仕事のしかた
最近になって、仕事のしかたが少しわかってきたかもしれないと感じている。
少ない労力で、短い時間で、効果のある仕事をする。
以前は、とにかく、高品質のものを大量にインプットして、高品質のものを大量にアウトプットして、ということをやってきた。
最近になって、インプットする量も、アウトプットする量も、どんどん減らしている。
一定時間作業をして、これまでかな、と思ったら、そこでやめる。
1〜2日間遠ざかる。
もういちど仕事に戻る。
そうすると、次のアイデアが浮かんでいたり、これでいい、と思ったりする。
以前は、闇雲に作業をして、うんうん唸って、苦しんで、インプットし、アウトプットしていた。
闇雲に作業をしたときは、一見、完成度は高くなる。
時には、すべての穴を塞いで完璧に近いものができる。
しかし、そうして作業をすると疲れ果ててしまう。
だから、土日はぐったりしていたものだ。
今はそうではない。
短時間、作業をして、だいたい、これでいいだろう、というところで仕上げる。
穴はなくすが、完璧にはしない。
なんで、それでよくなるのか。
ひとつには、これまで、多くのことを経験し、多くのことを学んできた、ということがある。
外に求めなくても、自分の中に求めればいい、ということだ。
自分の中に求めるものは、知識、もある。
が、多くは、知恵と直感だ。
それらのなかのひとつに、「筋(すじ)」がある。
「筋のいい仕事」とかいう言葉を聴いたことがある人もいることだろうと思う。
仕事の相手、つまり、お客様が、どうなることが良いのか、お客様を、どこへ導いてあげると良いのか、ということを考える。
多くは、ややこしい仕事ではなく、シンプルで、わかりやすい仕事になる。
平易で、難しいことはなにもない、誰にでもできる、お金もかからない、という仕事をする。
時には、仕事をせずに、一言だけアドバイスをして終了、ということも多い。
もちろん、お金にはならない。
お金にはならなくても、お客様も、自分も、笑顔になれる、幸せになれる、楽になれる。
お金が儲かるよりも、そのほうがずっといい。
そして、自分の中に求めても「筋」が得られないときは、作業をしないで、ほかのことをする。
「下手な考え休むに似たり」だ。
その時には何も得られなくても、2〜3日すると得られることがある。
まるで、乾いた水たまりに、また水が溜まるようなものだ。
どんなことにも時間がかかる。
そんなことだ。
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