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レジ袋と日本人

少しご無沙汰気味です。
短いスパンで投稿するのは自分には難しいと早くも悟ることができたので、ゆっくりかめさん更新していくことに決めました。
続けばいいんです、続けば。
引きで見たら、ちょっと期間があいても続いていますもんね。うんうん。

さて、前回宣言した通り、今回はレジ袋有料化についてのお話を気ままにしていこうかなと思います~~
大まかな内容としては、
・有料化の効果
・ゴミと日本文化
・レジ袋と日本人のライフスタイル
みたいなかんじでしょうか。

結論から言うと、個人的には有料化には賛成です。
親の影響や学校での教育のおかげか、私は昔から環境問題やゴミ問題への興味・関心が高く、大学はそれに関連することも学べる農学部に進学しました。
だからといって、普段まったくレジ袋をもらわなかったかというと、それはNO。
必要のないときだけNOを先に伝えて、そうでなければありがたく頂戴するスタンスでした。
もらったレジ袋は、ゴミ袋として使ったり、たたんで外出時に持ち歩いたりするなどして再利用していました。

実際、このようにレジ袋を再利用している人はたくさんいると思いますし、それはそれでアリだと思います。
ただ、個人的にどうにかならないかなあと思っていたのは、再利用することもなく、もらえるならもらっとこ~~~~みたいな考えでのレジ袋の消費。
例えば、コンビニで買ったそばから食べるのに、なんとなく袋に入れてもらって、結局いらないからコンビニのゴミ箱に捨てるとか。
もったいないの極み乙女ですよ、本当に。
私がカフェでバイトしていたときの話だと、「持ち帰るので袋に入れてください」と言われて入れたのに、提供したそばから袋から出して、袋捨てる人が結構いました・・・
何故!?!?!?!?!?!?!?!?!?すぎて意味不明でしたね。
なので、個人的に持ち帰りの方には、「お手持ちでよろしいでしょうか?」と聞いていました。
「袋ご利用ですか?」と聞くと、たいていのお客さんは何も考えず「ええ、はいはい」って言うんです。
特に日本人って、自己主張するのが苦手な人が多いから、肯定的な提案をされると、断れずにyesという人が多い気がしていて。
これじゃせっかく聞いてるのに、お客さんの時間取ってるだけで、袋の削減につながらないじゃんって気づいて、レジ袋削減率を上げるために勝手に一人でお手持ち戦法を繰り広げていましたww
サービス業としてそれはどうなんだ!と言われるのも重々承知で。

実際、手持ちでいいとレジでは答えたのに、いざそのまま提供すると、「この店は袋にも入れてくれないのね(ぷんすかぶー)」みたいな人は結構いました。
いや話聞けよ~~~と思いながら、「失礼いたしました~」って言って0.1秒で袋用意していました。
謝罪と迅速かつ適切な対応で完全リカバリー作戦は、だいたいうまくいきますからね!笑

で、話を戻しますと、私は、特に何も考えずに無駄に消費されているレジ袋があることが一番の問題だと感じていたということです。
そして、今回の有料化には、こうした無駄な消費を減らすことができるのでは、と期待しているわけです。
(懸念事項的には、おしゃれなマイバッグ~とか言ってマイバッグ買いすぎて、マイバッグがゴミになってしまう未来が訪れそうなところでしょうか・・・こぞってどこの企業もマイバッグ出しすぎ、経済活動が古い。笑)

そもそも、日本ではレジ袋は無料というのが当たり前で、何なら買ったものは袋に入れられて当然、というのが習慣になっています。
人間というのは、すでに当たり前になっていることに対して、なかなか疑念や違和感を抱くことができません。
ことさらに、日本人はこれが苦手で、かつ疑念や違和感を口にすることも苦手なのだと思います。
それから、日本には「包みの文化」なるものが存在すると私は思っていて。
お金を渡すときも、お金をそのまま渡すことへの恥じらいから、必ずと言っていいほど何かに包みます。
プレゼントの包装も、どこのお店に行っても丁寧に丁寧にしてくれて、すごく手間をかけてくれたりもして、その丁寧さも込みで、ようやくプレゼント、みたいな。
日本人の奥ゆかしさと真心ゆえの「包みの文化」ですね。
でも結局包装はゴミになってしまうことが多い・・・

