ちょうどいい　って？

ちょうどいい　とは何だろうか。

私はしばしば　ちょうどいい　加減を探しているように思う。

子どもとの距離感
夫への声のかけ方
着せる服の枚数
食べる量
時間の過ごし方
買い物の量
移動する距離

ちょうどいい　を探して、それがよいバランスだと思って、落ち着こうとしている。

でも、あなたのちょうどいい　と、わたしのちょうどいい　が違うように、わたしのちょうどいい　も流動的。毎日違って、掴めるような掴めないような、曖昧で儚くて、追ったところで逃げてしまうくらいのものだとしたら。

なにをがんばっているんだろう。

バランスのとれた、穏やかな、いい感じの、ちょうどいい　を探して、果たしてそれはどこにあるのだろう。

一方に傾かないぞ、バランスを保つぞ、って
頑なになったらその姿勢がもう窮屈なものになる。

ちょうどいい　ができるとき
比較して得ているのか
ただそれがそこにあるのか

端と端を比較して得られるまん中　じゃなくて、

ちょうどいい　と　なんでもいい
ちょうどいい　と　ひらめき
ちょうどいい　と　欲するがまま

そんな組み合わせを楽しんでもよいのかもしれない。