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母子留学マンスリーレポート #7:学年末を迎えたよの巻

Selamat Pagi! Apa kabar? 日本は酷暑のようですが、クアラルンプールは最近比較的温度が低くなって過ごしやすい日々です。日中晴れているときはすごく暑いですが、夜はちょっとクーラー付ければ大丈夫。こちらの暑さで日本と違うのは、熱帯夜がない🌴ところ。日本の夏のように、寝苦しくて体力奪われる感じがないので、おかげさまで、我が家は全員元気に過ごしています。
さて、わがこたちのインターナショナルスクールは7月12日(金)に学年(Year4)が終わりました。8月はじまりの学校なので、7月12日がいわゆる学年末。ということで、今月号は初めて経験する学年末アレコレをお届けします。


学年末の終了イベント諸々

さて、日本の3学期が慌ただしい以上に、こちらの3学期(Term3)は怒涛のように過ぎ、3学期の後半はほぼ授業がないようなかんじでしたが🤣学年終了にあたり、行われたことを一通りご紹介。

GL Assessment:6月上旬、突然(予告が1か月前くらいにあったものの)「GL Assessment」週間なるものがやってきました。

GL Assessmentとは🤔
100か国以上のインターナショナルスクールなどで採用されていて40年以上続いている(それなりに)権威ある統一テスト。要する、学年に応じて、個人個人の習熟度を判定することが目的のよう。

https://www.gl-assessment.co.uk/

これが悪いからといって落第とかはないですが、急に「統一テスト」と言われビビる我が家。しかし、Google翻訳機を使ってもOK。クラス全員オンラインテストで、イヤホンを付けて授業中に受験するスタイルだそうです。Math、English、Scienceの3教科。わが校はケンブリッジ式のシラバスに従っていることになっていますが、テキストが全くなく、授業内容も聞く限り激ゆるなので、それを補うための統一評価なのかな?と想像します。
結果は1か月後くらいに、個人面談の際に先生から聞きました。英語初心者の割に、かなり検討した!とお褒めいただきましたので、よかった。(基本、ほめて伸ばす方針だからのような気もしますが😂)

GLテストのサンプル問題
イヤホンをつけて。いつも賑やかな教室も静まり返ってテストに臨んだらしい。

●終了式&卒業式:7月に入り、最終日から1週間前の7月5日に終了式と卒業式が合同で執り行われました。式典は、幼稚園~Year2(幼稚園の卒業式含む)、Year3~Year6(Year6のPrimary卒業式含む)、Year7~Year11(Year11のSecondary卒業式含む)という3部に分けて開催され、卒業生でない親も出席OKとのことで、とりあえず出席。式典の内容は、
💠卒業&修了証書授与(卒業生以外も、全員壇上にあがって修了証をもらう)
💠「”よくがんばったで賞”表彰式」授与(5人に1人くらいの確率で、なんらかを表彰してもらえる)
💠在校生から卒業生に向けての歌
💠卒業生代表のウクレレ合奏
などなど。日本の厳かな卒業式とは違って、やや軽いノリは否めませんでしたが、もしここで何年もすごしたらウルっとしそうだなーというかんじでした。卒業生は、外国風のローブと帽子を着ているのがポイントです(貸してくれるみたい)。
なお、話がそれますが、式典のたびにすごく不思議なのは子供たちの歌やダンスの出し物が(今回に限らず)毎度とんでもなくそろっていないこと😂😂😂大波はあっているのですが、細部、例えば手の上げ下げが左右バラバラだったり、微妙にテンポが違ったりして、全体でみると全く揃っていない印象。結構練習してるっぽいのに、なんでだろう🤣日本なら、幼稚園生でももっと揃う気がする… 先生の指導方針の問題なのか、生徒たちの気持ちの問題なのか、日本人はすごいのか?バラバラ具合をみなさんにお見せしたいです。

●お楽しみ遠足:就業式のあと、学校が4日ありましたが、先生たちも成績をつけおわっているせいか、もう完全に授業しません🥰何するのかなと思っていると、最終週にいきなり遠足へ行くことが通達されました✨
行先は、バスで30分くらいのところのショッピングモール内にある「レーザービームバトル場」と「室内ペット触れあい場」。とくにレーザービームバトルは集団で行くと楽しそうです。こういう室内施設がいっぱいあるのが、外が暑すぎる&スコールがひどすぎる対策万全のさすがマレーシア。そして、わがこたちは2学期(入学直後)も遠足に行きましたが、今は仲良しの友達もできたので、だいぶ楽しめたようです。成長を感じるー!

