認知症と瘀血⑤
東洋医学における瘀血(おけつ)の話を、のんびり書いています。
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脳に関する病気はたくさんあります。
どの病気が出てくるかは、つまり、瘀血が出やすいところは
人によって違うと著者も言っています。
それは、気候や体質、遺伝、食事、生活習慣、
それぞれ皆さん違うわけですから、違いが出るのは
当然かもしれません。
もし、小脳にでたら、身体のバランスを
とる所なので、真っすぐ歩けなくなります。
脊髄小脳変性症という病気がありますが、
以前、私の患者さんでもいらっしゃいましたが、
身体中の震えがあり、歩くことさえままならない状態なんです。
それが、どんな感じか教えてくれたのですが、
『まるで、玉乗りをしてるみたいだ』
と、言っていたのが印象的でした。
日常すべてが「玉乗り」の状態になってしまう。。
小脳の病気も怖いんです。
また、大脳にあるホルモンを調節するところに出たら、
身体全体の調子が悪くなります。
脳から常に出ていてホルモンを出せという指令が身体の各所に
出て、調子を微調整してくれています。
飛行機の自動運転に似てますかね。
飛行機にも色々な計器があります。それぞれ微調整しながら飛んでいきますが、少しの狂いが大きな事故につながってしまうので、
微調整といえど重要なんです。
ホルモンも同じです。
では。