上川 宙士(Meaningful work)

有意義な仕事は何か研究しながらHR領域でぼっち社長でお仕事をしております。過去にはHR…

上川 宙士(Meaningful work)

有意義な仕事は何か研究しながらHR領域でぼっち社長でお仕事をしております。過去にはHR支援のスタートアップで、MVV策定や人事ポリシー策定、採用支援などを行なっていました。HR系のお役立ち情報をお伝えしてまいります!

最近の記事

古典に学ぶVol.3【知恵を得る方法】 デカルト著 哲学原理より

前々回、前回は哲学と何か、またその効用について述べてまいりました。 知恵を得る方法を学びましたため、今回はその方法を述べてまいります。 知恵を得る方法を知るデカルトは知恵を知る方法について、本書にて以下の通り述べています。 公理を知り、自ら体験し、他者との対話を実施し、読書を通じて知る。 1.知恵と言われているものの公理・概念を知る※ これは改めて自ら考え直す必要もないほど一般に定着している知恵を理解すること。「疑いようのない常識」と言ったことでしょうか(ただし哲学す

    • 古典に学ぶVol.2【哲学の効用】 デカルト著 哲学原理より

      前回Vol.1は「哲学とは何か」を記載いたしました。今回の内容は哲学の効用、哲学とともに生きる生き方、その必要性について述べてみました。 哲学し続けることで自らの幸福を見つけることが出来、それに向けた人生を送ることが出来る人が増えることで国も繁栄する。今回はこの説について述べてまいります。 哲学の効用により国家が繁栄する哲学の及ぶ範囲は「人間が知りうる一切のものに及ぶ」とデカルトは言っており、哲学する人が多いほどその人が属する国の文明と文化が進むともまた言っています。 そ

      • 古典に学ぶVol.1【哲学とは】 デカルト著 哲学原理より

        この1年、自らはどうあるべきかと学びそして悩み、ようやく行き着いた先は古典に学び、学びを実践し身近な人から共有することでした。 営業に始まり(10年以上従事し自分には向かないことを認め・・・)その後人事やマーケティングの仕事を行い、組織人としての経験や世情を通じ既存の会社組織に大いに疑問を持ち、幼い子の育児も経験中である環境から古典に学ぶに至りました。 古典に学び、自らの頭の中で著者と対話した内容を少しでも残して行ければと考え、執筆をしてまいります。 哲学とは何であるか哲

        • 組織に心理的安全性があるかチェックしてみる

          先般心理的安全性について学び直してみました。 〜心理的安全性について学んでみました〜 心理的安全性というワードを理解すると、自分の身を置く組織に心理的安全性があるのか、という疑問(客観的な視点も交えて)が湧いてくる方も多いのではないでしょうか。 組織に心理的安全性があるかどうか、調べてみる価値はあると思いました。そこで、組織に心理的安全性があるか調べる項目を集めてみました。 1.チーム内でミスを起こすと、よく批判されるか 2.チームのメンバー内で、課題や、ネガティブなこ

        古典に学ぶVol.3【知恵を得る方法】 デカルト著 哲学原理より

          心理的安全性について学んでみました

          昨今様々なメディアなどで謳われている「心理的安全性」について学んでみました。 心理的安全性とは? ビジネスに関する心理学用語の一つ。「組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも、安心して発言できる状態」を指します。 昨今では組織内の生産性を高めるために、心理的安全性をテーマにした議論も様々な場で行われていますね。 心理的安全性が注目されてきたきっかけ 2016年にGoogleが発表した「生産性が高いチームは心理的安全性が高い」という研究結果により、一気に注目を集め

          心理的安全性について学んでみました

          採用ROIを高めるには?

          前回「採用ROI考察のおすすめ」にて、採用ROIとは何か述べました。 採用ROIとは、採用にかかる投資を成果で除した、採用に係る投資効率指標となります。 では採用ROIを高めるにはどうしたら良いか?今回はこの点について述べてまいります。 こちらもシンプルに解釈することができます。 採用ROIを変動させるには、以下の要素を改善する必要があります。 1.投資額と投資期間 2.社員が生み出す付加価値の額と期間 「1.を少なく・短くして」「2.をより多く・長くする」ことで、採用

          採用ROIを高めるには?

          採用ROI考察のおすすめ

          CANTERAACADEMYコンテンツのご紹介第三弾は「採用ROI」。 採用ROIとは一体何でしょう? 答えは、 分母を「採用にかかる投資」、分子を「成果」とした、採用に係る投資効率指標(投資でどれだけ利益を上げたのか)です。 【採用にかかる投資】 具体的には、 ▼採用経費 ▼採用担当者人件費 ▼育成期間人件費 ▼間接コスト これら全ての費用を合計したものが、採用にかかる投資と言えるでしょう。 【成果】 採用におけるリターンと言えます。入社してくれた方がどれだけ成果を

          採用ROI考察のおすすめ

          AIトレーナーをやってみました

          こんにちは!ワタクシ、HR支援を行なっている傍ら、不定期に自社コンテンツを活用をしております。 ワタクシの会社がリリースしております人事パーソンのための学び合いプラットフォーム「CANTERA ACADEMY」。 さて、ご紹介第二回目の今回は、目玉コンテンツ「AIトレーナー」についてご紹介してまいります! AIトレーナーが何のトレーニングをするかと言いますと、ズバリ「面接官」の面接トレーニングを行うコンテンツです。 採用面接の目的理解や、面接の標準的な流れを理解しどの

