見出し画像

母子留学マンスリーレポート #6:母の英語力を検証しようの巻

Selamat Petang! Apa kabar? あっという間にマンスリー第六弾。つまりマレーシアに来てから半年たってしまいました😮1年滞在と思うと、早くも折り返し地点。最初の一か月が長ーく感じたのは今や昔、すっかりマレーシアの日常生活感が増しているのは、いいのやら悪いのやらです。そんなわけで、最近中だるみ気味か、新規チャレンジが少ないような気がしなくもないですが、今月はこんなトピックで行ってみたいと思います。大家走吧!


渡馬後、初めて病気した話

最初のトピックは、好きでチャレンジしたわけではありませんが、人生初めて私が蕁麻疹になった話🤣結論からいうと、1週間で治ったのでご心配なく。(なお、我が家基本みんなとても健康で、マレーシアにきてから一度も病気・怪我がありません。子供は学校皆勤賞中。そんな賞ないみたいだけど。)
実は現在、マレーシアで使える保険に入っていないわたくし(怪我しそうな子供だけ留学保険に入りましたが、私は無保険の危険な状態😅)、急に湿疹が顔にうわーっと出て大困惑😭痛痒い・・・。地元の医者にいくという選択肢もなくはなかったですが、探す気力もなく、とりあえずGoogleレンズで自分の湿疹と類似画像を検索し、自力で「蕁麻疹」と診断。そして蕁麻疹には「抗ヒスタミン剤」が効くらしいと突き止めました。しかし、念のためお医者さんの意見がほしい・・・あ、日本の病院のオンライン診療あるんじゃない?!と思ったら、やっぱりありました。技術の進歩で、海外にいても日本語で医療にあやかれるってすごい時代だ!と感動です🥰✨

患部・保険証・クレジットカードの写真をアップロードするだけで、初診でも24時間予約OK。あとは専用アプリをインストールすると、診察時間になるとアプリが起動して診察を受けられる仕組み。夜中に予約して、翌日朝受診できました。

しかし。オンライン診察してもらったものの、ケータイのカメラの性能に限界があるらしく、お医者さんに「あ~、ひどくなったら、次は対面の医者に行ってください」とやや切り捨てられ、結論としては「やっぱり対面はまだ大事」と痛感して終わりました🤣
ちなみに診察後、近所の薬局で抗ヒスタミン剤を買ったら、薬剤師でもなさそうな普通の店員さんがシレッと錠剤シートをつかんできてくれて、お値段なんと5RM(≒160円くらい)😮😮😮この半年、マレーシアで「安い」と思ったもの、ほぼありませんが、なぜか薬だけは異様に安いということが判明です。なんでだ。この薬を飲んで我慢すること一週間、無事蕁麻疹消えたので本当によかったです。半年って疲れがたまる頃なのかもしれません。

こどものボキャブラリーの話

さて、わが子たちの英語はぼちぼち進んでいる(特に兄)ような、のろのろしているような(主に弟)ですが、そんな彼らとの最近の会話。

母:知ってる英語の中で、一番難しそうな単語なに?
子(兄):Identical(同一の)、Eventually(最終的に)、Literally(文字通り)、Approximately(おおよそ)、かな。
子(弟):ぼくはas well as(~と同様に)とかas(~として)覚えた。
母:たしかに難しい🤣

どこで仕入れたのか、小賢しい単語を知っている息子兄氏🤣🤣🤣ふと、こどもたちがまだアンパンマンとパパママくらいしか言えない二歳児だったとき、当時電車にはまっていて、「れんけちゅー」(=連結。コマチとハヤブサの連結部分のことです。)と言っていたことを思い出しました。アンパンマンと同列の「連結」。渋いわ!て当時笑いましたが、今回も同じというか。英語力的には、助動詞(canとかmayとか)も使い方あやふやで、日本の教科書的にはまだ初歩レベルな気もするのですが、この大人っぽい語彙😚授業とかでちょいちょい出てくるんでしょうね。ママすらLiterallyは、会話で使ったことないけど、君たちのおかげで、これから使えそうな気がしてきた。Literally、どっかで言ってみたい。

母の英語①英語ニュースを聞いて思うこと

さて、ここからは、こどもたちの話は閑話休題、今回は私の英語習得状況です。この話、ダレトク?て感じですが、先日日本とイギリスの教育者ふたりが、全く別の場所にも関わらず、口を揃えて「本で学んだことを、自分の言葉で言いなおす=アウトプットをすることで、初めて自分のものとして知識が身につく」と言っていたので、私もこの場でアウトプットということで🥰

