小さな変化が積み重なって。

最近、歩くのがたのしい。

前までは、なんだか朗らかな人に見える気がするから、散歩がすきと言いたいな〜と思いつつ、実際は少し面倒くさいと思っていた。

よく「一駅分歩く」という人を周りでも聞くけれど、「すごいなあ」などと他人事として聞いていた。

ところが最近引っ越してからというもの、一駅分歩くことが当たり前になってきた。
のんびり音楽を聴きながら歩くのはたのしいし、ちょっとした発見に繋がる気がして、携帯を気にすることも少なくなった。

前までは10分歩くのも苦痛だったのに、今ではわざわざ遠いほうの、片道15分の駅まで歩いている。目的地までのルートに徒歩が含まれていることにも、なんだかわくわくするようになった。そして、そんな自分がちょっぴり好きだったりする。

引っ越してから、なぜだか気分がいい。

気づいたら鼻歌を歌っているし、にこにこしながらメールに返信したりもしている。
お花を育て始めたし、嫌いな掃除も毎朝している。数年していない運動も、早起きして始めようかなあなんて思っている。
ずっとやりたかったハンドドリップで淹れるコーヒーも、やっと道具を揃える予定だ。壊れかけのパソコンも買い換えよう。

小さく、色々と変化する自分に少し戸惑いつつ、なんだか毎日がたのしい。

変化を取り入れること、それをたのしめること。うれしいな。