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【語学】日本人の英会話力が伸びない3つの理由

日本では、義務教育の授業プログラムとして”英語”がありますよね。

ということは、普通に学校に通っていた日本人は、多大な時間を英語学習に費やしているわけです。

しかし、大半の日本人は英文法や英単語はそこそこ分かっても、英会話になると全く出来ないという現実があります。

この日本人特有ともいえる奇妙な現象がなぜ起こってしまうのか、今回は主な3つの原因を紹介します。


①英会話を全くしない授業

僕は中学から英語学習を始めました。しかし、学校で学んでいる間に英語を実際に話したことなど、せいぜい先生に英文を読むよう指された時くらいです。ましてや英語を使って誰かと会話など一回もした記憶がありません。

もちろんすべての学校において同様であるとは言いませんが、基本的に英会話の機会が少なかったということは言えるかと思います。

もっともそれは仕方のないことで、学校の英語学習は、定期試験や受験に特化した内容となっています。ペーパーテストの結果を出すためにやっているのですから、必然的に英会話へ割く時間は無くなります。

現状の教育現場ではそもそも、先生が英会話が得意ではないということもあり得ます。ネイティブの講師を雇うにしても、人的コストや授業の質の確保など、別の問題が発生するので簡単に解決出来る問題ではなさそうです。


②カタカナ英語の弊害

日本人は日常的に英単語をかなり使っています。

テレビ、エアコン、テーブル、ソファ、キッチン、ネット、ペン、ゴム、パンツ、シューズ、コンピューター

中には造語も存在しますが、これらはすべて英単語です。僕たちは日常で使う英単語をカタカナを使って表します。

これって実はすごく便利で、難しい英語の発音をすべてすっ飛ばして理解出来るように変換されているわけです。

でも、これが英会話になると完全に裏目に出ます。英単語の勉強の段階でカタカナ語に変換して覚えているせいで、本来の単語とかけ離れた発声をしてしまっていることが少なくありません。

そうなると、外国人になかなか言っていることを理解してもらえなかったり、大きな誤解を生んだりすることも考えられます。


③日本人のシャイさ

これは個人差があるので一概には言えないかもしれませんが、やはり割合として日本人にはシャイな人が多いです。これは多国籍の留学生を受け入れている語学学校などに行くとハッキリと分かります。

他国籍の留学生にもシャイな学生はもちろんいますが、口数が少ないという程度で、コミュニケーションをしないということはありません。

一方シャイな日本人の場合、授業以外は自室から全く出てこないか、ひたすら机に向かってひとりで勉強してたりします。3ヶ月留学しても全く英会話のスキルが伸びない人なんかは結構このパターンが多いと思います。

この、日本人のある意味 ”異常” とも言えるシャイさの原因は

失敗=悪

という考えが染み付いているからではないかと思います。一般的に日本人は英文法が得意。しかしそれゆえに、英会話中の自身の些細なミスに気付き、その都度落ち込む。その結果、英会話そのものに対する自信をなくし、ますますシャイになる。実際は、周囲の誰ひとりとして文法ミスなど気にしてなかったりするのですが。。


まとめ

いかがでしたか?日本人の英会話での弱みを今回紹介しましたが、弱みを知ればそれを克服する戦略も立てられるはず。これから語学学習を始める方や英会話学習中の方の参考になれば幸いです。

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