レーザーバトル施設はこんな感じらしい
ショッピングモール内なのに、こんな動物がいるらしい

●終了パーティ&成績表:そしてついにきた学期末最終日。終業式はもう終わっているので、なにをするのかというとクラスでパーティです!わが校は、そもそも各学期で2回ほど、なにかにつけては持ち寄りパーティが開催され、どの子もこれを楽しみにしているようです。親が毎度食べ物を差し入れるのですが、ピザ・マクドナルドのミールセット・サテー・ケーキ・お菓子類・ジュース、、、などなどごちそうをみんなで囲みます。そして、パーティをして、アニメ映画(今回はInside Out)を見てYear4はオシマイ!
はい、では、いわゆる通知表は?!一応あるのですが、今時の学校らしく、PDFで親に直接送られてくるのみです🤣こどもたちは、自分の評価は家に帰って親に聞くまでわかりません。風情が…?英語で書かれているし、先生のコメントが結構難しい単語ということもあり、もはや成績にさほど興味すらないうちのこたち。いいのか???とはいえ、案の定、先生はほめて伸ばしてくれるタイプなので「Commendable(賞賛に値する)」といっぱい書いてくれていて、ありがたやです。
こうやって書くと、インターナショナルスクールのお気楽さが改めて染みる😁

クラスの教室でLet’s Have a Party!

先生へ御礼のプレゼント

さて、こどもたちはこのように学年末を終えましたが、母も一つ、学年末に動いてみました。なにを?学年全員の親御さんに呼びかけて「先生へのお礼のメッセージ集」を作ってみました
というのは、保護者のWhatsAppグループから「学年末、先生への感謝のプレゼントあげたいけど、だれかアイディアない~?」という呼びかけがありました。こどもたちの先生は2クラスあって、どちらもすごくいい先生だったので、ここで疼く私のPTA魂😁(実は日本の小学校でPTA本部役員やってました… それほど熱心じゃなかったけど)。日本の色紙相当のものを先生にプレゼントするのはどうかな?と思い、ただ、こどもが色紙をまとめられる能力ははなはだ怪しいので(男子は全く信用ならない😅)保護者によびかけて、生徒たちの顔写真と先生宛一言メッセージを送ってもらい、私が台紙に張り付けることに。
色紙って日本的かな?保護者みんなに意図通じるかな??と思いつつ、恐る恐るWhatsAppで提案してみると、みんな「イイね」の嵐👍そして、完成したのがこちら⬇️

担任の先生ふたりに、それぞれメッセージ集をつくってあげました

自画自賛ですが、結構可愛くレイアウトできて、先生もとても喜んでくれたし(女性の先生の方は感激して泣いてた!)保護者のみなさんにも大好評でした🥰さらに、このおかげで、これまであまり繋がりがなかった保護者の人たちとも連絡をとりあう機会ができて、手をあげてみてよかったな~と自己満足。寄せ書き文化がマレーシアにあるかどうかは謎のままですが、生徒たちのメッセージをもらって嬉しいのは、世界共通の感情です!

先生からのメッセージ

そして終了式で学校が終わった日の夜、先生たちから保護者&生徒みんなへメッセージがアプリを通じて配信されました。そのメッセージが(四十路で涙もろいおばちゃんの)涙を誘うので、そして、英語ってこういう言い回しするんだなって勉強になるので、ここで一部ご紹介。

Final Message from Ms. ***(先生のお名前)

Dear Parents, thank you for your amazing support throughout the year.....(中略)…..
To my dearest children, I always say this and will say it one last time as your class teacher: I am truly proud of all of you. Thank you for being such a wonderful batch of students, for the laughter we shared, and the memories we made together. You continuously remind me why I love being a teacher. As you move to Year 5, I hope you will remember me as someone who was once your teacher.

Continue to shine brightly because every one of you is a star.
Have a lovely summer break!
Signing off,  Ms. ***

-----概訳-----
***先生からの最後のメッセージ

保護者のみなさん、年間を通して素晴らしいご支援をありがとうございました。(中略)

大好きな生徒のみなさん、いつも言っていますが、最後にあなたたちの先生として、もう一度言います。私はあなたたちを本当に誇りに思っています。素晴らしい生徒でいてくれて、笑いを共有してくれて、思い出を一緒に作ってくれて、ありがとう。あなたたちは、私が教師であることが大好きな理由を、いつも思い出させてくれます。みなさんは5年生になりますが、私がかつてあなたたちの先生であったことを覚えていてほしいです。

あなたたちはみんなスターなので、これからも輝き続けてください。
これでおしまいです。 ***先生より

よくインターナショナルスクールを選択するときの議論で「ネイティブ(英語圏)の先生がいいか、マレーシア人の先生でいいか」という話があるのですが、このメッセージを送ってくれたのはマレー人の20代の先生です。いろいろな考え方があるとは思いますが、結局は、どんな学校というよりも、どんな先生と巡り合うか、それも、国籍でもなくて本当に人柄と教育者の向き合い方だなーと改めて思った次第でした。実際に、この先生の授業は生徒たちが積極的に取り組めるようにすごく工夫されていて、授業参観もとても面白く、生徒たちも生き生きしていました。(もうひとりの息子の先生も、生徒思いの本当にいい先生だったことは、補足します。)教師であることが好きっていうことが、保護者から見ていてもわかる先生だったので、次の学年はこの先生ではなくなってしまうのは寂しいですが、いい先生に出会えたことに感謝する日でした。

ついに実現!プレイデート!

