ECサイトのUXを考えるためのリサーチデータまとめ
Twitterの中から、ECサイト・通販サイトに関するものをまとめていく。
ECサイトへの訪問パターン
ECサイトの訪問パターンを知るため、楽天市場を勝手に題材として、訪問目的別に見てみた
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 17, 2019
・特定商品目的が5割。ついでカテゴリ探し、セール探し
・女性はギフト探し、男性はセール探しが多い傾向
・若いほどギフト探しが多い（年上はギフト探しに使わず）
EC全般の傾向と言えそうか？Amazonでも見る pic.twitter.com/FXwqY8QPBm
通販サイトの訪問パターンは、大きく5つになりそう
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 21, 2019
・特定商品買い（product-focus
・商品の情報収集（reseracher
・ヒマつぶし/エンタメ（browsing
・セール狙い（bargain-hunter
・店舗前の確認（pre-shopping
企業や商品タイプ毎に割合を把握すると、スムーズな設計ができそう
添付は靴通販の例 pic.twitter.com/WhVr8F3mia
Amazonと楽天のサイト訪問時の目的を比べると、
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) June 5, 2019
・Amazonのほうが「特定商品を探すため」が多い
・楽天の方が「セール目的」「ギフト目的」が多い
という傾向あり
共通な傾向としては、
・「特定商品を探す」が5割以上
・ついで「特定カテゴリの商品探し」が約2割
・「セール」「ギフト」が1割程度 pic.twitter.com/4FRDs7Ks2H
総合通販でなく、メーカ通販を使う理由
様々なECサイトがある中で、総合系とメーカー系の使い分け状況がどうなってるかを調べた。55％は総合通販のみ（ほとんど）だが、45％はメーカ通販サイトを利用する。その理由は以下。
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) April 10, 2019
・独自商品
・独自クーポン
・価格が安さ
・ポイント還元率の高さ
・安心感（正規品、サポート） pic.twitter.com/4Tav82jAJw
アメリカでは、商品検索の際にはAmazonからスタートする人が50％以上とのこと。日本はどうかなと思って聞いた
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) June 3, 2019
・Amazonが34％
・ついで楽天が31％
・Google＆Yahooはあわせて32％
日本でも、商品検索は検索エンジンを使わずショッピングモールからスタートする動きは一般化している模様 pic.twitter.com/8D9hLeE9VF
Amazonで商品を探した後に他サイトを見ることはあるか？
商品探しはAmazonスタートが3割強という話があったが、Amazonスタート後に他サイトを見るかを確認
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) June 17, 2019
・約5割がほぼ毎回他サイトも見る
・主な理由は「最安値」「詳細情報」「商品バリエーション」の3つ
また「Amazon嫌いで、Amazonで探し楽天で買う」という声も複数。それだけ検索性が高いのがすごい pic.twitter.com/D680fquttJ
商品情報は十分か（十分でない場合にどうなる？）
通販サイトの肝は「顧客が納得できるだけの情報を提供すること」だが、現状の情報提供状況や、情報が不足した場合の動きを確認
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 20, 2019
・通販ユーザの8割が「情報が足りないことがよくある/たまにある」
・情報が足りない場合、2割は購入やめ、2割は別サイトに行く。わざわざ質問するのは1割未満 pic.twitter.com/cQfC5kJmmR
商品ページは印刷するか
スマホ普及により「印刷機能の重要性が減ってる」というが、実際どうかと思い通販サイトでの商品詳細で印刷するかを確認
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 27, 2019
・85％が印刷しない（うち8％は最近しなくなった）
・年齢が上なほど印刷率が高い
印刷ケースが減ってる傾向なのは間違いなさそう pic.twitter.com/SXhjKMo0An
信頼される商品レビューとは
商品検討時の情報源として「商品レビュー」が重要なことは自明と思うが「どんなレビューだったら信頼できるか」という点が気になりちょいリサーチ
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 21, 2019
複数選択で項目を作ったが、
・「ネガティブな面にも触れている」が7割でダントツ
・ついで「文章内容の多さ」「写真の有無」など
数より質が大事そう pic.twitter.com/eOuLIAcyFU
お気に入り機能の利用パターン
通販サイトでお気に入り機能を使う理由は大きく6つありそうで、その割合を聞いてみた
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 19, 2019
・保留･比較検討･備忘の3つの用途が6割程度で多い
・女性はより多用な目的で利用する
・男性はリピート購入目的が多い
お気に入り登録をトリガーにMA連携･レコメンド等を考える時は、これら傾向を抑えたい pic.twitter.com/HLXU4Lb7N8
比較機能は使うか
通販サイトの比較機能って使うの？という話がよく出る。商材によっても大きく違うが、一般的な傾向を聞いてみた
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 22, 2019
・よく使うが2割、たまに使うが3割
・男性の方が使う率が高い
・年齢が上の方が使う率が高い
やや乱暴なまとめだが、女性・若い人の方が、一般的には比較機能を使わずに選ぶと言えそうか pic.twitter.com/11JXDibkYf
再購入機能は使うか
「再購入のしやすさ」は、商品の探しやすさ改善のチェックポイントの一つだが、実際どれぐらい使っているか。
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 26, 2019
・55％が何度も利用（さらに12％が一度だけ利用）
・年代が上なほど、利用経験が多い
年齢別の差は「他を探すのが面倒になり、同じサイトで同じもの/を買いやすい」ということか pic.twitter.com/6Nefoc5xjX
質問機能は使うか
商品の詳細コンテンツを拡充する＆不足フォローする手段の一つとして重要なQ&A機能だが、その利用経験や意向を確認
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) May 23, 2019
・約3割が質問経験あり
・経験なしのうち2割は利用意向はあり
・利用意向なしの理由は「面倒」「適切な回答こなそう」「遅そう」「自分で調べる」など
運用は大変だが、価値は高そう pic.twitter.com/VuP23X5PRD
「◯人が見てます」という訴求は有効か
旅行サイトや通販サイトで「◯人が見ています」訴求をよく見るので、購入意欲に実際影響するかを聞いてみた。「購入したい気持ちが上がった」が42％で、その理由は「売り切れの焦り」「人気感安心感（社会的証明効果）」の2つ。ネガとして「急かされて不快」等の声も当然あるが、一般的に効果は高そう pic.twitter.com/JJrb4iZL78
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) April 11, 2019
その他～事例・思考実験など
会員登録時、情報入力毎にポイント率アップするナノユニバースの仕組みが面白かったので、会員登録済みの人に印象を聞いた。7割が好印象で、プラスに機能してそう。3割のネガ理由は「どの項目を入力するとポイントアップか不明」「登録後のメールが多そう」「還元率自体が低い」などで細かい配慮は必要 pic.twitter.com/9nf7dUH7P2
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) April 18, 2019
Amazonプライム会員に、値上げ後の継続意向を聞いた。個人的にはサービス充実度を考えると解約インパクトは低いと思っていたが、予想外に24％も解約意向。「値上げ率が高すぎ」「突然すぎ」「利用頻度が下がっていた。これを機に楽天に」等が解約意見。実際にどう動くのか、今後の動向に注目したい。 pic.twitter.com/hWtnU6Wc0P
— 池田 朋弘＠ポップインサイト (@pop_ikeda) April 14, 2019
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