先月のマンスリーで、インプットを増やすために、BBCのニュースを毎日聞こうとしている、と言いましたが、最近どうにか習慣化しまして、散歩ついでに平日30分BBCをPodcastで聞くサイクルが出来上がりました。

BBC Podcastは1日1~2回、30分番組配信中

そして聞き始めて約2か月。とりあえず、分からないニュースを聞き続けることに慣れてきました✨そこ自慢かーい🙋‍♀️って感じですが、よくわからなくてもパニックにならずに、なんとなーく大筋(どの地域のなんのトピックか)を拾えるようになってきたんですよ、これが!ロシアとウクライナの戦争の資金の話をしているな、的な大枠。BBCは世界中のニュースを網羅しているので、そもそも議題の場所の特定も結構難しい🤣毎度、え、何の話?!とおいてけぼりになりながら、想像力たくましく話聞いてます。ゼレンスキーとネタニヤフは頻出ワードなので、よく覚えました。ニュースによって分かりやすさも違って、選挙と戦争の話が難しいけど、社会系(例えば日本のオーバーツーリズムとか)は結構分かるな、とか、自分の傾向も分かりつつあります。

それにしても、英語のわかり度はさておき、よくよくトピックを聞いていて衝撃を受けたのが、世界の問題に対して、いかに私が今まで無知であったかということです・・・・・・・!
参考までに、この2か月こんな感じです。

■BBC(海外向け放送)の基本構成:
ウクライナ/ロシア戦争関連+イスラエル/パレスチナ戦争関連+各国の選挙選(アメリカ大統領とか英仏・南アフリカ・南米とかどこかしらで選挙してる)+環境問題系(異常な暑さでメッカ巡礼で死者多数とか、自然災害とか)+社会面(有名人が亡くなったとか、日本の孤独死の多さとか)

■NHK(国内向け放送)の基本構成:
政治と金の話+猟奇的な殺人事件の話+スポーツ+たまに外国のニュース(北朝鮮がばらまいてるとか。イスラエルの話はほんと稀。)

NHKが国内向け構成ということを差し引いても、日本で世界のニュースに触れる機会の少なさといったら・・・・・!と衝撃を受けております。政治献金はさ、週1くらいで進捗報告してくれたらいいし、猟奇的な殺人事件も、捕まった犯人がいかに奇特な性格であったとかもういいじゃない・・・と・・・(NHK関係者の方には、申し訳ないですが)💦ニュースの質が違うのは、視聴者ウケするトピックが違うのかしら。
正直、去年まで仕事にかまけすぎて、日本のニュースすらもろくに見てなかった私が言うのもなんですが、今海外在住で日本円の弱さが日本人の弱さのようにも感じられて、それを克服するためにも、もっと日本国外で起こっていることの理解と責任に目を向けて生きていかないといけないんじゃないのー、という気持ちになっております。21世紀に入ってだいぶたつのに、とんでもなく凄惨な戦争がいまだ起こっている事実とか、ね・・・。知ったところでなにができるかというのもありますが、国際競争力を語るときに、相手のこと知らなかったら、競争できないよね。わが子たちは、まだこのニュースはあまり伝えていませんが、感受性が豊かな今のうちに、親ができる範囲で伝えて、少しずつ知ることも必要かなあ。
ニュースの大枠じゃなくて詳細も分かるようになるようになることに加えて、こどもへの教育的意図としても、引き続きBBC聞き続けたいと思います。

母の英語②Freakonomicsを読んで思うこと

そして、先月のマンスリーで予告しました英書を読もうキャンペーン第一弾「Freakonomics」(日本語題:ヤバい経済学)の読書感想文です。読書感想文なんて書くの、なんじゅうねんぶりか🤣がんばる。

レヴィット教授とジャーナリストのダブナー氏による「ヤバい経済学」

この本をざっくり要約すると、自称「経済学と数学なんてめっちゃ苦手(?)」というレヴィット教授が、経済学者が普通は研究対象にしないような「面白い問い」を設定して、生データを用いて、説得力たっぷりにその原因を特定する!的な本です。
・・・伝わりますか😅?全然経済学の小難しい話はなく、ちょっとした推理小説を読むかのような話の展開で、面白く読めました。

