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毎日連載『一日一妖!』 9月11日【布がらみ】

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『一日一妖!』とは――
 怪異や怪談が大好きな私あらたまが、妖怪や怪異に関連する与太話をさせていただくという連載企画です。
 毎日読むのにちょうどいい、約1000字の超ショート・ショートテキストサイズ!
 さっくり楽チン軽やかな、ゾワッと怪しいひとときを楽しんでいただけたら嬉しいです。

 先日あるフォロワーさんのnoteで総PV数のカウント法についての解説を読みました。

 思ってたのと違ってショック……なんとなくモヤっとした頭のまま一晩寝た後、更に読み返してみて「そういうものなんかなあ、システムって」と寂しさと共に納得しました。
 少なくともそれだけの人数の方々の『目に触れた』という事には変わりないのかなあ、と。
 それよりも!そのうちの数%の方々に興味を持っていただき、クリックしてnoteを読んでいただき、そこからスキしてくれたりフォローしてくれたりとアクションをいただけた……その奇跡のような出会いにこそ感謝をいたしましょう(^^♪
 というわけで、総PV9000に到達いたしましたことをご報告します。皆様、本当にありがとう( *´艸`)

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 それでは、前置きはこのくらいに。
 本日の『一日一妖!』始めましょう。

【布がらみ】

 青森県三戸郡田子町長坂でいう妖怪。
 (中略)
 布がらみは、布に化けて沼の畔の垣根に掛かり、人がそれを見て取ろうとすると、たちまち伸びてからみつき、沼に引き込んだ。

 狸や狐は人を化かす――
 狐狸の変化話は、日本の民話のスタンダードの一つです。ポピュラーだしバリエーションも豊富だし、誰もが一本語れるレベルで浸透してるんじゃないかなあと思っています。
 だいたいラストは徳の高いお坊さんや怖いもの知らずのお侍さんに懲らしめられ、気を失ったところで術が解け、正体がバレてちゃんちゃん♪と、こんな感じかなあ。
 しかし、同じ化かす系でも、この布がらみさんは少々事情が違うようです。

 布に化け、沼に引き込む。ここまではなるほど、狸かな?狐かな?と想像を巡らせますが、実際のところ正体はよくわかりません。
 引用文献中には『奇怪な主』や『蛇のようなものかもしれない』と、ちょっとふわっとした表現が為されておりまして、どうもハッキリしません。
 退治したものの、想定していた生物ではなかったのかしら?それとも本当に判別不明の生物の死体が残されていたのでしょうか?

 なんだか得体のしれない生き物の死体を引き上げたぞ!という話はUMA系に分類されるでしょう。ネッシーの死体だ!という写真とか、ありましたよね。ニューネッシーでしたっけ。

 しかし、河童や川獺など、日本のUMAは姿絵が残されている場合が多くあります。布がらみの姿絵が残っていたら、あるいは更なる妄想の深部へと切り込めたかもしれませんね。

 私なりに仮説を立ててみたのですが、どうもうまく筋道が付きません。布に擬態出来て、正体が一見して判らず、蛇に似て奇怪で……情報が取っ散らかってる印象なんですね。
 で。アレコレ考えてみて、ふと思いつきました。
 「もしかして、退治したと思ったのは、木に絡みついていた布に見える部分だけ。つまり、対象生物の体の一部だけだったんじゃ?」

 敵の目を晦ますために体の一部を残していく生き物と言えば、すぐに思い浮かべるのはトカゲです。
 ちょいと調べてみますと、トカゲのしっぽも様々あります。ですが、布に見間違えそうなペラッとしたしっぽというのは中々見当たらないもんですねえ。
 とすると……。
 そういうしっぽ或いは体の一部を持った変わり種の爬虫類系UMAという可能性も有るといえば有るのかしら??

 そういえば、爬虫類系UMAのアイドル(と私は思ってる)ツチノコさんも目撃例はあるけれど捕獲例がなく、実際ぶっちゃけどういう生き物なのよ?という疑問は完全に払拭されたわけではないのですよね。
 むむぅ、ということは……日本の湖沼、山奥、等々まだまだ探検の余地はあるようです。水曜スペ〇ャル、復活しないかなあ!

 了


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 また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ

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