          AIトレーナーをやってみました

          HR系スキルアップとコンテンツ紹介日記

          こんにちは!ワタクシ、HR支援を行なっている傍ら、不定期に自社コンテンツを活用をしております。 良いコンテンツなので(自画自賛)、少しでも世の中の人事パーソンに届けられれば、と思っています。 コンテンツの名は「CANTERA ACADEMY」 様々なコンテンツ制作ご協力者に集まっていただき、コンテンツの内容が非常に素晴らしく(また自画自賛ですみません!)、さらに良いご利用者の皆さんに恵まれ、おかげさまで大変好評をいただいております! さて、第一回目の今回は、CANTE

          HR系スキルアップとコンテンツ紹介日記

          良書 なぜ人と組織は変われないのか 〜第1章 3つの知性〜

          本書「なぜ人と組織は変われないのか ハーバード流自己変革の理論と実践」を読み、より多くの人が本書に早く巡り合うことで正しく能力開花できるといいな〜という妄想と共に本書の序章と第1章までの気づきをまとめてみました。 「なぜ人と組織は変われないのか ハーバード流自己変革の理論と実践 英治出版株式会社」より 変わりたくても変われない。人は自分の命がかかわる問題でさえ、心から望んでいる変革を実行できないと本書には書かれています。それには自分自身の経験含めて納得。でもなぜそうなるの

          良書 なぜ人と組織は変われないのか 〜第1章 3つの知性〜

          センスメイキング理論 良書 世界基準の経営理論より

          「センスメイキング理論」 「未来は作り出せる」は、決して妄想ではない。VUCAが加速した昨今にちょっとした希望となるかもしれない「センスメイキング理論」についてまとめてみました。 『世界標準の経営理論』 入山章栄著 ダイヤモンド社  第23章より この書籍の第23章「センスメイキング理論」を拝読しての結論は、当理論を理解して、「まずは行動、そして振り返る。それを何度も繰り返す。これが今持つべきマインド」ということです。 1.センスメイキング理論とは何か。利害関係者に「

          センスメイキング理論 良書 世界基準の経営理論より

          良書ご紹介 知らない人を採ってはいけない

          知らない人を採ってはいけない 新しい世界基準「リファラル採用」の教科書 株式会社KADOKAWA 知っているようで知らなかった、リファラル採用について理解を深めてみました。そしてモヤモヤしていたものに対する一つの解を得ることができました。 新型コロナウィルスの影響で、昨今企業の採用「枠」はかなり小さくなりました。そして我々労働者は今後人員整理の波にさらされることになると思われます。もし今の職場に居続ける選択肢が無い場合、次に働く場を見つける為にこのリファラル採用を本書で示

          良書ご紹介 知らない人を採ってはいけない

          良書ご紹介 ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室

          本書では「セルフマネジメント:相手や状況を理解しながら、うまく対処していくことでよりよい結果を出していく技術」についてどのように実践してゆけばよいか説明されています。加えて実践する上での課題解決法を「ツール」と合わせて紹介されています。 セルフマネジメントを理解して辿りつくゴールは「自分の望む結果を出すこと」です。 自分自身がそうなのですが、「自分が望む結果」を常日頃「深く」考えることも、本質的な課題は何であり、なぜそうなったのか、などを「深く」考えることもありませんでし

          良書ご紹介 ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室

          良書ご紹介 「WORKRULES!」

          またもや期間が開いてしまったポンコツぶりを発揮してしまいました。 今回ご紹介いたします書籍は、グーグルの人事制度の良い点が多数紹介されている、WORKRULES!です。 グーグルの名称でイメージするGmailやAndroid、Chromeのようなテクノロジー系のプロダクト、これらを作り上げた優れた技術者の方々をグーグルはどのようにして集め、そして世界有数の企業になったのか、その仕組みをこの書籍を読むことで理解することが可能です(洋書なので若干日本語として頭に入ってきにくい

          良書ご紹介 「WORKRULES!」

          【学び】人事制度と組織風土、CHROの役割(その3)

          実務経験が無いので真っ先に忘却の彼方へ行きそうな概念、CHRO。これについての学びを記述してまいります。 1.CHROって何?Chief Human Resource Officer(最高人事責任者)。日本人には身近な人事部長とは異なります。CHROは経営者の傍らに位置していて企業の戦略に関与します。戦略実行にあたって組織をどう構築し運営していくかという責任までを持つのがCHROです。対して人事部長は決められた人事業務に関して意思決定をする立場の方なのです。経営の立場では厳

          【学び】人事制度と組織風土、CHROの役割(その3)

          【学び】人事制度と組織風土、CHROの役割(その2)

          こんにちは、学んだ内容が忘却のはるか彼方へ行く前にアウトプットし、脳に定着させるべく第2弾です。今回は組織風土(組織文化)についてまとめてみました。組織風土とは、組織の行動様式・価値観です。口語で表現すれば「ウチの会社だったらこういう時はこうする」といったものです。他にも「会議のやり方」「呼称(役職・さん付け)」という要素も含まれます。 今回は企業が固有に持つ組織風土の重要性を述べて参ります。なぜ重要なのでしょうか?それは「企業風土が組織の強みにも弱みにもなる」からです。

          【学び】人事制度と組織風土、CHROの役割(その2)