問いのテーマは多岐にわたるのですが、例えば、80年代アメリカ。各学者が軒並み、今後アメリカの治安はどんどん悪くなるだろうと悲観的な予測をしていたのにも関わらず、現実はその大方の予想は覆し、2000年代以降とても治安が改善(≒殺人事件や暴力事件が激減)したそうです。その事実に対し、レヴィット教授は「この予測失敗の原因はなぜか?」という問いを立てて、風が吹けば桶屋が儲かる的な論法で、「実はアメリカで80年代に中絶を容認する法律ができたことで、治安を悪化させるような教育の行き届かない子供たちが生まれなくなり(≒中絶されてしまったので)その結果、治安が改善した」という因果関係を各種データにより突き止めた、と主張してます。
この話で私の興味を引いたのは、話の展開と意外さもさることながら、「アメリカ人の感覚」です。
● アメリカでは、そもそも中絶を許す許さないという議論がある(なんなら、今の大統領選も、これが争点になっている様子。BBCでこの間言ってた。)
● 母の人権重視の「中絶容認派」と、胎児の人権重視の「中絶拒絶派」で社会は真っ二つに分かれている
● ”中絶のおかげで社会が安定した”的な「それ言っちゃっていいの?!」という倫理的にハラハラするタブーにさっくり切り込んじゃう

全体的に日本ではない感覚だなあと、カルチャーショック(ショックではないけど純粋にオドロキ)です。日本で、中絶の話はあまり政治の議題にのぼらないし(むしろ、国会の議題は政治献金パーティがどうのっていう話題😅)、それに対して市民も公共の場で議論を戦わせないし、タブーへの切り込みも遠慮がち日本人にない気がする。アメリカってなんとなくニュースや映画やいろいろ見かけるので、なんとなく知った気になっていたけど、改めてアメリカ文化についてあまり真剣に考えたことがなかったので、この本から初めて感じたのでした。

それから、本の内容自体ではではないですが、普通の大人が読む本ということで、単語がわからないものが多いことっ😅💦💦日本語の「漢語由来の形容詞」みたいなレベル(たとえば、”懐疑的””抑止力がある””切迫した”とか、そういう類)が特に理解できないということが改めてよく分かりました!「子供が勉強するために、本をたくさん読ませるのがイイ」というのは当たり前のようによく言われることですが、身をもってものすごく納得です。こういう言葉って、知らなくても会話進めることはできるけど、本読んでたらだんだん使えるようになりそうだよね。私が留学した20年前に、もっとまじめに取り組むべきだったのはこれだったか、と20年越しに分かりました次第です🥹でも、今という日より若い日はないので!英語力向上のために、引き続き英書読み頑張ろうと思います。

6月の多言語

では最後に毎月恒例、今月の多言語!今月、私人生初めて「アラビア語」を使いました🥰
というのはまたもや、息子たちのサッカーチームに新しいメンバーが加入しまして、その一家エジプトご出身。えーっと、エジプトってアラビア語なんだ。アラビア語でこんにちわってなんていうんだっけ。
マルハバーがアラビア語であるという知識はとっさに出てこず、とりあえず「エジプトで”こんにちは”ってなんて言います?」て聞いたところ「アハラン・ワ・サハラン」と教えてもらいました!マルハバーじゃなかった🤣調べてみたら、東京ディズニーシーのアラジンゾーンは、この挨拶らしい✨マルハバーよりちょっとカジュアル目に使えるとのことでした(エジプトママ曰く)。
ちょっと話は逸れますが、こちらでタクシー運転手さんやらサッカーの親ごさんやら、私が日本人と分かると、高確率でいろんな人が「コンニチワ~」て言ってくれます。相手が日本語をしゃべろうとしてくれているって、悪い気がしない、というか「おお!」と嬉しく思う。多言語国家だから、そういうコミュニケーションを円滑にするための秘訣ってみんなわかっているのかなあ。なので、私もできるだけ、挨拶くらいは取り入れよう!と思うこの頃です🥰✨

さてさて、今回はいつにもまして、マレーシアどこいった?的な内容ですが、サラリーマンがこのようにマレーシアの地で命の洗濯をしている、というご報告でした。長い文章お読みいただき、terima kasih(ありがとうございます)✨Jumpa lagi bulan depan(また来月)🔆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?