腹部大動脈解離と瘀血!?②
東洋医学における瘀血(おけつ)の話を、のんびり書いています。
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前回は、腹部大動脈みたいな大きな血管は (血管自身も細胞でできているため栄養と 酸素が必要)分厚い為、内側の3分の1し か栄養と酸素を取り込めない。
という話でしたが、
そのままでは血管は壊死してしまうので、 血管に栄養を送る血管があるんです!
人の身体って良くできていますね~。
そこで、瘀血の話になります。
その大きな血管の外側3分の2に、栄養と 酸素を送る血管が詰まってしまったら、 その血管は壊死してしまいます。
そのときに大動脈解離という恐ろしい 病気が発生するのではと思ってしまいます。
(もちろん血管の老化や動脈硬化等々あら ゆる原因はあると思いますが、その前から 少しづつ進んでいったり、同時に進行して いることもあると思うんです)
大動脈解離という病気は、血管は基本的に 3層構造になっているんですが、それが何 らかの原因で裂けて、
(例えば内膜と中膜の間、中膜と外膜の間) 血液が流れ込んできてしまうんです!
(血管の壁の中なので、出血するわけではありません)
激痛が走り、命に関わる病気です。
この瘀血という病気と組み合わせると、 血管の外側が壊死しているのですから、 その間に心臓から出たばかりの勢いの ある血流が流れ込んでしまう。
そんなことも起こりえるのではないか と思っているんです。
ではでは。