日報:5(2021/5/7)

・TVがうちにやってきたぞ!ここだけ読むと高度経済成長期みたい。でも気持ち的にはそのあたりの時代の子どもと同じくらいに興奮している。今までTwitterのトレンドぐらいでしか把握できていなかったTVの内容を自分の目で直接見ることができる。しかもどの情報を得るかは自分で選択可能だ。うれしいな~。
・実家を出てからTVを見る機会がなかったので本当にうれしい。TVっ子だったという訳ではないが、現世に混じれた感じがする。

・あと、やっと実家を出て外で暮らしているんだなという気分が湧いた。私は実家を出てからそろそろ4年になるけれど、別にそのことに対して何の感慨もなく日々をなんとな~く過ごしてきた。

今日TVを家に持って帰ってコードを繋ぎ、NHKを点け地域のニュースの時間になった途端、それまではどこかしらで見たことのあるアナウンサーたちが今日起こった全国のニュースを喋っていたのが、名前も顔も知らないアナウンサーが知らない場所のニュースを淡々と読み始めた。でもその知らない場所は確かに私が住んでいる場所の近くで、Googlemapとか道端の案内図とか役所からの通知とか、どこかしらで見たことがある地名だった。

そこで、ああ私今この知らん町で住んでるんだ、と思い、初めて実家を出て一人で暮らしてるんだなという感慨が湧いた。同時に、それまで自分はここで暮らしてるようでありながら、気持ちはなんとなく今いる場所から微妙に浮いてズレた場所にいたんだなとも思った。

・別に、だからホロリと来た、とかいうよくある流れではなく、そうなんだーくらいの感慨。その程度の感情に収まるようにしているというのもあるかもしれない。どちらにせよ、私は自分のことに限って言えばそういうのが得意ではないし、別に実家が特に恋しいとかでもない。そしてどこに住もうと大して変わらんだろと思っているクチだ。自分自身の日常に対して変に感傷的な味付けをするのは好みではない。あくまで日々は日々として扱い淡々と暮らしていきたい。

・もう少し何か書きたい。今日見た夢のことでも書こうかな。曇りで波の高い海に私と知らない男女(恐らく恋人同士)の3人でヨットで乗り出し、どこか知らない田舎の港に辿り着いたのはいいものの、ヨットを留めておいてという言いつけが守れなかった私がヨットを海に流してしまい、それを2人には告げずどこかへ逃げる夢でした。その後その田舎に旅行しに来ていた友人たちの車に乗せてもらい、温泉に連れていってもらい、一緒に帰った。あの男女2人は大丈夫だったんだろうか。帰る術を奪ってしまい申し訳ない。次この夢の続きを見ることがあるんだとしたら、この2人に復讐されそうだな。ヨットが着いた桟橋が古い館に繋がっていて、そこの地下は薄暗くて人気がなくやたら長い廊下が続いていたのを覚えている。そこに閉じ込められちゃうかも。やだな。

・今日はそんな感じだった。おしまい。2355を見て寝ようと思う。

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