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毎日連載『一日一妖!』 8月9日【瀬女】

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『一日一妖!』とは――
 怪異や怪談が大好きな私あらたまが、妖怪や怪異に関連する与太話をさせていただくという連載企画です。
 毎日読むのにちょうどいい、約1000字の超ショート・ショートテキストサイズ!
 さっくり楽チン軽やかな、ゾワッと怪しいひとときを楽しんでいただけたら嬉しいです。

 蝉の鳴き声も幾分ソフトに聞こえる、今年のお盆休み二日目。お墓参り帰省も無く、相変わらずPCの前に座っていました。
 夏休みだ!といちいちワクワクしていた頃が懐かしい……と、センチメンタリズムに浸ることすらありません。
 おそらく、怖い話が足りてないのだと思います。心霊特集がテレビから消えて久しいですよね。私の夏のお楽しみと言えばそれ!でしたから。

 それでは、前置きはこのくらいに。
 本日の『一日一妖!』始めましょう。

【瀬女】

 福島市付近の阿武隈川でいう妖怪。
 夜、川漁をするものが、川の激流の中にたたずむ人影を見ることがある。それが女の場合は瀬女、男の場合は瀬坊主という。

 この後に『月のものを知らない女性の生霊といわれ(中略)月のものの苦しみの代わりに、このような苦行を神から課せられているのだという』なんていう〆が続くのですが……

 なーにを言うとんじゃ!アホ・ボケ・カス三段活用!!

 ハッキリ言いましょう。
 そんなバカげた「苦行」を課すモノなど、私は何があろうと信仰しません。信じてたまるか、生理痛を何だと思ってんだ

 最近は男性への理解を求める運動もあったりして、生理痛へのイメージや捉え方が変わりつつあるようです。
 とはいえ。
 生理痛がきつくて産婦人科に行ったら、まともに取り合ってもらえなかったなんて話もまだまだ聞きます。
 今日はちょっと、そこいらへんをお話させてくださいね。

 生理痛って、ある人とない人が居ます。
 私みたいに、月によっては痛み止めのお世話になる時とならない時がある、なんていう人も居ます。
 十人十色、生理痛や生理そのものの症状は個人個人で事情が違うし年齢によっても変化します。つまり、デリケートな観察が要求されるわけです。

 サラッと「我慢だね♪」とか言ってる場合ではないんです。
 痛くなったらすぐセデ〇なんて気軽に歌って、ドラッグストアに行けばOKの人も居ますけど、全員がそれでストレスフリーになるわけではない。
 斯くいう私は『優しさで半分できてる痛み止め錠剤』を常備してます。飲まないとどうしようもない時は迷わず飲みますけれども、本当なら優しさ100%のハグの方が嬉しいですよ。

 ある中医学の先生の仰ることには、生理痛は本来無くていい痛みなんだそうですよ。
 無くて正常
 それをあって当然と思ったり、我慢を強要されたり、むしろ痛みが無いと不安と思い込まされたりするようなものではないってことですね。

 また、生理痛が酷い・生理自体が重いという場合、子宮に異常がある可能性も考えられます。迷わず、頼れる先生に診てもらってね。
 瀬女は無月経の女性を指しているようですが、無月経も生理周期が不安定な場合も専門家に相談をしてください。前世の行いとか神様の思し召しとか、そういうのは子宮とは関係ありません。

 どうしても、目に見えない不可思議存在の影響を考えたいのなら……自分から望んだわけでもないのに、神様が一方的に苦行なんて与えるわけあるかい!
 
そんなもん、神の名を騙るアヤカシの線が濃厚ですよ。

 まずは専門家。現代社会において、体の悩みを一番に相談すべきは、西洋東洋関係なくお医者さんです。それも、ちゃんと聞き取りをしてくれて、必要な検査を選んでしてくれるお医者さんです。頼れるお医者さんなら生活習慣の改善の相談も乗ってくれるでしょう。
 更年期という単語と日々向き合っているオババの主張は以上でございます。ありがとうございました。

 了

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 それでは。
 最後までお読みいただいて、感謝感激アメアラレ♪
 また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ

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