力尽きたルンバさん

今日家に帰ると、ルンバさんが帰っているはずのホームベースは空っぽでした。起動二回目にして、部屋の中で行方不明になるルンバさん。きっと掃除を頑張りすぎてしまったのでしょう。

リビングを探したところ、どこにもいない。キッチン周りを探してみてもいない。それならばと思い、探してみたのは寝室。案の定ルンバさんはベッドの真下で力尽きていました。
普段から手を抜きがちなベッド下の掃除に励むあまり、バッテリーが足りなくなるその最後まで掃除し続けてくれたのでしょうか。ルンバさんはそこで静かに固まっていたのです。

無事にホームベースに帰っていた昨日と違う点は、寝室へのドアをあけていたこと。寝室も掃除してくれたらなという甘えが、ルンバさんに無理をさせてしまいました。埃のたまっているベッド下は、さぞ掃除し甲斐があったに違いありません。つい、掃除にも熱が入って自分のバッテリーの限界を忘れていたとしても無理ありません。ルンバさんの通った後だけきれいになっていることに、ルンバさんを救出するときに気づきました。

ルンバさんに気持ちよくホームベースに帰ってもらうためには、きちんと人間側が配慮して置く必要があります。障害物にならないように姿見を廊下に対比させること、ケーブル類は足元に落とさないこと。ロボットを人間が一方的に使っているように思うかもしれませんが、ロボットが気持ちよく動けるように人間が導線を確保することは、ある種逆転しているともいえるかもしれません。それでも、人間もロボットもWin-Winでいられたら素敵なお掃除ライフが始まりそうな気がするのです。

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