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忘れたくない言葉 -父親編-

これは私がまだ中学生だった頃の話。


私は父と一緒にテレビを見ていました

どんな内容だったかは覚えていませんが、
障害児に関する番組だったのかもしれません。

私は父にこんな質問をしました。


父はすぐに答えました。





当時の私は、嬉しかったのか驚いたのか
どんな気持ちだったのかは覚えていません。

父がはるか昔にくれた言葉のおかげで、
ぽにぽにがウィリアムズ症候群と診断されてから今日まで
ぽにぽにの障害に対して「ごめんね」と思ったことはありません。

ぽにぽににはいつも「ありがとう」と思っています。

父親からあの言葉を受け取っていて良かったと思います。



ウィリアムズ症候群はどの夫婦間にも起こり得る染色体異常です。
原因は不明。偶発的に起こるとされています。
親に原因があるわけではないのです。
それでも「ごめん」と思う親御さんがいます。

知的障害があってこれから苦労する。
普通の子として産んであげられなくて「ごめん」と。

私はその「ごめん」が嫌いです。
それは親の傲りではないかと思うのです。

「ごめん」と思うということは、
我が子が世間の人よりも劣っている、自分よりも劣っている
と言っているようなもの。
「下に見ている」ような気がするのです。

親に「ごめんね出来ないことが多い子に産んで」なんて言われたら。
「あ、自分ってダメな子なんだ。劣ってる子なんだ」って
自己肯定感凄まじく低くなると思いませんか。

「ごめん」はいらないから
出来たこと、出来ることをいっぱい褒めてあげてほしい。
「ごめん」はいらないから
そのままで良いんだよって言ってほしい。

「ごめん」はいらない。

今後の活動の励みになります😭✨