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個人主義パラダイス


パリの歩道、そこは、個人主義文化の花咲くところ。そこは、自由で気ままなところ。

日本のように、周りのペースを考えて歩く?他人を邪魔しない?あり得ません。


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               ペラペラペラペラ
(解説:どんなに狭い歩道でも二人の世界、後ろのことなんか知ったこっちゃありません。)


いいんです、周りなんて見てなくて。危うくぶつかりそうにでもなればいやでも気付くし、そうなれば運動神経の優れた方が退くだけですから。


立ち止まって歩道の真ん中で世間話は歩道でのお楽しみだし、みんなで横に並んで歩くのは自由の象徴。


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        ペラペラぺラ へぇ~ ははは!フン!あららら。。
           「すみません、すみま、、せ、、、」


犬のうんち?気にしない、気にしない!みんなに踏まれてそのうち土に返ります。

なんてエコ!個人主義ばんざい!フランスばんさい!です。

でも、そんな個人主義パラダイスを脅かしているのが、エゴイスム界に君臨するする、わがぽね家の王子育ちのダンナ。(参照→ぽね家の王子様)
パリの歩道で、かなりの頻度で「パルドン!!」※と言いながらあなたの背後に迫ります。


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            「し、つ、れ、い!! 」


つまり、「どけ!!」という意味なのです。。

パリジャン達よ、ど~か背後には十分ご注意を!


※通常のパルドンpardonは失礼します、すみません、の意味ですが、声の調子で
意味も変わります。


☆今回の動画は、マグレ鴨のローストしょうがニンニク醤油の漬け。漬け込むだけでご馳走!ご覧になってくださいね☆


Le paradis des individualistes

Le trottoir parisien,
c'est là que la culture individualiste fleurit
c'est là qu'on en fait à sa guise, au gré de ses caprices.


Les Parisiens marchent-ils en adaptant leur allure à celle des autres comme au Japon ? Font-ils l'effort de ne pas déranger les autres ? Cela n'arrive jamais ici. Pas besoin de regarder autour de soi. Quand on risque de heurter quelqu'un, on le remarque. Auquel cas, l'un des deux, celui qui est le plus rapide, fait de la place à l'autre.
S'arrêter au beau milieu du trottoir pour bavarder, c'est l'un de leurs plaisirs.
Se promener côte à côte à plusieurs sur le trottoir, c'est un symbole de liberté.


Les crottes de chien ? Ne vous en souciez pas !
On marche dessus jusqu'à ce qu'elles reviennent à la terre.
C'est écologique ! Vive l'individualisme ! Vive la France !


Toutefois, il y a quelqu'un qui menace ce paradis des individualistes : un homme
maître de l'égoïsme, le Prince des Ponnet. Sur les trottoirs parisiens, il lui arrive souvent de se coller derrière vous en disant « Pardon !! ». Bref, ça veux dire « Poussez-vous ! » 
cf→ici

Les Parisiens, faites bien attention à vous , s'il vous plaît!


今回は頼れるフランス人女性のPさんに訂正お願いしました。ありがとうございます! 「周りのペースを考えて歩く」、を私はen accordant ses alluresとしましたが、accorderよりも、adapter~をàに適合させる、調和させる、アレンジする、の方があっているそう。
ここで注意なのは、速さ、歩調、足取り、歩き方、の意味のallure。私は、その人の歩調は常に一定ではなく、場合によって変わりえるからとの思いで複数形にしたのですが、この場合は、人の歩き方はその人1つづつと考え単数形なんだそう。(この辺りのフランス語としての考え方、ほんとコジツケとしか思えない時多し。。)だから、彼らは彼らの帽子を被っている、のIls portent leur chapeau.のように、 彼らそれぞれには頭が1つだから帽子は単数形、の考え方でleur allureと単数形にするそうです。
ただ、コジツケっぽい理由の他に、このallureのもう一つの意味、振る舞い、行動、態度、は複数形でないとこれらの意味にならない、というのがあります。その対比と考えれば、その人の行動振る舞いの一部である歩調、ごときは単数形、と納得かも。
複数、単数で意味が変る名詞は多いですが、これは感覚として覚えなければならないのでしょう。
それとこのadapter、混同しやすいのが、adopter(意見、態度、方法など)を採用する、取り入れる、です。
あと、気にしない、気にしない、を私は、Ne vous inquiétez pasとしたのですが、このニュアンスには、Ne vous en souciez pasだそう。どうやら、s’inquiéterだと、本当にあああ!どうしよう!と心配する感じで、気にるす、しない、の感じにはse soucierの、軽い、気にする、が合うそうです。
今回も色々ありましたが、ありすぎて書ききれません。あーあ、道遠し、です。

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