変化の季節
「変化の季節」
紅葉とか黄葉とかが散り、木々は枝だけになる。
空からは青い色が消え、ねずみ色一色になる。
大地からも色は消え、白一色になる。
そんな目に見える変化のほかにも、いろんな変化が生じている。
去年の今頃とも、一昨年の今頃とも違う変化。
機械だのが次々に壊れたり、不調になったりする変化もある。
体調の変化もある。
僕自身の変化を、具体的にいくつか挙げてみよう。
①仕事の仕方が、少し緩やかになっている。以前であれば、目の前の仕事を、がーっ、と、フルパワーでやっつける、ということをしていた。集中力をハイにして、体の動きも高速にして、脳みその回転もオーバークロックにして。今は、そうではなく、通常と同じような集中力、普段通りの緩やかな体の動き、頭が熱くならない程度の思考。それでいて、アウトプットのクオリティと量は、以前と同じ。余裕が出たエネルギーを、自分もお客様も、笑顔にするようなエネルギーに差し向ける。
②創作活動を停止している。レンダリングはしているし、いろんなテストはしているけれど、フィルムを作る作業と、演奏は、停止している。以前であれば、「1日休むと3日かけないと戻らない」的な、切羽詰まったような考え方をしていたが、今は違う。意識の底に湧き出す泉、その泉が湧き出す、目に見えない領域を信頼できるようになっている。
成長か、老化か。
熟達か、衰退か。
ただ、自分が変化することによって、対象を見る立ち位置や角度が変わるから、以前とは違った側面が見える、ということは、言える。
ということは、今は、以前とは、違った世界を見ている、ということになる。
平たくいえば、「世界が変わった」ということだ。
さて、この「変わった世界」を歩いてゆくと、どんな景色が展開してゆくだろう?。
兎にも角にも、曲がり角まで行ってみる。
そして、その曲がり角の先の景色を見る。
そのスタンスは変わらない。
自分が変われば、世界が変わる。
どんどん変わってゆこうと思う。
ああ、また、わけのわからないことを書いてしまった。
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