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ひとりの時間

人に見せることができる作品の数を増やそう、としている。

駄作でもいいので。

しているのだが。

しているのだが、レンダリングが遅々として進まない。

いまレンダリングしているものは、開始から1ヶ月で漸く半分に達したかと言うところ。

この調子で進めると、いま溜まっているレンダリング待ちが捌けるのは、再来年になる。

という、笑えないが、思いっきり笑ってもらえる状況になっている。

とはいえ、貧乏な僕にはどうしようもないので、絵が上がるまでの間、とにかく楽曲を演奏しよう、として、いろいろやっていることが楽しいことは、先日書いた。

じつは、どんどん演奏が進む。

そんなに簡単ではないのだが、難曲揃いなのだが、とにかく進む。

とりあえず演奏できた、というところでは、それなりの達成感もあるし、疲れも残る。

そういうときって、誰かに聴いて欲しいものだ。

「できたよ!聴いて!」って。

しかし、誰もいない。

この時は痛切に孤独を感じる。

絵をつけて作品に仕上げる楽曲だから、関係のない人たちには、楽曲を聴かせるわけにはゆかない。

なので、自分で聴いているだけである。

おひとりさまである。

でも、とりあえず、目指したところへは行ってみようと思う。

なんとかして。

孤独に耐えながら。

いや、肉眼で見える範囲では孤独だが、たくさんの見えない存在たちにサポートされていることは感じるので、ほんとうは孤独ではないのだが、やはり孤独を感じるのは、勘弁して欲しい。

とりあえず、曲がり角まで行くぞ。

曲がり角の先に何があるかは、そこまで行ってみないとわからない、のだから。


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