビやら、顔面の大きさやらにひどくコンプレックスを持っています。どうせ、骨格とかは努力してもどうにもならないや…とあきらめの気持ちを持っていて、化粧に執着がありませんでした。

ですが、最近、言い方が悪いですが、「どこにでもいそうな子」や、「決して美人ではない人」が化粧をして、「化けている」動画が、たくさん見受けられます。そんな人達を見て、「うわ、すっぴんと全然違うじゃん!」と思う反面、なんてかわいいんだろう…とあこがれを抱きました。

そりゃあ、超絶かわいい子が気合を入れて化粧したら、だれも敵わないと思います。ですが、かわいくなる努力をしない人間が努力をした人間に敵うわけがありません。そんな訳で、私は、最初からあきらめるのではなく、ちょっとは努力しようと思いました。

そんな訳で、引きこもりでドすっぴんを極めていた私でしたが、研究室に行くのをきっかけに、丁寧に化粧をしました。使用したのは、値段で決めた下地とファンデ、完全なるミーハー心で手に入れた100均のアイシャドウ、もうなくなりかけの眉毛のペンシル、眉のパウダー、眉マスカラ、そして、暗めの赤のリップです。

使っている道具や、コスメ自体は、いつものテキトーメイクと同じなのですが、今日はいつも以上に時間をかけて、下地を塗り、ブラシを使ってファンデを塗りました。アイシャドウは、友人をリスペクトして、目の下にも入れました。前、事故で目の下にはみ出した時、姉に褒められたので、たぶん、目の下に色があるのだと可愛いのだろう、という安易な考えです。

そんな訳で、眉毛を描き、ブラシでぼかし…。遠い昔に化粧品売り場のお姉さんに教わった知識を総動員して、なんとかメイクを完成させました。自分で言うのもおかしいですが、戦闘力が上がった気がして、わくわくが止まりませんでした。

そして、普段はナチュラルポニーテールを通り越した、ぼさぼさひっつめヘアなのですが、でこを全開にして、みつあみをしました。今の私は茶髪なので、こんな昭和ルックも楽しめる気がして、思い切って挑戦しました。

そんな訳で、普段は20分くらいで終わる身だしなみタイムも気付いたら1時間経過していました。再放送中の「お願いマイメロディ」のアニメ2話分が終わっていました。そして、わくわくした足取りで、大学に向かいました。普段着ている、ボロボロのニットが今日は特別な服に感じる、そんな気がしました。

学校に着くと、「かわいい!!!」と研究室のメンバーに褒めてもらえました。うれしいやら恥ずかしいやら、ドキドキとわくわくが入り混じりました。いつも、こそこそ~って研究室に入っていくのですが、今日は、「私を見よ!」みたいな気持ちでした。そんな上機嫌な私は、教授からの卒論のフィードバックの受け取りに勇ましく向かうことが出来ました。

余談ですが、お願いマイメロディの主題歌、「オトメロディー」には、「女の子って魔法で作られたの」ていう歌詞があります。私は、女の子は魔法で作られたというより、女の子は魔法が使えるのだと思っています。化粧とか、「かわいくな~ろっぺ」の心がけ次第で、毎日を輝かせられるのです。せっかく女に生まれたからには、楽しまなければ損だと、猛省しています。

そもそも、化粧の起源って、「魔除け」なんですって。実際、今日の私は、普段の根暗でボロボロな自分ではなく、活気のある姿でした。「せっかく今日可愛いんだから、ちゃんとしなきゃ!」「せっかくきれいにしてきたから、堂々としよう!」そんな気持ちになった結果、自然と自信に満ち溢れました。自分の中の邪悪な部分をはねのけられたという点において、まさに、化粧は「魔除け」なのだと感じています。

どんな時代になっても、どんな逆境が待ち受けていても、きれいな眉毛が描けたら、アイシャドウのグラデーションがいい感じになったら、それだけで女性は無敵なのです。化粧の形や流行りが変わっても、化粧は女性を強くしてくれるのだと思います。

そんな訳で、一般的な「かわいい」にとらわれ過ぎず、自分なりの魔除けの儀式を確立していきたいです。「あの子よりかわいい」「努力してもあの子にはなれない」なんて、負の感情はクレンジングオイルで抹消します。
試行錯誤しているだけで、自分の中の、「どうせ私なんて…」という悪魔を倒せているのだから…。


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