つまり何が言いたいかというと、日本って文化や国民性的にゴミが発生しやすい国なのではないかな、ということです。
グローバル化が進んできて、海外の考え方や価値観、産業構造や経済など、様々なものが日本にも浸透してきていますが、結局それはまだまだごく一部なのです。

私はコロナが流行するギリギリ前に、ベルギーとルクセンブルクに旅行に行きました。
(これについてはただの旅行記として今後書きたいなと思っているところ…!)
あっちではレジ袋(特にビニール)がないのが当たり前で、スーパーでもスタバでも、袋はなしでした。
むしろ袋をもらう客などおらず、みんな当たり前のようにマイバッグを持参していました。
今思い返してみると、街中でもビニール袋を手に提げている人など見かけませんでした。
もう向こうではレジ袋有料が当たり前なのです。
こうした海外の取り組みや価値観も、今後日本に浸透してくるといいなと思っています。

ここで1つ提唱したいのが、「日本人、多忙すぎてレジ袋もらってる説」です。
これわたしだけかもしれませんが、会社に出勤した帰りにスーパー、学校帰りにスーパー、友達と遊んだ帰りにスーパー、みたいに、何かのついでにスーパーで日常的な買物をして帰宅する、みたいな人多くありません…?
私、これがレジ袋需要を拡大させていると思うんです。

日本人が忙しすぎるというのは結構前から世界的に言われていて、日本人は勤勉だとポジティブな言い方をされると同時に、日本人は働きすぎだとネガティブな言い方もされています。
(働いている割に賃金が低い、というのも有名ですよね…悲しい)
それに加えて、日本人はお休みの日に家でゆったり~よりも、アクティブに外で活動する人が多い気がします。
お休みの日まで予定びっしり!な人、結構多くないですか?
さ・ら・に!
近年夫婦共働きも増えていて、専業主婦が昼間にお買い物に行くなんてことも、ひと昔前に比べたら減ってきたのかなと。

そうすると、必然的に仕事の帰りとか、出かけたついでにスーパーで買い物する機会が増えると思うんです。
そこで問題発生…!
会社や学校の帰りだと、カバン自体は大きいけど、そもそもモノでパンパンでもう買ったものなんて入らない状態だったり。
友達と遊びにいった帰りだと、お出かけ用の小さいカバンで出かけたから、何にも入れられない状態だったり。
こんなことが多々起こるのではないでしょうか。
少なくとも私はこんなことばかりでした。
特に、遊びに行くときは小さいカバンで行くのが好みなので、なるべく荷物減らしてギリギリのカバンで出かけるタイプ。
でも帰りに買物することを想定してマイバッグは持ち歩かず、帰りにちょっと余力あるから買物して帰ろ~みたいな。
で、結局レジ袋をもらってしまうという流れです。

そう、つまり日本人は忙しすぎて、食料品や日用品だけを買いに行くという行為を行う暇がないために、何か用事のついでに買物することになり、結果としてマイバッグを持ち歩く習慣がなく、レジ袋をもらうのが当たり前になっているのではないか、という考えにたどり着いたのです。
これが「日本人、多忙すぎてレジ袋もらってる説」です。
そもそも買物を目的にしていたら、ビニール袋よりはるかに持ちやすいマイバッグを持参すると思うんです。
ビニール袋だと肩にかけられないし、肉に食い込んで痛いし、いいことないですもん…笑
でも買物だけを目的にしていないから、むしろ買物を他の用事の副次的処理として扱っているから、マイバッグを持参しようという思考すら生まれないのかもしれないなと思うのです。

というわけで、今回はレジ袋の有料化に関するお話と、それについての自分の考えをつらつらと書いてみました。
ちなみに私は家にトートバッグなどマイバッグとして使えそうなものは持っていましたが、普段は大きいと思っていたカバンも、買物に持っていくと意外に入りきらないことが多いことが判明したので(コロナ影響下の在宅消費の増加のせいで購入量が増えているせいもある)、マチ付きの大きなトートバッグを1つ、マイバッグとして購入しました!
これを愛用して、無駄なレジ袋消費を減らして、少しでも環境保全に役立ちたいところです。

さて、次回以降は、旅行の話とか、最近読んだ本の話とか、もっと楽しい話題を書いていきたいな~と思っています。

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