クリエイターの安心に特化した「お仕事募集メッセージ受信箱」 pople / 事前アンケートのお知らせと開発への思い

2024年9月19日 13:50

ファンに紛れた「悪意ある1%」を弾く

クリエイターがSNSで活動していると、
「お仕事募集用のDMにネガティブなメッセージが来るのでメンタルキツい。お仕事の連絡が来るかもだから見なきゃだけど、見たくない。一文字も見たくない」
「仕事受付のためにDMを開放しているけど、仕事とは関係ないメッセージが届くので見る気がなくなって埋もれる」
「メールアドレスを公開してるけど、悪意ある人に勝手に使われた」
といったことでお困りのことはありませんか？

「送らないで」「使わないで」と呼び掛けても、本当に送らないでほしいその人には言葉が届かない。じわじわとネガティブな気持ちになっていき、どこかのタイミングで活動意欲の糸が切れて、活動を休止してしまう……。

そのような問題に対してpopleでは 3つの点で解決いたします。

全ユーザーを事前に審査
お仕事を依頼したい方だけがメッセージを送れる
「お連絡を受けたいクリエイター」と「お仕事を依頼したい方」だけ利用可能

pople - お仕事募集メッセージ受信箱

popleではサービス開始前アンケートを実施しています。
ご活動内容について、popleへ期待する点、ご不安な点をご回答ください。

pople 事前アンケートはこちらから回答いただけます
アンケートに答える

サービス開始時は各種公式アカウントで告知しますので、ぜひフォローをお願いいたします。開発状況についても適宜お伝えする予定です。

pople 公式アカウント
X(Twitter)：https://x.com/pople_info
Instagram：https://www.instagram.com/pople_info/

pople開発への思い

ここからはpople開発への思いとして、
・なぜpopleを立ち上げようと思ったか
・「誰でもすぐに利用できる」をやらない
・「届かない」ことが価値
・有料版でのご提供について
についてお話しします

なぜpopleを立ち上げようと思ったか

いきなりなんですが、普段からVTuberさん、ストリーマーさん、イラストレーターさんなど、クリエイターさんの活動を追っています。

で、よく見かけるのが、「仕事用のメアドに関係ない内容を送ってこないでください」というアナウンス。
これが何度もいつまでも続いて、クリエイターさんが活動休止、あるいは活動終了されるのを何度も見てきました。
フォロワーのうち、悪意を持った1%によってクリエイターのメンタルが徐々に削っていって、全く問題ない99%のファンの皆さんも行動できず、歯がゆい思いをしたことがあるかもしれません。

そんな中、「メールアドレスを悪用され、各所に問合せが送信された」というニュースを見て非常に心が痛みました。
それと同時に、ネットユーザー増加に伴って、連絡先を公開するリスクが高まったのではないかと考えました。

例えば、事務所に所属しているクリエイターは担当マネージャーが付いており、メンタルケアやメッセージ内容の事前チェックを行なってくれるかもしれません。
一方で個人で活動するクリエイターの場合、SNSやライブ配信から、裏方まですべて1人でやる必要があります。当然、来たメッセージの内容もすべてチェックする必要があります。書かれている内容がダイレクトにクリエイターに伝わることで、クリエイターのメンタルも削られます。
メッセージを見るのが億劫になり、SNSの通知欄を見るのも気合いが必要になり、活動頻度が落ち、活動休止、最悪の場合は活動終了にまでなってしまいます。
ファンの方々からのプラスになる応援とは別の、悪意ある人のマイナスにさせる力のせいで、応援していたクリエイターが活動終了するのは私としても悲しい思いでした。

ということを経て、
クリエイターにとって無用な連絡・問合せを届かないようにするサービスを思い付きました。
既にそんなサービスがないかを調べてみましたが、Googleフォームなどのフォーム作成系サービスでも「受け取らないようにするサービス」は提供されていないようでした(もしあったらこっそり教えてください)

「誰でもすぐに利用できる」をやらない

「無用な連絡を受け取らないようにする」を実現するためにどうすればいいか。

例えば、
「誰でも登録でき、サービス全体で共有のブラックリストを作成・適用できる」
これは即却下しました。
無料のメールアドレスはいくらでも作れるので捨てアカウントの量産も可能です。
例えブラックリストが作れたとしてもいくらでも回避できますし、
そのブラックリストに追加されるのもクリエイターさんにメッセージが届いた後になります。「一切目にしない」は実現できないと判断しました。

別のアイデアとして「AIで事前に除外」も考えましたが、
色々と調べてみましたが「一切メッセージを届けない」は実現できなさそうで「とにかく防げてない」となる可能性が高そうだと考え、これも却下しました。

ここまで考えた後、
「審査を通った人だけメッセージを送れる」ようにしようと考えました。
サービスの仕組みを考えることは苦労しそうでしたが、「クリエイターに、不要なメッセージやネガティブなメッセージを届けない」ためには最善の策だと思えました。

「届かない」ことが価値

もう1つ重要なこととして、このサービスは「不要なメッセージが届かないこと」です。つまりどれくらい効果があったかが目で見えません。
※例えば「このサービスを使えばお仕事依頼が10倍に増えます！」というサービスの場合、届く件数が目に見えるのでわかりやすいです。

数が目で見えないため想像が難しく、価値を感じづらいクリエイターさんもいるだろうと考えています。
ここに関しては伝え方は工夫しつつも、最終的にはクリエイターさんの反応を見て決めようと判断しました。
その為サービスをいきなりローンチするのではなく、事前アンケートの形でお声を聞かせていただく形にしました。

有料版でのご提供について

サービス開始前の現時点では、
クリエイターの方からお金を頂くことを想定しております（月額500円、将来的にさらに高額のプランを作成するかもしれません）。
なお、お仕事を依頼したい方には無料でご利用いただけます。

お仕事依頼者には無料版だけの提供とする理由は「クリエイターとのお仕事にお金を使っていただきたい」からです。
popleは「クリエイターファースト」のサービスです。
依頼者側からお金を頂いてしまうと、お仕事依頼メッセージの件数を減らしてしまう可能性が高いと考え、無料版での提供と決めました。
ただし、いわゆるスパムのような依頼が届いてしまわないように、1ヶ月あたりの送信件数に制限をかける想定です。

他に気になりそうな質問については、
popleトップページの「よくある質問」に書いてあるのでぜひご覧ください。

最後に

2024年9月現在、popleはまだサービス開始前です。
クリエイターの皆様からのアンケートをもとに、これから開発を進めます。がんばります。
2024年年内開始予定です。サービス開始した際にはSNSなどでアナウンスしますのでお待ちくださいませ。