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「…がない」を表す 〇〇-free の“ユニーク”な表現を徹底的に調べて見ました。


barrier-free (障害物のない)はよく知られていますが、〇〇-free は「〇〇がない」という意味を表します。free は「自由な」なので「〇〇から自由になった、解き放たれた」と理解すると、わかりやすいと思います。

今回はこの〇〇-free の中で私が面白いなと思ったものを幾つか取り上げてみたいと思います。

guilt-free (罪悪感のない)

これは「ギルトフリー」というカタカナがあるみたいなので(私は知りませんでしたが)、もしかしたら意味をご存知の方もおられるかも知れません。

guilt-free sweets” の直訳は「罪悪感のないスイーツ」です。食べる時に罪悪感なく食べれるお菓子といえば、「カロリー控えめのスイーツ」のことですね。罪悪感なく食べれるというのはユニークな言い方ですよね。

普通の言い方は low-calorie sweets ですが、 “guilt-free” の方が個人的には気に入ってます。

この guilt-free で思い出されることがあります。それはアメリカ人の方が、「ネギ大盛りのラーメン」を

guilt-free ramen

と呼んでいたことです。「なるほど!」と思わず笑ってしまいました。

私も guilt-free chocolates を買って食べることがありますが、値段が高いのがマイナスポイントですね。


accident-free (事故のない)

これは、意味はすぐにわかるのですが、とてもユニークだと思いませんか。わかってもなかなか使えない表現だと思います。

accident-free days

は「事故のない日々」です。言い換えると、days without any accidents ですが、accident-free days の方が簡潔で好きですね。

We wish for our accident-free days in future. (これからも事故のない日々を祈っています)

cruelty-free (残酷さフリー)

「残酷さがない」が直訳です。cruelty は cruel (残酷な)の名詞です。“残酷”なことは世の中にいろいろあるのですが、これは cruelty-free products(残酷さがない商品)のように使います。

「残酷さがない商品」と言うのはいまいちピンとこないかも知れませんが、商品を作る過程において残酷さがない、すなわち、「動物実験を行っていない製品」や「動物由来の成分を使わない製品」のことを指します。

また、〇〇-free は without any 〇〇 や with few 〇〇などで言い換えることも可能です。例えば、 I like sugur-free coffee. = I like coffee without ( any ) sugar.  のような文です。

私はほとんどの場面で without を使っていました。「〇〇のない」をどうしても直訳してしまうためだと思います。

もちろん without を使うのが悪いわけではありませんし、without の方が汎用性が高いです。でも〇〇-free の方が簡潔でパンチ力の効いた表現だと思うので、使える時にはどんどん使っていこうと思います。

ここで一つ疑問が浮かびました。それは、「〇〇がない」の表現は全て「〇〇-free」で書けるのかどうかと言うことです。

そこで咄嗟に思いついたのは、「電車のない県」と「魚のいない池」です。

I live in a station-free town.
This is a fish-free pond.

です。

この2つを ChatGPT, Copilot, Gemini, リートン, Claude に尋ねてみたところ、全ての答えは、It makes sense. (意味が通じる)とのことでした。と言うことは、他のいろんな語句でも通じるのではという推測が立てれます。

こういった推測も本当に面白いですし、AI だけでなく、ネイティブにもまたきいてみようと思います。

Thanks for reading till the end.  I hope to see you soon!

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