認知症と瘀血③
東洋医学における瘀血(おけつ)の話を、のんびり書いています。
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私たちが生きていくには、
私たちの身体を形成している細胞約37兆個!!
1つ1つに毎日、栄養と酸素を送らなければなりません。
特に栄養よりも酸素です。
著者も言っています。
なぜかといいますと、
例えば、登山をしている時に、遭難してしまったとします。雨風をしのぐには洞窟や山小屋等あればしのげますが、そのあと、食料がなければ2週間くらいしか生きていけません。
しかし、酸素がなかったら(水中に落ちるとか火山ガスに巻き込まれる等)1、2分で死んでしまいます。
つまり、
私たちの身体には栄養等の備蓄は2週間くらいはあるのですが、
酸素の備蓄は全くないんです!
だから、すぐにギブアップとなります。
ですので、瘀血による細胞の死は酸欠によるものが多いといってもいいと著者が言っています。(再灌流障害の影響もあると私は思います)
細胞には一刻の余裕もなく酸素が必要なことはわかっていただけたと思いますが、
脳はその酸素の消費量がとても大きいんです。
つまり、瘀血になってしまうとすぐに脳細胞は酸欠になって
しんでしまう可能性が高いんです。
ではまた。