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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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女二人の物語

今回は私のお気に入りの四コママンガをご紹介したいと思います。
個性的な主人公を元に、女性二人の日常生活を描いた作品です。

またいつものようにネタバレは避けたいと考えていますが、一切知ることなく作品を手に取りたいと考えている方は、作品タイトルだけ確認してその後は読むのを控えることをおすすめします。

※ネタバレタグは念のためにつけています。


臨死!!江古田ちゃん

瀧波ユカリさんが描いた作品「臨死!!江古田ちゃんをご存知でしょうか。

講談社の月刊アフタヌーンにて2005年4月より連載を開始し、2014年9月に連載が終了。

2011年1月にはテレビドラマ化し、2019年1月からはテレビアニメ化していました。(ちなみにテレビドラマに関しては、主人公を鳥居みゆきさんが演じています)。


あらすじ

この物語は東京都練馬区にある江古田駅近隣に在住のフリーター「江古田ちゃん」が主人公の日常が描かれています。

江古田ちゃんは派遣(事務やイベント設営など)やコールセンター、キャバクラ、フィリピンパブ、スケッチモデルなどさまざまな仕事を経験しながら、
家の中では全裸で生活を送っています。

一方で話の中によく登場する江古田ちゃんの友達「友人M」は会社員として働き、考え方も凛としたタイプ。

一見この二人は正反対の性格のようにも見えますが、
二人ともズバズバと思ったことを口にするところは同じで、腹を割って話ができる関係です。

傍から見れば「喧嘩しているのか仲が良いのかよくわからない」状態で、事実、喧嘩にまで及ぶこともしばしば。
しかし友情が壊れることはない模様です。

詳しいあらすじが気になる方はこちら⇒ 臨死!!江古田ちゃん(Wikipedia)


恋愛面について

あらすじの中では触れませんでしたが、江古田ちゃんは恋愛関係になるとちょっとだらしがないところがあります。

幾度となく男性と一夜を過ごし、彼氏に関しても二人います。

一方、やはり友人Mは恋愛面でもお堅いところがあり、恋愛経験はあまり豊富ではなく片思いをすることが好きなようです。


面白いと思うところ

この物語の面白いと思うところは正直いくつもあるのですが、やはり江古田ちゃんと友人Mのやり取りが第一に思い浮かぶと思います。

合コンや飲み会に一緒に参加しては、猛禽類と呼ばれる所謂
“女らしさを武器に全開に出してくるタイプ”の女性を見つけて喰らいつこうとします。

面倒なので人に喰らいつかないし、合コンにも行ったことはありませんが
まるで私と友達のようだなと思うわけです。
「面白いから読んでみて」と言われ貸してもらったことがきっかけでこの作品を知りましたが、第三者が見た雰囲気からしておそらく私と友達の関係をイメージして貸してくれたのでしょう。

叶恭子さんからのコメント
このマンガにはキレイ事はひとつもない!」と書かれた帯が本に付いていました。
(もしかして、江古田ちゃんと叶恭子さんは家の中では全裸で生活をしているという部分に共通点があるのでしょうか)。


登場人物のラインナップ

江古田ちゃんといえば、やはりこれ。
定期的に出てくる登場人物がおかしいのです。

身近に居たら危険だなと思うような人間が数人おり、物語の中だということがわかっていてもゾッとします。

中でも私が個人的に“個性が強い”と感じているキャラについて軽くご紹介します。

・お姉ちゃん
江古田ちゃんの姉。元ヤンで今の時代なかなか見かけないであろうゴリゴリのギャル。看護系の短大生でありながら、カリスマおっかけで全国を飛び回っている。※目が逝ってしまっているし、風貌からして危険度が高い。

・信者くん
江古田ちゃんのことが好きすぎる、江古田ちゃんの信者。ただし、「江古田ちゃんのことが好きな自分のことが好き」でもある。自分の言う通りにならなければ豹変する一面がある。

・オタっ子ちゃん
江古田ちゃんの職場にいる女性。アニメオタクです。飲み会で急に非処女アピールをするために妙なことを口走ったり、常に何らかのキャラクターになりきった言動で周囲の人はついていくのが大変。職場にはツインテールで、コスプレ衣装一歩手前のような服を着てきたりなど。


勝手なことを言わせていただきますが
江古田ちゃんの連載を再開していただきたいです。

全8巻で完結もしていますが、もう何回読んだことかと思うほど。

映像化もされている作品なのでご存知の方も多いのではないかと思いますが、まだこの作品を読んだことがないという方はぜひ。





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