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ニュージーランド55日紀行 55/55 最後の冒険

とうとう!!今日は、最終日である。

あれ、でも、一日計算を間違えていたようだ!

帰国は明日だ。なので、厳密にはニュージーランド56日紀行であったのか!

今日は、夕方までのんびりした。
飛行機は朝の便なので、空港のそばに泊まろうと思っていた。最終日なので、奮発してホテルに泊まろうかなーなんて、ちょっとウキウキもしていたのだけれど。。


結局、今(前日の夜)空港にいる。
ホテルに泊まって贅沢しちゃおうかな、と思うと同時に、待てよ、ともう一つの選択肢が手を挙げたのである。

子連れでは出来ないかもしれない、今しか出来ないかもしれない経験は、どっちだろう?
やり切った感を得られるのはどちらだろう?

そして選んだのは、空港で一泊することだった。

今、夜の9時過ぎ。
普通に人がたくさん居て、まさかソファーを陣取って寝る訳には行かない。最終便は何時だろう?
23時台は余裕でありそうである。あ、掲示板には、1時20分シンガポール発、とあるぞ。それが最終便かな。

ひょっとして、空港は眠らない場所なのかな?
空港で夜を明かしても、いいのかしら。
夜中と早朝の便があるのだから大丈夫だろう。

何も調べずに来てしまった。


ソファーは当たり前だが座る専用の形であるし、床はツルツル。寝そべる訳にはいかない。
あ、良さげな椅子があった。
何個か並んでいてうまく座れば心地がよいかな?

と思ってドンッと座ってみたら、石だった!!!
冷たくて固くて驚き。

むむー。果たして今夜は眠れるだろうか。

まあでも、色んな人を観察するのも面白いし、明日飛行機の中で眠れればよいか。

疲れたとか言いながらもっと疲れそうなことを選んで、やっぱり挑戦してしまう私がまたここに居る。

旅の締めくくりだ。

大胆に、逞しく、一度きりの出来ること、してみたいこと、わたしの声を聴くこと。

結局、自分ですべて選んでいる。
だから納得いくし、わたしは他の誰にもなり得ない。

至極当たり前のことだけど、この旅は私に大切な軸を見せてくれたなあ。

ありがとう、ありがとう。

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