ということで、学年末は無事に終わったのですが、学校が終わった翌日、実はひとつ嬉しいことがありました。こどもたちの学校の友達(マレー人の子)と一緒に遊びに行くことができたのですー!一緒に遊ぶことを英語で「Play Date」というそうですが、学校が遠いので、日本みたいに公園に行けば学校の友達と遊べるわけではありません。親が約束して、休日にわざわざ予定を合わせないといけないのですが、こどもだけで予定を合わせるのは難しく(英語も難しいうえに、そもそも日本語でも予定を組むことができないタイプのわがこたち😅)Play Dateは高嶺の花でした。しかし、先生へのプレゼントを作る過程で、よくうちで話を聞くMくんのママとやりとりするなかで「今度こどもたち、一緒に遊ばせましょうよ」というお誘いをいただきまして!ついにPlay Dateが実現したのでした。このためにも、メッセージ集作った甲斐あった🥰✨

そして、またまた某ショッピングモール内にある、巨大な室内遊び場に集合。こどもたちは英語で会話続くのかしら、ママと私は話会うのかしら、、、とドキドキしながら待ち合わせしたものの、結果的にこどもたちはずっと駆けずり回り、ママと私も会話がほぼ途切れることなく、なんと7時間半も一緒に過ごすことができました🥹ママとの会話も、仕事の話から、学校の保護者の噂話から、ムスリムが4人まで結婚できるってどんなかんじなの?て話から、バイデン大統領は再選をめざすにはちょっとおじいさんすぎるんじゃないかみたいな政治よもやま話(結局再選断念しましたね)まで、超多岐にわたる興味深い面白い話ができて大満足。私の今回のマレーシア留学のひとつの目標であった「現地のママ友作る」が(たぶん)達成できて、本当にうれしい日でした✨

巨大室内遊び場Next Gen。こんな巨大ジャングルジムのほか、サッカー場やPlayStationゲームコーナー、カラオケルーム、トランポリン、カフェなど1日遊べる。そして空いている!

7月の多文化

そして、最後に今月の多言語、ではなくて、今月は多文化!
「パンジャビ語とシーク教徒」についてです。
どゆこと???
いきなりですが、上述のマレー人ママ、話して分かったのが、国籍はマレーシア人なのですが、民族的ルーツが「北インド系パンジャビ語を話すシーク教徒のお父さん家系と、フランス出身のお母さん家系のハーフ」とのこと。見た目がヨーロッパ人ぽいパッチリした瞳で、マレー人なの?!と思っていたので、いわゆるマレー民族ご出身でなかったことに納得。
少々解説しますと、マレーシアという国は、マレー系6割、中華系3割弱、インド系 1割弱という民族構成比に加え、様々な少数民族で成り立っています。そして北インド系シーク教徒は、インド系ではなく少数民族に数えられます。マレーシアにおける「インド系」は、主に南インド出身でタミル語を話すのですが、北インドのシーク教徒のひとたちが話すのはパンジャビ語というのだそう。ということで、このママは「パンジャビ語・フランス語・英語が流暢に話せるけれど、マレー語・中国語はあまり話せないマレー人」であることが分かりました。なんて複雑・・・!!!
ちなみに、だんなさん(Mくんパパ)もシーク教徒でパンジャビ語話者らしいのですが、息子のMくんは英語で子育てしてしまったので、パンジャビ語もマレー語もほぼ理解しないらしい。こういう話聞くだけで、本当に面白いなと思います。そして教育方針ひとつで、多言語が話せたり話せなかったりするという事実もあるようです。実際、今の世代はわりと英語集中が多いのかな?という印象も受けます。世界で活躍するために、やっぱり英語がいいのかしら。
なお、パンジャビ語で「こんにちわ」を教えてもらったのですが、覚えきれなかったので、次にママに会ったときにまた教えてもらおうと思います😁

さて、今月はいつにもましてレポートが長くなりました。わが学校の夏休みはこれから6週間。実は我が家は、イギリス・ロンドン旅行に出かけます。全然マレーシア違うやん🤣というツッコミは次回においておきまして。次回は、ロンドン日記になる予定です。乞うご期待✨
今回も、Thank you for your patient reading. See you next month!

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