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ep21 上から攻める海外事業投資先の見つけ方

21回目の投稿です。書くことにも大分慣れて参りまして、毎日更新することもある程度継続できそうな気がしております。

写真は先日視察した施設での一枚となります。日本では見慣れないですよね。こちらのビジネスがどのような仕組みになっているか調査を行いました。

今回は海外での事業投資先を見つける方法について紹介致します。こちらの方法については、事業として成立するかを判断出来ることに加え、儲かりやすいビジネスかどうかを判断するのに有効です。

<JETROに相談してみる>

JETROとは日本の政府系組織でして、日本企業の海外進出や貿易について無料で色々と情報を頂ける団体となっております。世界中にオフィスがあるため訪問して初期情報を得るには適した場所です。しかしながら働く人たちは公務員ですので期待をし過ぎないで下さい。投資先として興味のあるビジネスに精通した方もしくは政府関係者を紹介して貰えることをゴールにしましょう。

こちらは日本在住でも海外在住でも可能です。投資先として興味のある業界が見つかったらメールや電話などでアプローチしてみて下さい。良いアドバイスを貰える可能性があります。

<監督省庁を見つける>

興味を持った業界について、監督している省庁を把握しましょう。表題にありました「上から」という意味は、政府の管轄省庁のことを指します。まずはここから情報を仕入れることを意識ください。

監督省庁→業界団体→企業→顧客(→仕入先・代替企業・補完企業)

このような順番で情報を仕入れていくことをお勧めいたします。上から情報を仕入れていくことで必要な情報の抜け漏れを防ぐことが出来ます。

管轄省庁を把握出来たらその省庁に連絡を取って情報を仕入れましょう。言語について不安があれば通訳スタッフなどを短期で雇って情報収集することをお勧めします。

監督省庁では当該事業におけるライセンスの有無、ライセンスの条件、業界団体の有無、市場規模などの情報を伺いましょう。そして親切な方であれば業界団体の方を紹介してくれるケースが多いです。紹介を得られるようお土産などを持っていくのも手かもしれません。

<弁護士に相談する>

監督省庁である程度の情報が手に入りましたら弁護士事務所に相談に行くことをお勧めします。法人設立・ライセンス取得などは国によってコツなどもありますので専門の人に任せることがお勧めです。弁護士費用が高いと思う方は、事前に良いパートナーを見つける必要があります。

弁護士事務所ではライセンス取得までの期間や費用、事業に関係しそうな法律情報などを仕入れましょう。

<現場を見に行く>

こちらについては監督省庁で業界団体の人脈を紹介頂けた場合は話が早いです。業界団体の方に連絡を取って訪問アポを取りましょう。こちらも訪問の際にお土産を持っていくと喜ばれることと思います。

現場では業界の主なビジネスモデル、収益性に関する話、業界が抱えている問題などの話を伺いましょう。

ただし、以前の投稿でもお伝えしましたが外国の方は数字に強い印象がありません。場合によっては通訳が数字を間違って翻訳している可能性すらあります。

そのため、数字関係の情報は鵜呑みにせず、現場を見た情報を踏まえて総合的に判断することをお勧めします。信じられるのはご自身が得た生の情報です。

<算盤を弾く>

実際に現場を見て得られた情報を元に、収益性が見込めるか計算をしましょう。売上の見込み・支出の見込み・将来性などを踏まえて投資する価値があるのか判断する必要があります。

最も重要なことは商品やサービスの買い手となります。継続的に商品が売れるモデルが出来ている、もしくは構築出来る可能性があるかを見究めて下さい。

新興国の場合は最低でも利益率10%以上を見込めるビジネスの選択をお勧めします。そうでなければ銀行に定期預金口座を開設しましょう。

<パートナーを見つける>

収益性が見込めた場合、事業を運営するパートナーが必要となります。皆さんは投資をする立場であり経営を行う立場ではありません。もちろん経営にも興味があればご自身で行うことは可能です。

事業へのやる気がみなぎっており、お金に対する執着が少ない方をパートナーにすることをお勧めいたします。変に頭の良い方をパートナーとしてしまうと投資した資金を搾取されて悪用される可能性があります。

こればかりは運の要素が非常に高いです。多くの方に出会って最適なパートナーとなり得る方を見つけて下さい。見つかった場合は大きな収入が期待できます。

<投資をするか意思決定する>

事業の収益性も見込めて良いパートナーが見つかった後、最後に行うことは投資するかどうかの意思決定となります。もしも大きな資金を必要としない場合は即断してもいいかもしれません。

大きな資金を必要とする場合は抱えるリスクなどを明確にしましょう。どんな事業でもトラブルは必ず発生します。それを事前に把握しているかどうかで心の持ちようも大きく変わります。リスクが問題の無い範囲でしたら投資を実行しましょう。その後は運営者に任せて利益を手に入れましょう。

<まとめ>

今回は事業投資案件について、意思決定までのプロセスについて紹介致しました。最初に良きパートナーと出会って情報を得られる可能性もありますが、個人的にはパートナーを頼らずに自身でも情報収集することをお勧めします。多くの情報源から情報を得ることで投資資金を失うリスクを避けましょう。

最後までご覧頂きありがとうございました。少しでも参考になりましたらフォロー&応援お願い致します、励みになります!今後も不定期ながら投稿して参りますのでよろしくお願いいたします!


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